2016年08月21日

Lakuta『Brothers & Sisters』

多国籍なUKアフロ・ファンク・バンド☆Lakuta『Brothers & Sisters』
Brothers & Sisters [帯解説・ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (BRC520)
発表年:2016年
ez的ジャンル:UKアフロ・ファンク
気分は... :残りあと2日・・・

新作からUKのアフロ・ファンク・バンドLakutaのデビュー・アルバム『Brothers & Sisters』です。

ケニアとタンザニアをルーツに持つリード・シンガーSiggi Mwasoteをはじめ、ガーナ人ハーフ、マレーシア人ハーフ、イタリア人などのメンバーも含む多国籍バンドです。

そんな多国籍UKアフロ・ファンク・バンドが名門Tru Thoughtsからリリースしたデビュー・アルバムが本作『Brothers & Sisters』です。

このデビュー作におけるメンバーは、Cicely Rose Taylor(congas、per、vo)、Siggi Mwasote(vo)、Claire Wootton(ss、ts)、Deen Lim(b)、Claire Mathews(bs)、Luke Rattenbury(g)、Damian McLean-Brown(tp)、Will Rumfitt(tb)、Tom Camidge(per、cola)、Mattia Bourgis(ds)という10名。

Fela Kuti直系のアフロ・ビートに加え、多国籍バンドらしいワールド・ミュージック的なエッセンスや、Hiatus Kaiyoteあたりに通じるハイブリッド感が加わったアフロ・ファンクを楽しめます。

アフロ・ファンク好きのみならず、ファンク好き、クラブ・ミュージック好きの人も楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Bata Boy」
アッパーなアフロ・ビートがオープニング。そんなアッパー・サウンドにのってSiggiのソウルフル・ヴォーカルが人種偏見を批判するメッセージを投げ掛けます。
https://www.youtube.com/watch?v=dKMreskhSuA

「Rice & Peace」
軽快なアフリカン・リズムで疾走するアフロ・ファンク。トライバルなダンス・ミュージックがお好きな人もグッとくるはず!

「So Sue Us」
ワールド・ミュージック的な魅力を持ったアフロ・ファンク。

「Pique」
ホーン隊が活躍するアフロ・ファンク。ライブ・バンドとしての彼らの実力を垣間見ることができるインスト・チューンです。

「Yansan」
ミステリアス&ダンサブルなアフロ・ジャズ。聴く者を独特の音世界に惹き付けます。このバンドの懐の深さを感じます。

「Changanya」
コラの音色に魅了されるフォーキーなアフロ・ジャズ。個人的にコラの音色が好きなので嬉しいです。

「Lose Yourself」
Tru Thoughts作品らしい洗練を感じるアフロ・ファンク。Siggiのソウルフル・ヴォーカルも含めて、かなり格好良い1曲だと思います。

「Mr Serious」
開放的なアフリカン・リズムを楽しめる1曲。リズムは軽やかでもメッセージはシリアスというのがこのグループらしいのでは?

「Fear Go Running」
Siggiのヴォーカルを先導役に緩急織り交ぜたアフリカン・サウンドで楽しませてくれます。

「Ultimate Robot」
タメのあるアフロ・グルーヴで魅了する前半から一気に加速する中盤以降と2段構えで楽しませてくれます。

国内盤ボーナス・トラックとして、「Bata Boy(Instrumental)」「Rice & Peace(Instrumental)」の2曲が追加収録されています。

UKアフロ・ファンクであれば、昨年当ブログで紹介したNo Go Stop『Agbara Orin』(2015年)もセットでどうぞ!

No Go Stop『Agbara Orin』(2015年)
Agbara Orin
posted by ez at 01:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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