2016年09月08日

Alex Attias Presents Mustang『Back Home』

エキセントリックなブロークン・ビーツ/フューチャー・ジャズ☆Alex Attias Presents Mustang『Back Home』
Mustang: Back Home
発表年:2004年
ez的ジャンル:エキセントリック系ブロークン・ビーツ/フューチャー・ジャズ
気分は... :エキセントリック!!!

今回はスイス出身のプロデューサーAlex AttiasMustang名義によるアルバムAlex Attias Presents Mustang『Back Home』(2004年)です。

Alex Attiasは、MustangCatalystFreedom SoundzXela Saittaなど様々な名義で活動すると同時に、BeatlessPaul Martinとのユニット)、Bel Air ProjectSeb Kohlerとのユニット)、Idema + CoPaul Cornetとのユニット)、PlutoniaDennis McFarlaneとのユニット)、River PlateStephane Attiasとのユニット)、The Age Of SelfishnessIan Grantとのユニット)、Ripperton & Alex Attias等とのユニットでも作品をリリースしています。

本作『Back Home』は、西ロンドンからスイスに拠点を戻し、Compost Recordsからリリースした作品です。

アルバムにはColonel RedBembe SegueVanessa FreemanDelMark De Clive-Loweといった西ロンドン系アーティストも参加しています。

アルバムは西ロンドンの流れを汲むブロークン・ビーツ/フューチャー・ジャズに、クラシック/オペラのエッセンスが加わったエキセントリックな音世界を展開しています。最初聴いたときは、その音世界に多少戸惑いを感じましたが、聴き重ねるごとにだんだんクセになってきます。

Colonel RedBembe SegueVanessa Freemanといった西ロンドンを代表する男女シンガーも参加しているので、フューチャー・ソウル作品としても楽しめるのでは?特にColonel Redは5曲に参加しており、Colonel Red好きはかなり楽しめるはずです。

エキセントリックなブロークン・ビーツ/フューチャー・ジャズをぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Help Me」
Colonel Redをフィーチャーしたオープニング。。"西ロンドンのD'Angelo"ことColonel Redの魅力を活かしたセクシーなフューチャー・ソウルです。本作らしくはありませんが僕好みの1曲です。

「Future Jazz」
DelとRuti Halvaniをフィーチャー。本作らしいフューチャー・オペラとでも呼びたくなるドラマチック・サウンドにのってUKラッパーDelがフロウします。
https://www.youtube.com/watch?v=TxLc5n-EVfQ

「Closer To Me」
西どんどん好きの人は気に入るであろうアッパーなブロークン・ビーツ。 Jessica Laurenのスペイシーなキーボードが印象的です。

「Confusion」
近未来のアクション映画のサントラといった雰囲気のドラマチックなダンサブル・チューン。

「Angels」
Xelaをフィーチャー。Xelaのオペラ調ヴォーカルとフューチャー・サウンドが入り混じった摩訶不思議な1曲に仕上がっています。

「Back Home」
タイトル曲はトライバルなリズムにIsabelle Hornungのヴァイオリンが絡む無国籍なダンス・チューンに仕上がっています。

「10,000 Leagues Deeper」
Bembe Segueをフィーチャー。西ロンドン好き、Bembe Segue好きの人であれば、気に入るであろうダークなダンス・チューンです。Jessica Laurenによるストリングス・キーボードがドラマチックに盛り上げます。

「Darker Side Of Light」
Vanessa Freemanをフィーチャー。Vanessa Freemanとはシングル「Give A Little Love」(2000年)でもタッグを組んでいます。本作らしい西ロンドン+フューチャー・オペラな雰囲気を楽しめるダンス・チューンです。

「Everchanging Times」
Colonel RedとMark De Clive-Loweをフィーチャー。ドラマチックなミディアム・テンポのフューチャー・ソウルです。Alex Attias独特の音世界とColonel Redの魅力的なヴォーカルが違和感なく融合しています。

「In The Jungle」
Colonel Redをフィーチャー。前曲から一転し、ジャングル・モードのトライバルなアッパー・チューンです。

「Transformation」
アンビエントな疾走感が心地好い1曲。個性的なトラックが続く中で一息つけます。

「Finding Who We Are」
Colonel Redをフィーチャー。トライバルなフューチャー・ソウルはColonel Redのセクシーな魅力を引き出すことに成功しています。
https://www.youtube.com/watch?v=5Imoo7Y3L30

Alex Attiasにご興味がある方はBeatless『Life Mirrors』(2001年)あたりもチェックしてみては?

Beatless『Life Mirrors』(2001年)
Life Mirrors
posted by ez at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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