2016年10月20日

Perry & Sanlin『For Those Who Love』

Phil Perryによる男性ソウル・デュオ☆Perry & Sanlin『For Those Who Love』
perry & sanlin for those who love.jpg
発表年:1980年
ez的ジャンル:男性ソウル・デュオ
気分は... :サレンダー!

男性ソウル・デュオPerry & Sanlinの1stアルバム『For Those Who Love』(1980年)です。

Perry & Sanlinは、Kevin SanlinPhil Perryというセントルイスのソウル・グループThe Montclairsの元メンバー2人が組んだ男性ソウル・デュオ。

Perry & Sanlinとして『For Those Who Love』(1980年)、『We're The Winners』(1981年)という2枚のアルバムをリリースしています。

その後、Phil Perryはセッション・シンガーとして数多くのアーティストのレコーディングに参加した後、1991年のアルバム『The Heart Of The Man』を皮切りにソロ・アーティストとして活動するようになります。僕もPhil Perryとの出会いは『The Heart Of The Man』でした。

1stアルバムとなる本作『For Those Who Love』(1980年)は、アーバン/モダン・ソウルな魅力に溢れた1枚です。

レコーディングにはKevin Sanlin(vo、g、b)、Phil Perry(vo、key)以下、Charles Fearing(g)、Michael McGlory(g)、Nathan East(b)、Scott Edwards(b)、 John Barnes(key)、Mike Lang(key)、Patrice Rushen(key)、Tony Coleman(key)、Leon Chancler(ds、per)、Paulinho Da Costa(per)、Julia Tillman Waters(back vo)、Maxine Willard Waters(back vo)、Edie Lehman(back vo)、Marti McCall(back vo)、Myrna Matthews(back vo)、Sherrie Payne(back vo)等のミュージシャンが参加しています。

プロデュースはCharles JacksonDr. Cecil Hale

男性ソウル・デュオらしさとこの時代らしいサウンドを両立させているのがアルバムの魅力だと思います。

個人的には、モダン・ソウル名曲と再評価の高い「With You」、アーバン・メロウな「Off On Your Love」、爽快モダン・ソウル「It's Alright」あたりが特にオススメです。

アルバム全編を通して充実した1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Off On Your Love」
オススメその1。Charles Jackson/Phil Perry作。AOR的魅力を持ったアーバン・メロウなオープニング。名うてのミュージシャンによるバッキングもグッド!今の時期より夏に聴きたいサウンドですが。
https://www.youtube.com/watch?v=AOIv7cocPR8

「It's Alright」
オススメその2。Phil Perry/Kevin Sanlin作。ポジティブなヴァイブに満ちた爽快モダン・ソウル。Phil Perryのハイ・トーン・ヴォーカルが栄えます。
https://www.youtube.com/watch?v=bMJtKOgaIzU

「Since You (Came Into My Life)」
Charles Jackson/Phil Perry作。ジワジワと盛り上がるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=-6mX29LbJWU

「Just To Make You Happy」
オススメその3。Charles Jackson/Phil Perry作。スウィートな魅力を楽しめるメロウ・バラード。バラード系ならばコレが一番好き!
https://www.youtube.com/watch?v=yUW4OlA35pE

「Keep Dancing」
Phil Perry/Kevin Sanlin作。タイトルの通りのディスコ・チューンです。このデュオらしいヴォーカル・ワークを楽しめるダンス・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=mFdVbedEmzo

「You Can't Hide Love」
Skip Scarborough作。『Gratitude』(1975年)収録のEarth, Wind & Fireヴァージョンでお馴染みの楽曲をカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介したCreative Sourceヴァージョンです。当ブログでは『Live At The Jazz Cafe,London』収録のD'angeloヴァージョンも紹介済みです。ここでは少しシブいオトナの「Can't Hide Love」を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ARuQQSNUO_o

「We Belong Together」
Spinnersのカヴァー(Linda Creed/Thom Bell作)。オリジナルは『Spinners』(1973年)に収録されています。オーセンティックなバラードをしっとりと歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=hKyNdN5hTgo

「With You」
オススメその4。Charles Jackson/Phil Perry/Tony Coleman作。今日、モダン・ソウル名曲と再評価の高い1曲。大人の小粋なアーバン・ダンサーって雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=kgtG7jiXOcA

「I'm So Glad There's You」
Phil Perry作。ドリーミーなイントロが印象的なメロウ・バラード。ビューティフルに最後は締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=eP2YDFJ8wPg

Drake「Lust for Life」、1982「2012」のサンプリング・ソースとなっています。
Drake「Lust for Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=AmSFP3veWyc

2nd『We're The Winners』(1981年)もセットでどうぞ!

『We're The Winners』(1981年)
We’re The Winners

『For Those Who Love/We're The Winners』(1980年/1981年) ※2in1CD
For Those Who Love / We're the Winners
posted by ez at 02:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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