2017年04月07日

Delegation『Eau De Vie』

Ken Goldプロデュース!アーバンなディスコ作品☆Delegation『Eau De Vie』
Eau De Vie ~ Expanded Edition (from UK)
発表年:1979年
ez的ジャンル:Denne & Gold系UKソウル・グループ
気分は... :ブランデーはお好き???

今回はUKのソウル・グループDelegationの2ndアルバム『Eau De Vie』(1979年)です。

人気曲「Oh Honey」で知られるUKのソウル・グループDelegationの紹介は、その「Oh Honey」が収録されたデビュー・アルバム『The Promise Of Love』(1977年)に続き2回目となります。

結局、デビュー・アルバム以上の成功を収めることはなかったDelegationですが、本作『Eau De Vie』(1979年)はディスコ/ソウル・ファンのみならずAORファンからも支持される再評価の高い1枚です。

前作からLen Coleyが脱退し、新たにBruce Dunbarしており、Ricky BaileyRay PattersonBruce Dunbarというグループ体制になっています。

プロデュースは前作と同じくKen Gold。殆どのソングライティングもMicky DenneKen Goldの強力コンビDenne & Goldが手掛けています。

レコーディングには、Robert J. Ahwai(g)、Lynton Naiff (key)、Graham Jarvis (ds)、Dil Katz(b)、 Alan Jones(b)等が参加しています。

「Heartache No. 9」「Darlin' (I Think About You)」「Put A Little Love On Me」といった鮮やかなギター・カッティングが心地好いアーバン・ディスコ、僕の一番のお気に入りのアーバン・ダンサー「One More Step To Take」、アーバン・ナイト気分の「You And I」、メロウ・バラード「Blue Girl」などDenne & Gold作品の充実ぶりが目立ちます。

また、メンバーのペンによる「Stand Up (Reach For The Sky)」も爽快アーバン・ダンサーでかなり格好良いです。

どうしてもヒット曲「Oh Honey」がクローズ・アップされがちのグループですが、それだけではないことを証明してくれる魅力的なアルバムだと思います。アルバム全体でみれば、『The Promise Of Love』よりも本作の方が充実しているのでは?

とりあえず、「One More Step To Take」「Darlin' (I Think About You)」「You And I」あたりを聴いてもらえれば、本作の良さを実感できると思います。

全曲紹介しときやす。

「Heartache No. 9」
Micky Denne/Ken Gold作。Robert J. Ahwaiの鮮やかなギター・カッティングが心地好いアーバン・ディスコがオープニング。都会的な疾走感がたまりません!ダンス系の楽曲を中心にサンプリング・ソースとしても人気です。
https://www.youtube.com/watch?v=XRkZwSq5KFc

「Sho' 'Nuff Sold On You」
Micky Denne/Ken Gold作。ラテン・フレイヴァーを効かせたアーバンなファンキー・メロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=KmfMB3DabRA

「One More Step To Take」
Micky Denne/Ken Gold作。僕の一番のお気に入り。Denne & Gold作品の素晴らしさを実感できるアーバン・ダンサー。シティ・ミュージック好きの人も気に入るはず!Da Lupune「Voyeur」でサンプリングされています。
https://www.youtube.com/watch?v=m9dadchuDCQ

Da Lupune「Voyeur」
 https://www.youtube.com/watch?v=_sZslYSCc_Q

「Blue Girl」
Micky Denne/Ken Gold作。AORファンにオススメのメロウ・バラード。「Oh Honey」にも通じるキーボードの音色がグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=ZKOxt4PPH7s

「Darlin' (I Think About You)」
Micky Denne/Ken Gold/Lynton Naiff作。「Heartache No. 9」と同タイプのギター・カッティングが牽引するダンス・チューン。Chicあたりと一緒に聴きたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=TLChM4nQpJI

「You And I」
Micky Denne/Ken Gold作。アーバン・ナイトな気分のダンサブル・チューン。グループとDenne & Goldの相性の良さを実感できます。ダンス系の楽曲を中心にサンプリング・ソースとしても人気です。
https://www.youtube.com/watch?v=Gp-PyzscBrs

「Stand Up (Reach For The Sky)」
Ray Patterson/Ricky Bailey作。メンバーのペンによる作品でDenne & Gold作品とは一味違った爽快アーバン・ダンサーに仕上がっています。コレもかなり好き!RevelationやShotgunがカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=7DUYmnL5HO4

「Welcome To My World」
Bruce Dunbar/Ray Patterson/Ricky Bailey作。オーセンティックなソウル・バラードでヴォーカル・グループらしさ見せてくれます。でも本作の中では少し分が悪いかも?Lil Menace「I Miss You」、Bullet Brak「You Know I Am」でサンプリングされています。
https://www.youtube.com/watch?v=goYvIbqAoYw

「Put A Little Love On Me」
Micky Denne/Ken Gold作。ラストもアーバン・ディスコで締め括ってくれます。Proux「Lovin Me」でサンプリングされています。
https://www.youtube.com/watch?v=hGYBRWR-vBg

僕の保有する国内盤CDには「You And I (Single Version-Remix1987)」「Put A Little Love On Me (Special Remix)」の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

『The Promise Of Love』(1977年)
ザ・プロミス・オブ・ラヴ+2(紙ジャケット仕様)

『Delegation II』(1981年)
Delegation II ~ Expanded Edition (from UK)

『Deuces High』(1982年)
ジューセス・ハイ
posted by ez at 02:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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