2016年11月24日

Shello『The Home Girl』

L.A.の女性ラッパー/シンガーによるウェッサイな魅力の詰まった1枚☆Shello『The Home Girl』
Homegirl
発表年:1994年
ez的ジャンル:ウェッサイ系女性ラッパー/シンガー
気分は... :雪トラブルにご注意を…

今回はウェッサイ系女性ラッパー/シンガーShello唯一のアルバム『The Home Girl』(1994年)です。

ShelloはL.A.サウスセントラル出身の女性ラッパー/シンガー。

そんな彼女の唯一のアルバム『The Home Girl』(1994年)は、ウェッサイ/Gファンク好きにはグッとくる1枚に仕上がっています。ラッパーShelloとR&BシンガーShelloが1枚の中で楽しめるのがいいですね。

プロデュースはKeith LewisDJ QuikRobert "Fonksta" BaconDarryl ReedTorcha ChambaDJ Madball "Tony Dee"

シングルにもなった人気のパーティー・ファンク「West Coast Boogie」、同じくシングルになったG-Funk「Another Love Gone Bad」あたりがハイライトだと思いますが、個人的にはDJ Quikプロデュースの「Sweet Love And Ecstasy」「Good Thang」がイチオシです。あとはネタ感が楽しい「Say You Love Me」あたりもいいですね。

90年代R&B作品に多いパターンですが、アルバム1枚で消えてしまったのが実に勿体ないと思える充実の1枚です。

これだから90年代R&Bは止められない・・・

全曲紹介しときやす。

「West Coast Boogie」
Keith Lewis/Darryl Reedプロデュース。オープニングはシングルにもなった人気のパーティー・ファンク。Parliament「Aqua Boogie (A Psychoalphadiscobetabioaquadoloop)」をサンプリングしたキャッチーなトラックはGファンク好きにはたまらないはず!
https://www.youtube.com/watch?v=-KrqDqNioOQ

「Hello」
Darryl Reed/Torcha Chambaプロデュース。Gファンクらしい高音シンセの音色が印象的なトラックをバックに、ラガ調ラップでまくし立てます。
https://www.youtube.com/watch?v=w9-QlM-rVBQ

「Sweet Love And Ecstasy」
DJ Quikプロデュース。僕の一番のお気に入り。DJ Quikのセンスの良さとShelloの妖艶なヴォーカルに惚れ惚れする1曲。聴いているだけで体を揺らしてしまうファンク・グルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=2Yhvo9QhNXQ

「Good Thang」
DJ Quikプロデュース。The Blackbyrds「Mysterious Vibes」をサンプリングしたアーバン・メロウなミディアム・グルーヴ。90年代女性R&B好きの人は満足度が高い1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=eqkMEwx77zw

「I Just Want You Here」
Robert "Fonksta" Bacon/Darryl Reedプロデュース。Robert "Fonksta" BaconはDJ Quikとの仕事で知られるギタリストですね。哀愁モードのミディアム・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=1Yb9AyOXW98

「Street Niggaz」
DJ Quikプロデュース。Shelloのラッパーとしての側面を楽しめる1曲。The Brothers Johnson「Ain't We Funkin' Now」 をサンプリングし、DJ Quikが自身の「Tha Last Word」ネタも織り交ぜています。
https://www.youtube.com/watch?v=pnOSbAyFRis

「Funky Shit」
Keith Lewisプロデュース。Skubie Tha Ciko Sonをフィーチャーしたギャングスタ感のあるウェッサイなHip-Hopチューン。不穏な空気が漂います。P-Funkなエッセンスも楽しいです。

「Another Love Gone Bad」
Keith Lewisプロデュース。この曲もシングルにもなりました。Keith Lewisによるブリブリのシンセの響きが格好良いGファンク・チューン。Gファンク好きには間違いない仕上がりでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=f5Qf8THcJNQ

「All Night Long」
Keith Lewisプロデュース。Zapp「More Bounce to the Ounce」 、Sly & The Family Stone「Sing a Simple Song」をサンプリング。硬質なビートと美しいキーボードの音色が織り成す哀愁グルーヴが印象的なこの時代らしいヒップ・ホップ・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Rhagy9Gti9g

「Say You Love Me」
DJ Madball "Tony Dee"プロデュース。Run-D.M.C.「Here We Go」、Crusaders「Marcella's Dream」、John Coltrane「India」をサンプリングした巧みなトラックにグッとくるクールなR&Bグルーヴです。

「West Coast Boogie (Reprise)」
Keith Lewis/Darryl Reedプロデュース。「West Coast Boogie」のリプライズ。

今日は雪で振り回される1日になりそうですね。
こういう時は余計な外出をしないことが一番!
籠って溜まった仕事に集中しようっと・・・
posted by ez at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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