2007年06月16日

G.C.Cameron『Love Songs & Other Tragedies』

Spinnersからソロに転向した第1作目☆G.C.Cameron『Love Songs & Other Tragedies』
ラヴ・ソングス&アザー・トラジディーズ
発表年:1974年
ez的ジャンル:声の魔術師系R&B
気分は... :白のスーツがよく似合いますな♪

ここのところ、かなりバタバタ&睡眠不足( ̄▽ヾ)ネムー
昨日もブログ更新できませんでした。

今月はこんなカンジで月末まで突入しそうな雰囲気...
何もしないで1日ボーッとできる日が欲しいですな。

今回は元SpinnersG.C.Cameronのソロ第1作目『Love Songs & Other Tragedies』(1974年)です。

G.C.Cameronといえば、The Spinnersのリード・ボーカルとして有名ですよね。1967年から1971年までグループに在籍し、若いリスナーからも高い人気を誇るクラシック「It's a Shame」Stevie Wonder作品)のボーカルは多くの人が耳にしたことがあるのでは?

その後、Spinnersを脱退したG.C.Cameronはソロ活動を開始し、1974年に本作『Love Songs & Other Tragedies』、1976年に『G.C.Cameron』1977年に『You're What's Missing In My Life』といった作品を発表していマス。また、本ブログでも紹介した元Stevie Wonderの奥方Syreetaとのデュエット・アルバム『Rich Love, Poor Love』(1977年)も発表していマス。

2003年には何とTemptationsに加入していマス。
なんかイメージ湧きませんな。

『Love Songs & Other Tragedies』のライナーノーツを読むと、お馴染み鈴木哲志氏がG.C.Cameronのボーカルを“声の魔術師”と称していますが、本作を聴くとそれが納得できますね。

単に上手いというのではなく、万華鏡のようなさまざまなボーカル・スタイルを難なくこなしてしまうというのが凄いと思いますね。

制作陣にはWillie Hutch等に加え、Stevie WonderMarvin Gayeといった大物二人も名を連ねていマス。決してヒットした作品ではありませんが、70年代ソウルにご興味がある方は歓喜する作品だと思いますよ。

全曲紹介しときヤス。

「If You Don't Love Me」
オープニングはStevie Wonderのプロデュース&作品です。シングルにもなったキャッチーなグルーヴ・チューン。いかにもStevieらしい楽曲&アレンジに合わせて、Cameronが声の魔術師ぶりを聴かせてくれマス。

「Came Get This Thang」
Willie Hutchプロデュース&作品。Norman Whitfieldも関わっているみたいデス。The Isley Brothersばりのファンキー・グルーヴっす。Cameronの声もRonald Isleyっぽいですな。

「I'm Gonna Give You Respect」
本作のハイライトと呼べるWillie Hutchプロデュースのカッチョ良いミッド・グルーヴ。バックコーラスがMarvin GayeとWillie Hutchという豪華さもたまりません。確かにイントロからヴォーカルの入りあたりはMarvinしてますな。男の色気に溢れた1曲なのでは?

「If You're Ever Gonna Love Me」
Frank Johnson作。全然知らないけど、南部のライターの人らしいです。イナたいサザン・ソウルに仕上がっていマス。

「Let Me Down Easy」
シングルにもなったVan McCoy/Joe Cobb作のスウィート・ソウル。声の魔術師ぶりを思う存分見せつけてくれる1曲ですね。

「All In Love Is Fair」
お馴染みStevie Wonderの名曲。Stevieのバージョンは本ブログでも取り上げた『Innervisions』に収録されていマス。Stevieのバージョンとは異なる肌触りの仕上がりですね。

「Riverboat」
Cameronのファルセットを堪能できるFrank Wilsonプロデュースの哀愁スロウ。なかなか味わい深い1曲に仕上がっていマス。

「Your Love Won't Turn Me Loose」
Willie Hutchプロデュース&作品。Gene Pageなどがアレンジしていマス。なかなかパンチが効いたミッド・グルーヴで、密かにかなり好きです。

「You Forgot To Remeber Me」
オーソドックスなソウルマナーのスロウ。元Spinnersというイメージで言えば、こういった曲が1曲くらいあってもいいのかね。

「Tippin'」
Cameron自身の作品をWillie Hutchがプロデュース。ボーカル・アレンジはMarvin Gayeが担当していマス。そのせいかMarvinっぽくていいカンジです。

G.C.Cameronのソロで僕が持っているのは本作のみ。
ぜひ、『G.C.Cameron』(1976年)、『You're What's Missing In My Life』(1977年)、『Rich Love, Poor Love』(1977年)も聴いてみたいですね。

そう言えば、Spinnersも紹介していませんでしたね。
そのうち、取り上げますのでご期待を!
posted by ez at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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