2017年05月26日

Cheryl Lynn『Instant Love』

Luther Vandross全面プロデュース☆Cheryl Lynn『Instant Love』
インスタント・ラヴ(紙ジャケット仕様)
発表年:1982年
ez的ジャンル:アーバン・ソウル/ブギー
気分は... :心のアンチエイジング!

今回は女性ディスコ/ソウル・シンガーCheryl Lynnの4thアルバム『Instant Love』(1982年)です。

ダンス・クラシック「Got To Be Real」でお馴染みのディスコ/ソウル・シンガーCheryl Lynnの紹介は、『In The Night』(1981年)、『It's Gonna Be Right』(1985年)に続き3回目です。

本作『Instant Love』は、人気男性R&BシンガーLuther Vandrossが全面プロデュースした作品です。

ダンス・クラシック「Got To Be Real」に代表されるように、ディスコ・シンガーのイメージが強かったCheryl Lynnが、Luther Vandrossと組むことで、よりソウル・シンガーとしてのイメージを印象づけたかったのが本作のねらいかもしれません。

レコーディングにはMarcus Miller(b、syn)、Yogi Horton(ds)、Steve Ferrone(ds)、Nat Adderley Jr.(key、p)、Steve Love(g)、Michael McGloiry(g)、Michael Sembello(g)、Doc Powell(g)、Ed Walsh(syn)、Steve Kroon(per)、Paulinho Da Costa(per)、Crusher Bennett(per)、Tawatha Agee(back vo)、Brenda White(back vo)、Fonzi Thornton(back vo)、Michelle Cobbs(back vo)、Phillip Ballou(back vo)等が参加しています。

アルバムからはLuther Vandrossとのデュエットによるバラード「If This World Were Mine」が全米R&Bチャート第4位のヒットとなり、ソウルなCheryl Lynnを印象づけてくれました。

とは言うものの、個人的には「Instant Love」「Sleep Walkin'」「Look Before You Leap」「Say You'll Be Mine」といったアーバンなディスコ/ブギーに惹かれてしまいます。

アルバム単位でなかなか充実した1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Instant Love」
Luther Vandross/Marcus Miller作。タイトル曲はアルバムのリード・シングルにもなりました。華やかなアーバン・ブギーですが、ダンサブルながらもヴォーカル重視な感じが本作らしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=brg3rvZjhN4

「Sleep Walkin'」
Luther Vandross/Marcus Miller作。煌びやかなシンセが印象的なアーバン・ブギー。「Instant Love」同様に、ダンサブルながらもヴォーカル重視のアレンジがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=1I4AC_NEF6s

Madlib「Disco Break」 のサンプリング・ソースとなっています。
Madlib「Disco Break」
 https://www.youtube.com/watch?v=rVkygmURePY

「Day After Day」
Tawatha Agee作。しっとりと歌い上げるバラード。抑えたバッキングがCherylのヴォーカルを引き立てます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZSu0yWPchTk

「Look Before You Leap」
David Batteau/Michael Sembello作。アルバムからの3rdシングルとなったアーバン・ブギー。作者Michael Sembelloの爽快カッティング・ギターがCherylのヴォーカルを先導します。
https://www.youtube.com/watch?v=Og1FL3ZnDX8

「Say You'll Be Mine」
Tawatha Agee/Kevin Robinson作。実は昔も今も本作における僕の一番お気に入りはコレ。「Got To Be Real」なCheryl Lynnに会いたい人にはオススメです。
https://www.youtube.com/watch?v=4zP3E2M9yQE

「I Just Wanna Be Your Fantasy」
Cheryl Lynn/George Smith III作。Marcus Millerの格好良いベースが印象的なアーバンなミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=lfwp1_-HOc8

「Believe in Me」
Ashford & Simpson作。Ashford & Simpsonのオリジナルはアルバム『Come As You Are』(1976年)に収録されています。ピアノ&オーケストレーションをバックに、オーセンティックなビューティフル・バラードを歌い上げます。
Afta-1「Believe」のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=sOJ6fpJQLug

「If This World Were Mine」
ラストはMarvin Gaye & Tammi Terrell、1967年のシングル曲をカヴァー(Marvin Gaye作)。Luther Vandrossとのデュエットでアルバムからの2ndシングルとなり、全米R&Bチャート第4位のヒットとなっています。Luther Vandrossが素晴らしいヴォーカルでCherylヴォーカルをエスコートするオトナのバラードでアルバムを締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NR-q4Gvdp0o

Saigon「If...(My Mommy)」、Jha Jha「If You Were Mine」、Da BackWudz「The World Could Be Yours」、Atlantic Connection「Wonderful Life」のサンプリング・ソースとなっています。
Saigon「If...(My Mommy)」
 https://www.youtube.com/watch?v=c3J49zm4nVw
Jha Jha「If You Were Mine」
 https://www.youtube.com/watch?v=vN0ILpPOtfs
Da BackWudz「The World Could Be Yours」
 https://www.youtube.com/watch?v=7mnQVsAggfM
Atlantic Connection「Wonderful Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=YzEpQhxJa4Q

Cheryl Lynnの他作品もチェックを!

『Cheryl Lynn』(1978年)
シェリル・リン(紙ジャケット仕様)

『In Love』(1979年)
イン・ラヴ(紙ジャケット仕様)

『In The Night』(1981年)
イン・ザ・ナイト(紙ジャケット仕様)

『Preppie』(1983年)
プレッピー(紙ジャケット仕様)

『It's Gonna Be Right』(1985年)
ゴナ・ビー・ライト(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック