2017年01月08日

Cerrone『Red Lips』

ディスコ・レジェンド約7年ぶりの新作☆Cerrone『Red Lips』
Red Lips
発表年:2016年
ez的ジャンル:ディスコ・レジェンド
気分は... :老いてはますます壮なるべし・・・

1970年代のユーロ・ディスコ・シーンを代表するアーティストCerroneの約7年ぶりの新作『Red Lips』(2016年)です。

Cerrone(本名:Marc Cerrone )は1952年フランス、パリ郊外のヴィトリ・シュル・セーヌ生まれのミュージシャン/プロデューサー/コンポーザー。

アフロ/ラテンのエッセンスを取り入れたディスコ・バンドKongasを経て、1976年からソロ名義での活動を開始します。

そして、「Love In C Minor」「Cerrone's Paradise」「Supernature」等のディスコ・ヒットを飛ばし、Giorgio Moroderと並びユーロ・ディスコ・シーンを牽引する存在となりました。

その後もコンスタントに作品をリリースしてきたディスコ・レジェンドが昨年末にリリースした最新作が『Red Lips』(2016年)です。

アルバムには、Disclosure「Moving Mountains」でフィーチャーされていた男性シンガーBrendan Reilly、UKのシンガー・ソングライターSam Gray、カナダの女性シンガー・ソングライターKiesza、USの人気R&Bシンガー/ラッパーAloe Blacc、人気R&BプロデューサーであるMike City、UKのデュオHot ChipのメンバーAlexis Taylor、フレンチ・エレクトリック・ファンク・ユニットDax Riders、アフロビートのレジェンドTony Allen等の多彩なアーティストがフィーチャリングされています。また、レジェンド・ギタリストNile Rodgersも参加しています。

現在、64歳となったディスコ・レジェンドCerroneですが、本作のサウンドはバリバリの現役モードであり、昨今のディスコ/ブギー作品と比較しても、遜色ないどころか、他を凌駕する出来栄えだと思います。どこを切っても極上ディスコのオンパレードです。

老いてはますます壮なるべし!
ディスコ好き必聴の1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Therapy」
オススメその1。James Hartをフィーチャー。美しいピアノのイントロと共に始まるキャッチーなダンス・チューンでアルバムは幕を開けます。ストリングス&ホーンも巧みに取り入れたサウンドにレジェンドの熟練を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=Ie9UDlYgcIg

「Move Me」
オススメその2。Brendan Reillyをフィーチャー。アルバムからの1stシングルにもなっています。70〜80年代N.Y.ディスコ好きの人であれば、間違いない王道ディスコ・チューン。軽やかなKamil Rustamのギター・カッティングが心地好いですね。Brendan ReillyもDisclosure作品に起用されるのも頷ける魅惑のヴォーカルを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=MVR3W3qJO3A

「Illuminate Me」
Sam Grayをフィーチャー。Nile Rodgers参加曲でもあります。ディスコ・レジェンド2人の共演というだけでも興奮しますね。Nile Rodgersが彼らしいギター・プレイで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=FETICezT1uk

「Ain't No Party(like Monday Night」
Kiezsaをフィーチャー。Kiezsaのコケティッシュな歌声を生かした妖艶なダンス・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=e5ob07DLXDU

「Take Over」
オススメその3。Brendan Reillyをフィーチャー。昨今のディスコ/ブギー・ブーム好きの人ならば、きっと気に入るであろうキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=6I0qe85EmbI

「C'est Bon」
オススメその4。Aloe Blaccをフィーチャー。歯切れのいい疾走感にグッとくるダンス・チューン。2016年仕様のCerroneを実感できる1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=MF7xT0ownro

「Red Lips」
Wallace Turrellをフィーチャー。タイトル曲には甘く危険な香りが漂います。Robert "J.J." Smithのベースが格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=nm4k70dITYM

「Kiss It Better」
オススメその5。Yasminをフィーチャー。Yasminのフェミニンな魅力を生かした華やかなディスコ・チューンに仕上がっています。ここでもRobert "J.J." Smithの格好良いベースが目立っています。
https://www.youtube.com/watch?v=qDgDdYofHtc

「You Only Live Once」
オススメその6。Mike Cityをフィーチャー。Mike Cityの何処となく儚いヴォーカルが栄えるディスコ・チューン。こういうの大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=wDc_qLnWjyU

「Steal Your Love」
オススメその7。Alexis Taylorをフィーチャー。Alexis Taylorの男の色気を感じるヴォーカルがソウルフル・ハウス調のサウンドとよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=FKl_hZuqmks

「Jane」
Dax Ridersをフィーチャー。トークボックスを使ったエレクトリック・ファンク調の仕上がり。アルバムのいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=P1_5RfOnVbY

「I Want」
Chelcee Grimes & Mike Cityをフィーチャー。キュートなChelcee、儚いMike Cityという対照的な2人のヴォーカルを上手く活かしています。
https://www.youtube.com/watch?v=qdx4PjS3Qbc

「Time Machine」
オススメその8。Sam Grayをフィーチャー。Kamil RustamがNile Rodgersばりのカッティング・ギターで盛り上げてくれるディスコ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=6SMd1apTR-I

「2nd Chance」
オススメその9。アフロビートのレジェンドTony Allenをフィーチャー。アフロなエッセンスを取り入れたトライバルなディスコ・ファンクで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=f2SlTqUpG4Y

ご興味がある方はCerroneの他作品や、かつて在籍していたKongasの作品もチェックを!

『Love in C Minor (Cerrone I)』(1976年)
Love in C Minor

『Cerrone's Paradise (Cerrone II)』(1977年)
Cerrone's Paradise

『Supernature (Cerrone III)』(1977年)
Cerrone 3 Supernature

『Cerrone IV: The Golden Touch』(1978年)
The Golden Touch

『Angelina (Cerrone V)』(1979年)
Angelina

『Portrait of a Modern Man (Cerrone VI)』(1980年)
Cerrone VI by Cerrone

『You Are The One (Cerrone VII)』(1980年)
You Are the One

『Back Track (Cerrone VIII)』(1982年)
Back Track

『Your Love Survived (Cerrone IX)』(1982年)
9 (Your Love Survived)

『Where Are You Now』(1983年)
Cerrone X-Where Are You Now

『The Collector (Cerrone XI)』(1985年)
Cerrone XI-the Collector

『Way In (Cerrone XII)』(1989年)
Way in

『Dancing Machine (Cerrone XIII)』(1990年)
Cerrone 13: Dancing Machine

『Dream (Cerrone XIV)』(1992年)
Cerrone XIV-Dream

『X-Xex (Cerrone XV)』(1993年)
Cerrone XV-X-Xex

『Human Nature (Cerrone XVI)』(1994年)
Human Nature [European Import]

『Hysteria (Cerrone XVIII)』(2002年)
Hysteria

『Celebrate! (Cerrone XXI)』(2007年)
Celebrate !

『Love Ritual (Cerrone XXII)』(2008年)
Love Ritual

Kongas『Africanism』(1977年)
Africanism

Kongas『Anikana-O』(1978年)
Anikana-O
posted by ez at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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