発表年:1971年
ez的ジャンル:Hot Wax系デトロイト・ソウル
気分は... :男気ヴォーカル!
NFLディビジョナル・プレーオフの初日は、ファルコンズ、ペイトリオッツが勝利し、シーホークス、テキサンズが敗れ去りました。
「ファルコンズ対シーホークス」はシーホークス勝利を予想していたのですが、ファルコンズの力は本物ですね。
ペイトリオッツは前半こそターンオーバー等で少しもたつきましたが、後半は危なげない試合運びでしたね。アンチ・ペイトリオッツの僕としては打ち破るチームを待望しているのですが、今年もスーパーボウルまで行きそうな雰囲気ですね。
今日は「カウボーイズ対パッカーズ」「チーフス対スティーラーズ」の好カード2試合。ただし、「チーフス対スティーラーズ」が試合時間変更のせいで生中継がないのが残念です。
今回はHot Wax系のソウル・グループ100 Proof Aged In Soulの1stアルバム『Somebody's Been Sleeping In My Bed』(1971年)です。
1969年にデトロイトで結成されたソウル・グループ100 Proof Aged In Soulの紹介は、2ndアルバムl『100 Proof (Aged In Soul)』(1972年)に続き2回目になります。
Holland-Dozier-HollandのHot Waxから1969年にシングル「Too Many Cooks (Spoil the Soup)」でデビューし、続く2ndシングル「Somebody's Been Sleeping」が全米Top10ヒットとなった勢いでリリースされたのが、1stアルバムとなる本作『Somebody's Been Sleeping In My Bed』(1971年)です。
本作におけるメンバーはSteve Mancha(本名Clyde Wilson)を中心に、Eddie Holiday、Joe Stubbs、Don Hatcherの4名。
プロデュースはGreg Perry、Raynard Miner、William Weatherspoon。
ヒット曲「Somebody's Been Sleeping」や、Steve Manchaのヴォーカルが躍動する「One Man's Leftovers (Is Another Man's Feast)」、ディープなスロウ・ミディアム「I've Come To Save You」、味わい深い「She's Not Just Another Woman」、ジワジワと迫ってくる「I Can't Sit And Wait (Til Johnny Comes Marching Home)」あたりが僕のオススメです。結局、すべてSteve Manchaのリード・ヴォーカル曲なのですが・・・
Steve Manchaの男気のあるソウル・ヴォーカルを堪能できる1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Somebody's Been Sleeping」
Angelo Bond/General Johnson/Greg Perry作。前述のように、全米Top10ヒットとなったグループの代表曲です。ロッキンなイントロに続き、Manchaのヴォーカルと共に小気味よいアップテンポのソウル・グルーヴで駆け抜けます。
https://www.youtube.com/watch?v=3_QkrzaxR0Q
The Main Ingredient、Foghatがカヴァーしています。メンバーのJoe Stubbsも後年カヴァーしています。また、Big Daddy Kane「Somebody's Been Sleeping in My Bed」のサンプリング・ソースとなっています。
「Love Is Sweeter (The Second Time Around)」
General Johnson/Greg Perry/Ronald Dunbar作。派手さはありませんが味わい深いミディアム・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=I_GhfFQcRqI
「One Man's Leftovers (Is Another Man's Feast)」
Angelo Bond/General Johnson/Greg Perry作。「Somebody's Been Sleeping」と同タイプの躍動するアップテンポのソウル・グルーヴ。ヴィヴィドなサウンドとManchaの弾けたヴォーカルがよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=sSK9n9iT6ns
「I've Come To Save You」
Clyde Wilson作。ソウル・ヴォーカル・グループらしいディープなスロウ・ミディアム。8th Day名義でも本曲がリリースされています。
https://www.youtube.com/watch?v=tJXxtO-X_Ng
Day feat. Tactica「Zuz」、Benzino feat. The Untouchables「Untouchables」、Bad Luck feat. Ol' Dirty Bastard「Earley Grave」、KeKe「Znakomicie」等のサンプリング・ソースとなっています。
Day feat. Tactica「Zuz」
https://www.youtube.com/watch?v=BIuzviputys
Benzino feat. The Untouchables「Untouchables」
https://www.youtube.com/watch?v=ecj7Xd3NvUU
Bad Luck feat. Ol' Dirty Bastard「Earley Grave」
https://www.youtube.com/watch?v=P4R8HbELNbs
KeKe「Znakomicie」
https://www.youtube.com/watch?v=eXYfJtFYKdc
「Ain't That Lovin' You (For More Reasons Than One)」
Duke Browner作。Johnnie Taylorのカヴァー。ここではJoe Stubbsがリード・ヴォーカルをとります。男女の会話形式のスウィート・ソウルで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=dfCQSW2TCtU
Mathematics, U-God, Masta Killa & Solomon Childs feat. Buddha Bless「King Toast Queen」、Freeway「Addiction」のサンプリング・ソースとなっています。
Mathematics, U-God, Masta Killa & Solomon Childs feat. Buddha Bless「King Toast Queen」
https://www.youtube.com/watch?v=oQgIsiKsImg
Freeway「Addiction」
https://www.youtube.com/watch?v=_OIQH_NypDE
「Not Enough Love To Satisfy」
Clyde Wilson作。哀愁のソウル・グルーヴ。Manchaの切々としたヴォーカルにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=odVmaDwVjTw
「Age Ain't Nothing But A Number」
Clyde Wilson/General Johnson/Greg Perry/Ronald Dunbar作。ポップ・ソウル的なアップ・チューン。実にキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=MuuUPcDjH54
「She's Not Just Another Woman」
Clyde Wilson作。Manchaのヴォーカルの魅力を実感できるミディム。噛めば噛むほど味が出てきそうなシブさがいいですね。この曲も8th Day名義でもリリースされています。
https://www.youtube.com/watch?v=foIv9HmgrRo
「Too Many Cooks (Spoil The Soup)」
Edith Wayne(Holland-Dozier-Holland)/Angelo Bond/Ronald Dunbar作。デビュー・シングル曲です。ここではEddie Holidayがリードをとります。少しテンポを落としたタメの効いたファンキー・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=M24qxOxmdxs
「I Can't Sit And Wait (Til Johnny Comes Marching Home)」
William Weatherspoon作。ファズ・ギターも交えたサウンドをバックに、Manchaの少しハスキーなヴォーカルが迫ってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=98uvFLICFbc
「Backtrack」
Angelo Bond/General Johnson/Greg Perry/Zachary Perry作。力強いサウンドをバックに、Joe Stubbsがリード・ヴォーカルをとります。
https://www.youtube.com/watch?v=gjAxoa_MLPo
l『100 Proof (Aged In Soul)』(1972年)