2016年07月14日

Lalo Schifrin『There's A Whole Lalo Schifrin Goin' On』

架空サントラの玉手箱や!☆Lalo Schifrin『There's A Whole Lalo Schifrin Goin' On』
lalo schifrin there's a whole lalo schifrin goin' on.jpg
発表年:1968年
ez的ジャンル:サントラの巨匠系架空サントラ
気分は... :架空サントラの玉手箱や!

今回はサントラの巨匠Lalo Schifrinが1968年にリリースした『There's A Whole Lalo Schifrin Goin' On』です。

アルゼンチン出身のジャズ・ピアニスト/コンポーザー/アレンジャーLalo Schifrinの紹介は人気サントラ『Music From Mission: Impossible』(1967年)に続き2回目となります。

本作『There's A Whole Lalo Schifrin Goin' On』はサントラの巨匠Schifrinの全盛期にレコーディングされた架空のサントラ作品です。様々なタイプの楽曲が収録されており、サントラ曲のオムニバス的な面白さがあります。架空サントラの玉手箱や!

曲を聴きながら、"この曲ならば、●●なサントラが似合いそう"と妄想しながら聴くと楽しいと思います。

タブラ・ビートの「Secret Code」、ロマンチックな「Bride Of The Wind」モッドな格好良さがある「Life Insurance」、幻想的なビューティフル・チューン「How To Open At Will The Most Beautiful Window」、ラブ・コメディが似合いそうなボッサ「Two Petals, A Flower And A Young Girl」あたりが僕のお気に入りです。

Lalo Schifrinのサントラ好きの人は満足できる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Secret Code」
タブラ・ビートに妖しげなフルート、さらにはSchifrinのアナログ・シンセが絡むミステリアスな疾走感が魅力のオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=hM6DNJzZaoM

「Dissolving」
ストリングを配した美しくも悲しいムードの仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=rqF5y6QAWLk

「Machinations」
アクション映画のサントラにありそうな雰囲気の1曲。これから作戦開始!といった感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=okQEA9tMTLQ

「Bride Of The Wind」
この演奏は実にロマンチックです。女性の囁きも挿入され、恋愛映画のサントラといった趣です。
https://www.youtube.com/watch?v=O4e9bA94K0M

「Life Insurance」
モッドな格好良さがあるグルーヴィーなオルガン曲。スウィンギング・ロンドンが好きな方は気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=eaAcfhRdJtE

「How To Open At Will The Most Beautiful Window」
幻想的なビューティフル・チューン。美しいギターとフルートの調べがいいですね。フランス映画のサントラに似合いそう!
https://www.youtube.com/watch?v=MeQJ3t7dZcQ

「Vaccinated Mushrooms」
爽快サウンドの中にも茶目っ気のある弾けたピアノで楽しませてくれる1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=9B1ZZ3GwJ3Y

「Two Petals, A Flower And A Young Girl」
ラブ・コメディのサントラが似合いそうな小粋なボッサ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=_fovD3CWL88

「Wheat Germ Landscapes」
タブラ・ビートにのったスパイ映画のサントラって雰囲気です。下手くそだけどノリノリの男性スキャットはSchifrin本人なのでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=62HxasJelh4

「Gentle Earthquake」
派手さはありませんが、ビート感のあるサウンドはなかなかキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Wc_-80dYyU4

「Hawks Versus Doves」
ラストは壮大な歴史大作のサントラといった雰囲気ですが、ブラジルのエッセンスも散りばめられています。
https://www.youtube.com/watch?v=bHhYRQpvwjk

Lalo Schifrinの60年代の他作品もチェックを!

『Piano, Strings and Bossa Nova』(1962年)
Piano Strings & Bossa Nova (Dig)

『New Fantasy』(1964年)
ニュー・ファンタジー

『The Cincinnati Kid』(1965年)
Cincinnati Kid

『The Liquidator』(1965年)
Ost: the Liquidator

『Music From Mission: Impossible』(1967年)
Music From Mission: Impossible (1966-1973 Television Series)

『Cool Hand Luke』(1967年)
Cool Hand Luke

『Mannix』(1967年)
Mannix (TV Soundtrack)

『Bullitt』(1968年)
ブリット(Bullitt)

『More Mission: Impossible』(1968年)
Mission: Impossible...and More! by Schifrin, Lalo (1997-01-17) 【並行輸入品】

『The Fox』(1968年)
The Fox by Lalo Schifrin (2000-06-06) 【並行輸入品】

『Che!』(1969年)
Che!
posted by ez at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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