発表年:1974年
ez的ジャンル:声の魔術師系R&B
気分は... :白のスーツがよく似合いますな♪
ここのところ、かなりバタバタ&睡眠不足( ̄▽ヾ)ネムー
昨日もブログ更新できませんでした。
今月はこんなカンジで月末まで突入しそうな雰囲気...
何もしないで1日ボーッとできる日が欲しいですな。
今回は元SpinnersのG.C.Cameronのソロ第1作目『Love Songs & Other Tragedies』(1974年)です。
G.C.Cameronといえば、The Spinnersのリード・ボーカルとして有名ですよね。1967年から1971年までグループに在籍し、若いリスナーからも高い人気を誇るクラシック「It's a Shame」(Stevie Wonder作品)のボーカルは多くの人が耳にしたことがあるのでは?
その後、Spinnersを脱退したG.C.Cameronはソロ活動を開始し、1974年に本作『Love Songs & Other Tragedies』、1976年に『G.C.Cameron』1977年に『You're What's Missing In My Life』といった作品を発表していマス。また、本ブログでも紹介した元Stevie Wonderの奥方Syreetaとのデュエット・アルバム『Rich Love, Poor Love』(1977年)も発表していマス。
2003年には何とTemptationsに加入していマス。
なんかイメージ湧きませんな。
『Love Songs & Other Tragedies』のライナーノーツを読むと、お馴染み鈴木哲志氏がG.C.Cameronのボーカルを“声の魔術師”と称していますが、本作を聴くとそれが納得できますね。
単に上手いというのではなく、万華鏡のようなさまざまなボーカル・スタイルを難なくこなしてしまうというのが凄いと思いますね。
制作陣にはWillie Hutch等に加え、Stevie Wonder、Marvin Gayeといった大物二人も名を連ねていマス。決してヒットした作品ではありませんが、70年代ソウルにご興味がある方は歓喜する作品だと思いますよ。
全曲紹介しときヤス。
「If You Don't Love Me」
オープニングはStevie Wonderのプロデュース&作品です。シングルにもなったキャッチーなグルーヴ・チューン。いかにもStevieらしい楽曲&アレンジに合わせて、Cameronが声の魔術師ぶりを聴かせてくれマス。
「Came Get This Thang」
Willie Hutchプロデュース&作品。Norman Whitfieldも関わっているみたいデス。The Isley Brothersばりのファンキー・グルーヴっす。Cameronの声もRonald Isleyっぽいですな。
「I'm Gonna Give You Respect」
本作のハイライトと呼べるWillie Hutchプロデュースのカッチョ良いミッド・グルーヴ。バックコーラスがMarvin GayeとWillie Hutchという豪華さもたまりません。確かにイントロからヴォーカルの入りあたりはMarvinしてますな。男の色気に溢れた1曲なのでは?
「If You're Ever Gonna Love Me」
Frank Johnson作。全然知らないけど、南部のライターの人らしいです。イナたいサザン・ソウルに仕上がっていマス。
「Let Me Down Easy」
シングルにもなったVan McCoy/Joe Cobb作のスウィート・ソウル。声の魔術師ぶりを思う存分見せつけてくれる1曲ですね。
「All In Love Is Fair」
お馴染みStevie Wonderの名曲。Stevieのバージョンは本ブログでも取り上げた『Innervisions』に収録されていマス。Stevieのバージョンとは異なる肌触りの仕上がりですね。
「Riverboat」
Cameronのファルセットを堪能できるFrank Wilsonプロデュースの哀愁スロウ。なかなか味わい深い1曲に仕上がっていマス。
「Your Love Won't Turn Me Loose」
Willie Hutchプロデュース&作品。Gene Pageなどがアレンジしていマス。なかなかパンチが効いたミッド・グルーヴで、密かにかなり好きです。
「You Forgot To Remeber Me」
オーソドックスなソウルマナーのスロウ。元Spinnersというイメージで言えば、こういった曲が1曲くらいあってもいいのかね。
「Tippin'」
Cameron自身の作品をWillie Hutchがプロデュース。ボーカル・アレンジはMarvin Gayeが担当していマス。そのせいかMarvinっぽくていいカンジです。
G.C.Cameronのソロで僕が持っているのは本作のみ。
ぜひ、『G.C.Cameron』(1976年)、『You're What's Missing In My Life』(1977年)、『Rich Love, Poor Love』(1977年)も聴いてみたいですね。
そう言えば、Spinnersも紹介していませんでしたね。
そのうち、取り上げますのでご期待を!