2017年05月20日

Herbie Mann & Tamiko Jones『A Man And A Woman』

フリーソウルでお馴染みTamiko Jonesの初アルバム☆Herbie Mann & Tamiko Jones『A Man And A Woman』
男と女
発表年:1967年
ez的ジャンル:ソフト・ボッサ系ジャズ/ポップス
気分は... :1-2-3!

今回はジャズ・フルート奏者Herbie Mannが母親が日本人の黒人女性シンガーTamiko Jonesと共演したアルバム『A Man And A Woman』(1967年)です。

N.Y.出身の人気ジャズ・フルート奏者Herbie Mann(1930-2003年)について、これまで当ブログで紹介してきた作品は以下の3枚。
 『Memphis Underground』(1969年)、
 『Muscle Shoals Nitty Gritty』(1970年)
 『Push Push』(1971年)

また、1945年ウエスト・ヴァージニア生まれ、母親が日本人の女性シンガーTamiko Jonesについては、フリーソウル人気曲「Touch Me Baby」「Creepin'」収録のアルバム『Love Trip』(1975年)を紹介済みです。

フリーソウル人気作『Love Trip』(1975年)から入ると、ソウル・シンガーのイメージが強いTamiko Jonesですが、彼女の初アルバムは人気ジャズ・フルート奏者Herbie Mannとの共演によるジャズ/ポップス作品の本作です。

レコーディング・メンバーはHerbie Mann(fl)、Tamiko Jones(vo)以下、Joe Zawinul(p)、Victor Gaskin(b)、Reggie Workman(b)、Everett Barksdale(el-b)、Bruno Carr(ds)、Roy McCurdy(ds)、Carlos "Patato" Valdes(congas、per)、Roy Ayers(vibe)、Gary Burton(vibe)等。

アルバム全体はライト感覚のポップス作品に仕上がっています。ソフト・ボッサ調の曲が多いのが特徴です。

どちらかと言えば、ボッサ名曲カヴァーに惹かれて購入したのですが、実際に聴いて気に入ったのは「1-2-3」「Sidewinder」「A Good Thing (Is Hard to Come By)」といったビートの効いたヒップな演奏です。

Herbie Mannの持つクロスオーヴァーなポップ感覚がTamiko Jonesの魅力を上手に引き出している1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「A Man and a Woman」
お馴染みのフランス映画『Un Homme Et Une Femme(邦題:男と女)』(1966年)の主題歌をカヴァー(Francis Lai/Pierre Barouh作)。オリジナルの雰囲気を受け継いだソフト・ボッサな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=jPUl0hjRShE

「Day Tripper」
Beatlesソングをカヴァー(John Lennon/Paul McCartney作)。TamikoのヴォーカルをHerbie Mannのフルートが先導する疾走感のあるポップ・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=hv9wladnFy8

「Come Back to Me」
ミュージカル『On a Clear Day You Can See Forever』(1965年)の挿入歌をカヴァー(Burton Lane/Alan Jay Lerner作)。疾走感が心地好いボッサ・グルーヴで楽しませてくれます。

「Little Boat」
Roberto Menescal/Ronaldo Boscoli作の名曲「O Barquinho(小舟)」をカヴァー。イントロだけ聴くと、「A Man and a Woman」と混同しそうなソフト・ボッサです(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=b7lcAgOY2X4

本曲について、当ブログではElis Regina『Elis, Como e Porque(Como & Porque)』『Elis Regina in London』『Aquarela Do Brasil』収録の3ヴァージョンやO QuartetoStacey KentTamba Trioのカヴァーを紹介済みです。

「It's Time That You Settled Down」
Neil Sheppard/Ray Fox作。ポップな魅力があるソフト・ボッサ。しっとりとしたTamikoのヴォーカルがチャーミングです。

「A Good Thing (Is Hard to Come By)」
Tamiko Jones作。R&Bフィーリングのサウンドでヒップに躍動します。パンチのあるサウンドとコケティッシュなTamikoのヴォーカルの組み合わせがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=o3ce4rUIHis

「1-2-3」
Len Barry、1965年のヒット曲をカヴァー(Len Barry/John Madara/Dave White作)。個人的には一番のお気に入り。快活なポップ・チューンでTamikoのキュートなヴォーカルが弾けます。
https://www.youtube.com/watch?v=a2nft9e1lfI

「Only Yesterday」
Jimmy Wisner作。しっとりと歌い上げるバラード。Tamiko Jonesのソロ・アルバム『Tamiko』(1968年)でも取り上げています。
https://www.youtube.com/watch?v=dTVbOOoQY5E

「Sunny」
Bobby Hebbの1966年のヒット曲のカヴァー。このサウンド・プロダクションに見事にハマっています。あまりにも予定調和な感じが逆に物足りない気もしますが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=o1UVPOnhTUM

本曲について、当ブログではDusty SpringfieldBirgit LystagerClementineAnn BurtonJose FelicianoPapikVoices In Latinのカヴァーも紹介済みです。

「How Insensitive」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius De Moraes作のボサノヴァ名曲をカヴァー。少し憂いを帯びたヴォーカルでしっとりと歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=p_10dVKwlHc

本曲について、当ブログではTriste JaneroDuke PearsonOscar PetersonEarl OkinStacey KentStan Getz & Luiz BonfaGenaiBobbi Boyle & The Trioのカヴァーを紹介済みです。

「Sidewinder」
Lee Morganのジャズ・ロック名曲をカヴァー。「1-2-3」と並ぶお気に入り。スウィンギン・ロンドン系の曲と一緒に聴きたくなるヒップな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=AYXsUdyUPMw

Herbie MannTamiko Jonesの過去記事もチェックを!

Herbie Mann『Memphis Underground』(1969年)
Memphis Underground

Herbie Mann『Muscle Shoals Nitty Gritty』(1970年)
Muscle Shoals Nitty Gritty

Herbie Mann『Push Push』(1971年)
プッシュ・プッシュ

Tamiko Jones『Love Trip』(1975年)
ラヴ・トリップ
posted by ez at 15:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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