
発表年:2008年
ez的ジャンル:UKドラムンベース
気分は... :誰もいない街・・・
今日は何となくドラムンベースが聴きたい気分!
セレクトしたのはLondon Elektricity『Syncopated City』(2008年)です。
London ElektricityはTony Colmanによるソロ・プロジェクト。
元々はColmanとChris Gossの2人によるユニットであり、2人が立ち上げたHospital Recordsからデビュー・アルバム『Pull the Plug』(1999年)をリリースしました。その後、Chris GossがHospital Recordsのマネジメントに専念したため、Colmanのソロ・プロジェクトとなりました。
Colmanのソロ・プロジェクトとなってからは、『Billion Dollar Gravy』(2003年)、『Power Ballads』(2005年)、『Syncopated City』(2008年)、『Yikes!』(2011年)、『Are We There Yet?』(2015年)といったスタジオ・アルバムをリリースしています。
本作『Syncopated City』(2008年)は、4枚目のスタジオ・アルバムとなります。
アルバム全体はLondon Elektricityらしいシンフォニックなドラムンベースに加え、ロッキン・フィーリングのサウンドも特徴的です。
London Elektricity作品ではお馴染みのLiane Carrollをはじめ、Elsa Hedberg、Pat Fulgoni、Tomahawkといったヴォーカリストがフィーチャーされています。さらには国内盤の「Just One Second」では、ピチカート・ファイヴでお馴染みの女性ヴォーカリスト野宮真貴さんがフィーチャリングされています。
また、Orchestra Galacticaがホーン&ストリングスを手掛けています。
洗練されたドラムンベースの疾走感にグッとくる1枚です。
全曲紹介しときやす。※国内盤の構成です。
「Bare Religion」
London Elektricityらしいシンフォニックなドラムンベースを楽しめるオープニング。サウンド・スケープ的なドラムンベース・サウンドでアルバムは幕を開けます。The Sweet Inspirations「Why Marry」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=gR7W1KozJw0
「This Dark Matter」
Liane Carrollのヴォーカルをフィーチャー。ジャズ・フィーリングの効いたドラムンベース・サウンドとLiane Carrollの凛としたヴォーカルがよくマッチしています。ドラムンベースらしい疾走感とヴォーカル・チューンならではのメロディアス感が両立しているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=uVqNyEvRauI
「Just One Second」
前述のように野宮真貴さんのヴォーカルをフィーチャーした日本独自ヴァージョン。海外アーティストの日本語ヴォーカル曲ってあまり好きではないですが、ピチカート・ファイヴ 大好き、野宮真貴さん大好きな僕にとってコレは大歓迎です。ポップ&ロッキンなドラムンベース・サウンドと真貴さんのヴォーカルが見事に融合しています。
https://www.youtube.com/watch?v=vsiUUS1Vgmk
「All Hell Is Breaking Loose」
Liane Carrollのヴォーカルをフィーチャー。アルバムの中でも特にアッパー感の強いドラムンベース。ロッキン・フィーリングが効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=QXz4LyMed9o
「Attack Ships On Fire」
Tomahawkのヴォーカルをフィーチャー。本作らしいロッキンなドラムンベースとシンフォニックなドラムンベースを融合した壮大なスケールの仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=DPcIs8jVPmI
「Southeastern Dream」
Liane Carrollのヴォーカルをフィーチャー。ヴィヴィドなロッキン・ドラムンベースながらも洗練されている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=OQk07AiC5tQ
「Uska」
低音ベースがダークに響くにインスト・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=B6EdUbtm_FY
「Sat Nav」
Tony Colman自身がヴォーカルをとるジャズ・ファンク・テイストのキャッチーなドラムンベースを楽しめます。
「Maybe I Was Wrong」
Pat Fulgoniのヴォーカルをフィーチャー。アンビエントなイントロに続き、エモーショナルなドラムンベースが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=WkazIbo38QU
「Point Of No Return」
Liane Carrollのヴォーカルをフィーチャー。Liane Carrollの透明感のあるヴォーカルの魅力を活かしたフューチャー・ジャズ的なドラムンベースを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=UgM87_BRoAA
「Outnumbered」
Tony Colman自身とLiane Carrollがヴォーカルをとる哀愁モードのシンフォニック・ドラムンベース。
https://www.youtube.com/watch?v=QHcvz7bThnU
「Syncopated City Revisited」
Liane Carrollのヴォーカルをフィーチャー。他の楽曲とは少し趣を異にするクラブジャズ的な仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=0woFtAROsdU
「Just One Second (Radio Edit)」
こちらはスウェーデンの女性シンガーElsa HedbergをフィーチャーしたオリジナルのRadio Edit。野宮真貴ヴァージョン同様にいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=LZosMwonEPM
London Elektricityの他作品もチェックを!
『Pull the Plug』(1999年)

『Billion Dollar Gravy』(2003年)

『Power Ballads』(2005年)

『Live at the Scala』(2006年)

『Yikes!』(2011年)

『Are We There Yet?』(2015年)
