発表年:1969年
ez的ジャンル:アフロ+ラテン系ジャズ・グルーヴ
気分は... :謎多し・・・
今回はレア・グルーヴで再評価が高まった1枚、The Afro Soul-Tet『Afrodesia』です。
The Afro Soul-Tetは1968年にテキサスで結成されたグループ。
メンバーはJoey Dubreau(vibe)、Frank Morris(g、harmonica)、Eddie Paris(ds)、Johnny Kitchen(ds)、Dean Elliot(per)、William Quinn(fl、sax)、Bill Collins(key)という7名。
一部でPhil Moore III率いるThe Afro Latin Soultetの前身グループという紹介のされ方がなされていますが、グループ結成時期やメンバー構成からみて事実誤認のような気がします。間違っていたらゴメンナサイ。
そんなThe Afro Soul-Tet唯一のアルバムが『Afrodesia』です。1968-1971年頃の録音らしいですが、某ディスク・ポータル・サイトにはリリース1969年となっていたので便宜上そうしておきます。これも間違っていたらゴメンナサイ。
内容の方はアフリカ、ラテンのエッセンスを取り入れた、テキサスで結成されたグループとは思えないセンスのジャズ・グルーヴを聴かせてくれます。
アフリカン・リズムやラテン・リズムによるジャズ・グルーヴはかなり僕好みです。
全曲紹介しときやす。
「Afrodesia」
スコールのSEと共に始まるアフロ+ラテンなオープニング。密林の中のジャングル・ジャズといった感じです。フルートとハーモニカの響きがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=r7ibtqQUsEE
「Mozamba」
軽快なラテン・ジャズ。モッドな魅力もあり、かなり格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=N_qE2p4Hm9Y
「Soul Rockin'」
ハンド・クラップと共に高揚感が高まる、N.Y.ラテンのようなブーガルー・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=xhcnoKYSHVk
「Afro Revolt」
ジャズ・ユニットらしいオーセンティックな哀愁ジャズ。
https://www.youtube.com/watch?v=kFI1ggfzon4
「Drumbouie」
パーカッシヴなアフリカン・リズムが高揚感を誘います。中盤のブレイクは破壊力抜群です。
「Torrid Zone」
エスニック+スリリングな演奏が独特の雰囲気を醸し出します。
「Oom Gowa」
妖しげなムードが漂うオルガン・ラテン・ジャズ。狙ったB級感がいいですね。パーカッション・ブレイクもグッド!
「Slave Traders」
緩急でメリハリをつけた小粋なオトナのジャズ・グルーヴといった趣ですね。
「Aphro Bugaloo」
タイトルの通りのブーガルー。N.Y.ラテンがお好きな人は気に入るはず!
「Chocolate Drop」
フルートが先導する哀愁チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=HK_LOeYASEQ
「Le Berber」
ヴァイヴの響きが印象的な哀愁メロウ・ジャズ。
「Sand, Sun And Sea」
ストリングスを配した素敵なメロウ・ジャズで締め括ってくれます。フルートの音色がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=0NlilYW26BA
今週こそ関東も梅雨明けになるんですかね?