発表年:1980年
ez的ジャンル:メロウ・ソウル/ファンク・グループ
気分は... :メロウ・バラードが似合う日・・・
今日はメロウ・バラードに包まれたい気分・・・
セレクトしたのは、1970年代後半から80年代前半に活動していたソウル/ファンク・グループSwitchの4thアルバム『This Is My Dream』(1980年)です。
DeBargeのメンバーの実兄Bobby DeBarge、人気ソウル・シンガーJames Ingramの実弟Phillip Ingramがリード・ヴォーカルを務めるソウル/ファンク・グループSwitchの紹介は、1stアルバム『Switch』(1977年)に続き2回目となります。
本作『This Is My Dream』(1980年)は、『Switch』(1977年)、『Switch II』(1979年)、『Reaching for Tomorrow』(1980年)に続く4thアルバムであり、これまでと同じくGordyからのリリースです。
本作のメンバーは、Bobby DeBarge(vo、key)、Thomas DeBarge(b)、Phillip Ingram(vo、per)、Jody Sims(ds、tb)、Gregory Williams(key、tp)、Eddie Fluellen(key、tb)の6名。
1曲を除き、メンバーのBobby DeBargeとGregory Williamsがプロデュースしています。
「Love Over And Over Again」、「All I Need Is You」といったBobby DeBargeのハイトーン&ファルセット・ヴォーカルが栄えるメロウ・バラードがアルバムのハイライトだと思います。Phillip Ingramがリード・ヴォーカルのメロウ・バラード「Without You In My Life」もオススメです。
「Believe In Yourself」、「Just Imagine」、「What A Feeling」といったアップものでも素敵なヴォーカル・ワークとポップな味わいがあって好きです。
こういうメロウな楽曲が栄える80年代作品大好きです。
全曲紹介しときやす。
「Believe In Yourself」
インディアンのような雄叫びと共に始まるファンク・チューン。ファンクでもDeBargeに通じるポップな味わいがあるのがSwitchらしいかもしれませんね。この曲のみJody SimsとBobby DeBargeのプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=BQ7FmFwBcbY
「Love Over And Over Again」
シングルとして全米R&Bチャート第9位のヒットとなったスロウ・バラード。こうしたメロウ・バラードにこそがSwitchの真骨頂かもしれませんね。優しいハイトーン&ファルセット・ヴォーカルが聴く者を包み込みます。
https://www.youtube.com/watch?v=TZMLLJw4k20
「Just Imagine」
軽快なダンサブル・チューン。ライト&ポップなヴォーカル・ワーク&サウンドが実に心地好いです。ノリのいいホーン・アンサンブルもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=P0meaHkXve8
「All I Need Is You」
メロディアスなミディアム・バラード。このグループらしいハイトーンのヴォーカルワークが栄える素敵な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=LRcqfHj3t7Y
Knxwledge.「allineedis」、StewRat「Empty」のサンプリング・ソースにもなっています。
Knxwledge.「allineedis」
https://www.youtube.com/watch?v=Bq200TpZZ0c
StewRat「Empty」
https://www.youtube.com/watch?v=TzWDLVonL_k
「You And I」
DeBarge好きの人は気に入りそうなメロウ・ワールド全開のバラード。ドリーミーなコーラスワークを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=xek-PTSIuHg
「What A Feeling」
スペイシー・シンセと共に始まるEarth, Wind & Fire調のポップ・ファンク。こういったダンサブルな楽曲でも素晴らしいヴォーカル・ワークが栄えます。
https://www.youtube.com/watch?v=CoSzZLGIkPA
「Without You In My Life」
Bobby DeBargeとは異なる魅力を持ったPhillip Ingramのヴォーカルを堪能できるメロウ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=WpJrokfYTxA
「Why'd You Let Love Fall」
少しビターなトーンのミディアム・バラード。悪くはないですが、他のメロウ・バラードと比較すると少し不利化も?
https://www.youtube.com/watch?v=UILAXvBObxU
「We Can Make It Better (Overture)」
美しいコーラス・ワークを聴かせる小曲。
「This Is My Dream」
ラストはしっとりとしたビューティフル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Rk-cc-Ml3Gs
Switchの他作品もチェックを!
『Switch』(1978年)
『Switch II』(1979年)
『Reaching for Tomorrow』(1980年)
『Am I Still Your Boyfriend?』(1984年)