2016年08月16日

Tania Maria『Forbidden Colors』

アーバン感覚のブラジリアン・ジャズ☆Tania Maria『Forbidden Colors』
tania maria forbidden colors.jpg
発表年:1988年
ez的ジャンル:ブラジリアン女性ジャズ・ヴォーカル/ピアノ
気分は... :ジャケで損していますが・・・

今回はブラジルを代表する女性ジャズ・シンガー/ピアニストTania Maria『Forbidden Colors』(1988年)です。

これまで当ブログで紹介したTania Maria作品は以下の4枚。

 『Olha Quem Chega』(1971年)
 『Via Brasil vol.1』(1975年)
 『Via Brasil vol.2』(1975年)
 『Brazil With My Soul』(1978年)

NY.録音の本作はアーバン感覚のブラジリアン・ジャズを楽しめる1枚です。これまで紹介してきた4枚と比較すると知名度の低い1枚かもしれませんが、ブラジリアン・フィーリングのコンテンポラリー・ジャズを楽しめる1枚であり、正直僕が最も愛聴しているTania Maria作品でもあります。

プロデュースはTania MariaEric Kressmann

レコーディング・メンバーはTania Maria(vo、key)以下、Anthony Jackson(b)、Mark Egan(b)、Leo Traversa(b)、Steve Gadd(ds)、Buddy Williams(ds)、Kim Planfield(ds)、Dan Carillo(g)、Airto Moreira(per)、Steve Thornton(per)、Ted Lo(syn)、Dick Oatts(sax)です。

アーバンな魅力を楽しめる「It's Only Love」「What Will YOu Give Me For My Love」「Please Don't Stay」「Brazilian Eyes(Samba Sem Enredo)」というメロウ・バラード3曲、パーカッシヴなブラジリアン・グルーヴ「Chuleta」、オトナのコンテンポラリー感で寛げる「Forbidden Colors」、レゲエ調の「O Bom E」が僕のオススメです。

ジャケで損している感がありますが、中身はかなり充実した1枚です。
アーバンなオトナのブラジリアン・ジャズを堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「It's Only Love」
Tania Maria/Lesley Carter作。このオープニングが僕の一番のお気に入り。アーバンな魅力に溢れた大人のブラジリアン・ジャズって感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ON23niZrSFA

「Choices」
Tania Maria/Lesley Carter作。ボッサ・フィーリングとコンテンポラリー・ジャズを融合させた仕上がり。あくまでボッサは隠し味になっているのがいいですね。Dan Carilloのギターがいいアクセントになっています。

「What Will YOu Give Me For My Love」
Tania Maria/Lesley Carter作。Taniaのしっとりとした語り口に惹かれるメロウ・バラード。摩天楼の夜が似合いそうです。Dick Oattsのムーディーなサックスが盛り上げてくれます。

「O Bom E」
Tania Maria作。レゲエ調の小粋な仕上がり。レゲエのリズムにのってTaniaが楽しげなスキャットを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=1QHlW9g66gk

「Chuleta」
Tania Maria作。クラブジャズ好きの方ではあれば、Taniaのスキャットと共にパーカッシヴに疾走するこのブラジリアン・グルーヴが本作のハイライトになるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=esnA0Dl4_HE 
※オリジナル+ボンゴですが雰囲気は伝わるはず!

「Please Don't Stay」
Tania Maria/Lesley Carter作。バカンス気分のしっとりとしたメロウ・バラード。Taniaのヴォーカルはこういう雰囲気に合いますね。Dan Carilloのギター・ソロにもグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=dBZ6cFAe4Go

「Am I Too Late」
Tania Maria/Rob Crocker作。ピアノ・ジャズ・ヴォーカルらしい哀愁バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=68hUUgld6Wk

「Forbidden Colors」
Tania Maria/Lesley Carter作。タイトル曲は素敵なオトナのブラジリアン・コンテンポラリー・ジャズに仕上がっています。聴いているだけで寛げます。

「Brazilian Eyes(Samba Sem Enredo)」
Tania Maria/Lesley Carter作。ラストはブラジリアン・メロウな魅力に溢れたミディアム・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Qn2KmReuo-I

Tania Mariaの他作品もチェックを!

『Olha Quem Chega』(1971年)
Olha Quem Chega

『Via Brasil vol.1』(1975年)
ヴィア・ブラジル

『Via Brasil vol.2』(1975年)
Via Brasil Vol.2

『Brazil With My Soul』(1978年)
Brasil With My Soul

『Come With Me』(1982年)
Come with Me
posted by ez at 03:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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