2017年06月19日

Kiara『Civilized Rogue』

男性R&BデュオによるNJSな好盤☆Kiara『Civilized Rogue』
Civilized Rogues
発表年:1990年
ez的ジャンル:NJS系男性R&Bデュオ
気分は... :じゃあ、アゲアゲでいきます(笑)

今回は90年代NJS作品からKiara『Civilized Rogue』(1990年)です。

KiaraGregory CharleyJohn WinstonによるデトロイトのR&Bデュオ。グループ名を名付けたのはJames Mtumeらしいです。

1985年にシングル「Quiet Guy」でデビュー。1988年にはShaniceとのデュエット・シングル「This Time」が全米R&Bチャート第2位のヒットとなりました。

アルバムとしては『To Change And/Or Make A Difference』(1988年)、『Civilized Rogue』(1990年)、『Condition of the Heart』(1994年)という3枚をリリースしています。

2ndアルバムとなる本作『Civilized Rogue』(1990年)は、この時代らしいNJS系作品に仕上がっています。

メンバー以外にStetsasonicDaddy-OMichael J. PowellBryan Loren等もプロデュースを手掛けています。

この時代の作品らしく前半はダンス・チューン、後半はスロウ・ジャムで明確に分けられています。CDよりも曲数が少ないですが、LPではダンサブルな前半はRogue Side、後半のスロウ・パートはCivilized Sideと名付けられています。

一歩間違えるとバランスの悪さが目立ってしまう構成ですが、ダンス系、スロウ系

ダンス系ならばアゲアゲNJSな「You're Right About That」「Got My Eyes On You」が2トップ、それ以外にセクシー&グルーヴィーな「My Girl」もオススメです。

スロウ系ならば「Mr. Dee Jay」「Slow Burn」が2枚看板。「Always」「Every Little Thing」も好きです。

1990年という時代を巧みに切り取った男性R&Bデュオ作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「You're Right About That」
Daddy-O/Greg Charley/John Winstonプロデュース。シングル・カットもされたアゲアゲのNJS。キラキラしたハネハネ感がこの時代らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=QLo5SERFAzc

「Got My Eyes On You」
Daddy-O/Greg Charley/John Winstonプロデュース。「You're Right About That」と並ぶアップ系のハイライト。個人的にはアルバムで一番のお気に入りです。NJSの躍動的な魅力がよく伝わってくるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=MZ_olT4dujQ

「Take My Time」
Daddy-O/Greg Charley/John Winstonプロデュース。前2曲同様にグルーヴィーに躍動し、ラップ・パートもあります。
https://www.youtube.com/watch?v=9CH2rC3YVrM

「In The Tabloids」
Daddy-O/Greg Charley/John Winstonプロデュース。キラキラ感のあるダンサブル・サウンドには、この時代らしいキャッチーさがありますね。ラップパートやロッキン・ギターでアクセントをつけています。
https://www.youtube.com/watch?v=pjcszZ36JuM

「My Girl」
Bryan Lorenプロデュース。甘く危険な香りの漂うセクシー&グルーヴィーなダンサブル・チューンは結構僕好み。プロデューサーのBryan Lorenは自身も2枚のソロ・アルバムをリリースしているミュージシャンです。
https://www.youtube.com/watch?v=kMP4N3RvDck

「Serious Problem」
Greg Charley/John Winstonプロデュース。CDのみの収録曲。妖しい魅力を持つダンサブル・チューンですが、前曲「My Girl」あたりと比較すると少し単調かもしれませんね。

「Party Intro」
インタールード。

「Mr. Dee Jay」
Bernard Terry/John Lee/Greg Charley/John Winstonプロデュース。この曲もシングル・カットされました。ラップ調ヴォーカルも交えながら素敵なメロディを歌い上げる胸キュンなスロウ・ジャムです。。
https://www.youtube.com/watch?v=2vyB_5NJ8H0

「The Perfect Ones」
Greg Charley/John Winstonプロデュース。しっとりとしたバラードを爽快に歌い上げます。オーセンティックな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=4mAWleG01KQ

「Summer Day Interlude」
インタールード。

「Always」
Greg Charley/John Winstonプロデュース。切々と歌い上げるスロウ・ジャム。名曲の雰囲気が漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=3EOTf2sXX1s

「Every Little Thing」
Jim Salamone/Greg Charley/John Winstonプロデュース。Jam & Lewisっぽい雰囲気のサウンド・プロダクションがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=6H_bJjMELow

「Slow Burn」
Michael J. Powellプロデュース。Michael J. Powellの手腕が光る雰囲気のある絶品スロウ・ジャム。Greg Charleyの伸びやかなヴォーカルが栄えます。ムーディーなサックスがよく似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=2YhJGFUny04

「Always Reprise」
「Always」のリプライス。

ご興味がある方はKiaraの他作品もチェックを!

『To Change And/Or Make A Difference』(1988年)
To Change Or Make...

『Condition of the Heart』(1994年)
kiara condition of the heart.jpg
posted by ez at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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