2017年05月05日

Oddlocgik『Modern Authenticity』

Gretchen Parlatoが全面参加したN.Y.ジャズ・ユニット作品☆Oddlocgik『Modern Authenticity』
モダン・オーセンティシティ
発表年:2007年
ez的ジャンル:N.Y.ジャズ・ファンク・ユニット
気分は... :Gretchenファンは要チェック!

都会的でメリハリのあるジャズ・サウンドが聴きたい気分・・・

セレクトしたのはN.Y.ジャズ作品Oddlocgik『Modern Authenticity』(2007年)です。

Oddlocgikは、Dion Tucker(tb)、Kevin Lewis(tp)、Gretchen Parlato(vo)、Bernie Pelsmajer(key、g)、Ameen Saleem(b)、Jason Brown(ds)というN.Y.で活躍する(当時の)若手ジャズ・ミュージシャンによるスペシャル・ユニット。

そんなOddlocgik名義の唯一のアルバムが本作『Modern Authenticity』(2007年)です。

上記ジャケは2009年リリースの国内盤ですが、2007年リリースの輸入盤はジャケが異なるのでご留意ください。

Oddlocgik『Modern Authenticity』 ※輸入盤
Modern Authenticity

"今ジャズ"を代表する女性ヴォーカリストGretchen Parlatoが全面参加している作品にも関わらず、あまり話題にならず埋もれてしまっている1枚ですね。

それ以外にも期待のホーン・チームDion TuckerKevin Lewis、人気ドラマーJason Brownなどが参加した強力布陣がN.Y.フレイヴァーのハイブリッド・ジャズで楽しませてくれます。

アルバム全体は都会的かつハツラツとしたジャズ・ファンクといった印象です。

Gretchen Parlatoのウィスパー・ヴォーカルと相性抜群!Bernie Pelsmajerのメロウ・エレピ、センス抜群のDion TuckerとKevin Lewisのホーン・アンサンブル、Ameen SaleemとJason Brownのリズム隊が生み出すダイナミックなグルーヴが融合し、お互いの個性を尊重しつつ、全体が見事に調和した都会的ジャズ・ファンクに魅了されます。

Gretchen Parlatoはメンバーの一人に徹していますが、彼女のソロに通じる曲もあり、Gretchenファンも十分楽しめるはずです。

全曲紹介しときやす。

「Dr. Kuntry Funk」
メロウ・エレピとGretchenのヴォーカルによるイントロに続き、洗練されたN.Y.ジャズ・ファンクが展開されます。一体感のあるアンサンブルがグッド!特にDion TuckerとKevin Lewisのホーン隊が格好良いですね。

「Feelings」
このユニットの自由でモダンなフィーリングが伝わってくるメリハリのある演奏です。各プレイヤーが余裕を持って存在感を示しているのがいいですね。

「If Blue Is Me」
Gretchen好きの人は気に入るであろうメロウなN.Y.ジャズを楽しめます。Kevin Lewisのトランペット・ソロも素敵です。

「Don't Shoot」
緩急つけた演奏をGretchenのスキャットが先導します。全体を統率するJason Brownのドラミングもいいですね。

「Let's Make When Right Now」
Ameen SaleemとJason Brownのリズム隊が生み出すグルーヴと、Gretchenのウィスパー・ヴォーカルがよくマッチした都会的な演奏が実に心地好いです。

「Dollar Van Bump」
Bernie Pelsmajerのファンキーなカッティング・ギターが印象的です。Dion TuckerとKevin Lewisのホーン隊もファンキーに弾けているのがいいですね。

「Grown Folks Music」
メロウ・バラード。Dion TuckerとKevin Lewisのホーン隊のリリカルなアンサンブルが素晴らしいです。

「Can You Feel Me」
Gretchenがしっとりと歌い上げる哀愁メロウ・バラード。途中レゲエ調の演奏でアクセントをつけています。Gretchen好きの人は楽しめるはず!

「Why Don't You Understand」
この演奏もGretchen好きにオススメ!Bernie Pelsmajerのメロウ・エレピをバックに、Gretchenの切ないヴォーカルが栄えるメロウ・チューン。Dion TuckerとKevin Lewisのホーン隊も気の利いた演奏でGretchenのヴォーカルを引き立てます。
https://www.youtube.com/watch?v=-Wk9bHrYCCI

「Outro」
ラストはハツラツとした都会的ジャズ・ファンクで締め括ってくれます。

Gretchen Parlatoの過去記事もチェックを!

Gretchen Parlato『Gretchen Parlato』(2005年)
グレッチェン・パーラト

Gretchen Parlato『In a Dream』(2009年)
In a Dream

Gretchen Parlato『The Lost And Found』(2011年)
Lost & Found

Gretchen Parlato『The Gretchen Parlato Supreme Collection』(2015年)
※日本独自企画コンピ
ザ・グレッチェン・パーラト シュプリーム・コレクション
posted by ez at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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