2017年06月03日

Ray Parker Jr. & Raydio『Two Places At The Same Time』

Ray Parker Jr. & Raydio名義での初アルバム☆Ray Parker Jr. & Raydio『Two Places At The Same Time』
誓いのセイム・タイム(期間生産限定盤)
発表年:1980年
ez的ジャンル:アーバン・ソウル/ファンク
気分は... :ハリケーン・ヒラノ!

今日はRay Parker, Jr.率いるRaydioの2ndアルバム『Two Places At The Same Time』(1980年)です。

大ヒット曲「A Woman Needs Love(Just Like You Do)」で知られるRay Parker Jr. & Raydioの紹介は、2ndアルバム『Rock On』(1979年)に続き2回目となります。

前作『Rock On』(1979年)まではRaydio名義でしたが、本作からRay Parker Jr. & Raydio名義でのリリースとなっています。

本作におけるグループのメンバーは、前作『Rock On』と同じく、Ray Parker Jr.(vo、g、b、key、syn)、Arnell Carmichael(vo)、Darren Carmichael(key)、Larry Tolbert(ds)、Charles Fearing(g)の5名。

それ以外にOllie E. Brown(ds、per)、Sylvester Rivers(strings)、Herbie Hancock(p、moog)、Horatio Gordon(fl)、Ken Peterson(tp、flh)、Gary Coleman(vibe)、Jack Ashford(tambourine)、Deborah Thomas(back vo)等のミュージシャンが参加しています。

アルバム全体としては、ディスコ/ファンク調のダンス・チューンとAORファンも楽しめるメロウ・チューンがバランス良く配されたアーバン・ソウル/ファンクな仕上がりです。

サーファー・ディスコ・クラシック「It's Time to Party Now」、定番サンプリング・ソースとしても人気の「For Those Who Like to Groove」、全米R&Bチャート第6位のヒットとなったメロウ・ミディアム「Two Places at the Same Time」あたりがハイライトです。

それ以外に「Tonight's the Night」「Until the Morning Comes」あたりもオススメです。

楽曲はすべてRay Parker Jr.のオリジナルです(共作含む)。

全曲紹介しときヤス。

「It's Time to Party Now」
サーファー・ディスコ・クラシックとして人気のオープニング。軽快なギター・カッティングが心地好いライト感覚のファンク・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=v4H4dT7cFFY

DJ 88 Keys「Everybody Up」、Tzesar「Turn Up the Music」、Richard Grey & Sebastien Drums「It's Time to Party Now」のサンプリング・ソースとなっています。
DJ 88 Keys「Everybody Up」
 https://www.youtube.com/watch?v=K99Tlqe3Wg4

「Until the Morning Comes」
Arnell Carmichaelとの共作。ダンサブルなコンテンポラリー感がグッドなアーバン・メロウ・ファンクです。
https://www.youtube.com/watch?v=VHWWplenhQA

「Two Places at the Same Time」
タイトル曲はシングルとして全米R&Bチャート第6位のヒットとなっています。AORファンも気に入るであろう素敵なメロウ・ミディアムです。ロマンティックなヴォーカルワークにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=LA0aW9xc46E

「Tonight's the Night」
Herbie Hancockとの共作曲。この曲もAORファン向けのアーバンなメロウ・バラード。ジャジー・フィーリングでオトナな雰囲気を演出してくれます。Redman「Tonight's Da Night」でサンプリングされています。

「A Little Bit of You」
ヴォーカルワークを重視したハートウォーミングなソウル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=Y1hW2R2N46s

「Everybody Makes Mistakes」
キャッチーなブギー・ファンク。ライナーノーツにも書いてありましたが、Heatwaveっぽいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=b2PutrD1n2s

「Can't Keep from Cryin'」
この曲もシングル・カットされました。Ray Parker Jr.のジェントル・ヴォーカルとArnell Carmichaelのソウルフル・ヴォーカルが織り成すミディアム・ソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=hKAA_pKQN1w

「For Those Who Like to Groove」
ラストはインスト曲ながらも、シングルとして全米R&Bチャート第14位となっています。シンセ・ベースの効いたキャッチーなファンク・グルーヴは、Funkadelic「Not Just) Knee Deep」タイプのP-Funk調の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=8In8mPfQqmM

本曲は定番サンプリング・ソースとしても人気です。S1「Party Tonight」、Pure Pimp「Can't Fade the Funk」、M.O.G.「Stop Sweatin' Me」、Slick Rick & Jermaine Dupri「Sittin' in My Car (Def Mix)」、Infinite Mass「G-Ride」、Big Syke feat. Toyona Holloway「Enjoy N Life」、E-Dubb「Breaking U Off」、Coolio「Can I Get Down One Time」、Central Coast Clique「Gangsta Shit」、Cool Breeze「Doin It in the South」、Tanya Morgan「Cool Breezin」等のサンプリング・ソースとなっています。

Pure Pimp「Can't Fade the Funk」
 https://www.youtube.com/watch?v=3gvIVhYP_9o
M.O.G.「Stop Sweatin' Me」
 https://www.youtube.com/watch?v=mJQ1YR3a3KA
Slick Rick & Jermaine Dupri「Sittin' in My Car (Def Mix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=m0bs1uUj6AA
Infinite Mass「G-Ride」
 https://www.youtube.com/watch?v=FbuvMBN-J3w
Big Syke feat. Toyona Holloway「Enjoy N Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=NEvBAzgeKZs
E-Dubb「Breaking U Off」
 https://www.youtube.com/watch?v=4PAxxShSNU8
Coolio「Can I Get Down One Time」
 https://www.youtube.com/watch?v=ylJRj-mQIZ4
Central Coast Clique「Gangsta Shit」
 https://www.youtube.com/watch?v=Sas_YZ-6lQc
Cool Breeze「Doin It in the South」
 https://www.youtube.com/watch?v=Dy7PG9ARtHg
Tanya Morgan「Cool Breezin」
 https://www.youtube.com/watch?v=jHVcjpD6aBs

国内盤再発CDには「It's Time to Party Now」の12"Ver.がボーナス・トラックとして追加収録されています。

Ray Parker Jr. & Raydioの他作品もチェックを!

『Raydio』(1977年)
Raydio (expanded Edition)

『Rock On』(1979年)
ロック・オン(紙ジャケット仕様)

『A Woman Needs Love』(1981年)
ウーマン・ニーズ・ラヴ(期間生産限定盤)
posted by ez at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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