発表年:1972年
ez的ジャンル:チカーノ系ラテン・ロック/ファンク
気分は... :ドルフィンズ開幕戦飾れず・・・
いよいよNFLが開幕しました。
我がドルフィンズはシーホークスに惜しくも逆転負け。
いい展開だっただけに悔やまれます。
悔やまれるといえば、開幕戦でペイトリオッツと戦ったカーディナルスも最後FG失敗で逆転勝ちを逃したのは悔しすぎますね。個人的には、AFC東地区でドルフィンズの最大の難敵であるペイトリオッツに開幕で黒星がつくのを期待していたのですが・・・
来年2月まで今シーズンも楽しみたいと思います。
Santanaの弟分ラテン・ロック・バンドMaloの2ndアルバム『Dos』(1972年)です。
Carlos Santanaの実弟Jorge Santana率いるベイエリアのラテン・ロック・バンドMaloの紹介はデビュー・アルバム『Malo』(1972年)に続き2回目となります。
人気のデビュー・アルバム『Malo』と同じ1972年にリリースされた本作『Dos』ですが、前作から残ったメンバーはJorge Santana(g)、Arcelio Garcia, Jr.(vo、per)、Pablo Tellez(b、per)、Richard Kermode(key、el-p、org、p、per)の4名のみで、Leo Rosales(timbales、congas、bongos、ds、per、vo)、Francisco Aquabella(congas、bongos、per、vo)、Hadley Caliman(ts、bs、fl)、Forrest Buchtel(tp)という4名が新メンバーとしてグループに加わっています。
プロデュースはDavid Rubinson。
1st『Malo』以上に、灼熱のラテン・ビートが炸裂する熱すぎる1枚に仕上がっています。その意味でMaloというグループの本質をより楽しめるはずです。
個人的にはラストの「Latin Bugaloo」がハイライト。それ以外にも「Momotombo」、「Oye Mama」、「Hela」と熱すぎるラテン・グルーヴが並びます。また、メロウ好きの人には「I'm For Real」がオススメ。
最初に聴くべきは『Malo』だと思いますが、この2ndもセットで聴くことでMaloの本当の魅力に触れることができるはずです。
全曲紹介しときやす。
「Momotombo」
Pablo Tellez/Abel Zarate作。灼熱のラテン・ビートに、本作らしい豪快なホーン・アンサンブルが炸裂するラテン・ファンクでアルバムは幕を開けます。聴いているだけでアドレナリン出まくりです。ラテン・ファンクでもJorge Santanaをはじめロッキンなエッセンスが効いているのがMaloらしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=-Q7I0mgjPOk
「Oye Mama」
Arcelio Garcia, Jr./Leo Rosales作。この曲も灼熱のラテン・ビートで躍動します。この演奏はラテン・ロック好きというより、ラテン好きの人が歓喜する演奏なのでは?Richard Kermodeのピアノが印象的です。とにかく熱すぎる!
https://www.youtube.com/watch?v=5Vgyg1TeMSo
「I'm For Real」
Arcelio Garcia, Jr./Jorge Santana作。前半はムーディーなラテン・メロウ・グルーヴ。終盤はサウンドも厚みが増し、盛り上がります。
https://www.youtube.com/watch?v=ysCYy_kVUso
「Midnight Thoughts」
Pablo Tellez作。フルートがナビゲートする哀愁のインスト・メロウ・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=PnORYQPxj2U
「Hela」
Arcelio Garcia, Jr./Francisco Aquabella作。ラテン・ロックな格好良さを楽しめます。ハイ・テンションのラテン・ビートと共にJorge Santanaのギターが炸裂します。それだけに終わり方がイマイチなのが少し残念ですが。
https://www.youtube.com/watch?v=zsiLlx111Tw
「Latin Bugaloo」
Abel Zarate/Arcelio Garcia, Jr.作。個人的には本作のハイライト。この9分半の演奏にMaloというグループの魅力が凝縮されていると思います。ベイエリアらしい灼熱のラテン・グルーヴを存分に堪能できます。熱すぎて焼き切れそうです!
https://www.youtube.com/watch?v=OPEJkUrvU10
Maloの他作品やリーダーJorge Santanaのソロ作もチェックを!
『Malo』(1972年)
『Evolution』(1973年)
『Ascencion』(1974年)
Jorge Santana『Jorge Santana』(1978年)
Jorge Santana『It's All About Love』(1978年)