2017年06月24日

War『Galaxy』

スペイシー・ディスコなタイトル曲が印象的です!☆War『Galaxy』
Galaxy
発表年:1977年
ez的ジャンル:元祖フュージョン系ファンク
気分は... :ヘイ・セニョリータ!

今回は元祖フュージョン・ファンク・バンドWarが1977年にリリースした『Galaxy』です。

ストレートなメッセージ性と、ラテン、ロック、ジャズ、ブルースなどを取り入れた独自のファンク・サウンドで70年代に人気を博したWarに関して、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『All Day Music』(1971年)
 『Deliver The Word』(1973年)
 『Why Can't We Be Friends?』(1975年)

『The World Is a Ghetto』(1972年)、『Deliver The Word』(1973年)、『Why Can't We Be Friends?』(1975年)とUnited Artists Recordsからリリースしたスタジオ作を3枚連続で全米R&Bアルバム・チャート第1位に送り込み、キャリアのピークを迎えたWar

その後、Eric Burdonが在籍していた初期のアウトテイク集『Love Is All Around』(1976年)、既発曲、未発表曲、サントラ曲、新曲からなるBlue Noteからリリースされた変則2枚組『Platinum Jazz』(1977年)といったアルバムを挟んでリリースされたのが本作『Galaxy』(1977年)です。MCAへの移籍第一弾アルバムとなります。

本作のメンバーはHoward Scott(g、per、vo)、B.B. Dickerson(b、per、vo)、Lonnie Jordan(org、p、syn、per、vo)、Harold Brown(ds、per、vo)、Papa Dee Allen(congas、bongos、per、vo)、Charles Miller(cla、as、ts、bs、per、vo)、Lee Oskar(hca、per)というお馴染みの7名。プロデューサーはJerry Goldsteinです。

アルバム全5曲という構成がWarらしいですね。特にタイトルからもイメージできるスペイシーなディスコ・サウンドのアルバム・タイトル曲が印象的です。このあたりは映画『スター・ウォーズ』の大ヒットやディスコ全盛期という時代の流れを反映したものですね。

United Artists Records時代ほどのチャート・アクション(最高全米R&Bアルバム・チャート第6位)はありませんでしたが、それでもWarらしいラテン/チカーノなフュージョン・サウンドを随所で楽しめます。

楽曲はすべてグループのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Galaxy」
全米R&Bチャート第5位のヒットとなったタイトル曲。スペイシーなディスコ・サウンドですが、ラテン・フレイヴァーもしっかり感じられるのがWarらしいかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=zLydq310_C4

Boogie Down Productions「Nervous」、Mellow Man Ace「Rhyme Fighter」、Benny B feat. DJ Daddy K「Vous Etes Fous」、De La Soul feat. Busta Rhymes「I.C. Ya'll」、Kelly Price「And You Don't Stop」等のサンプリング・ソースとなっています。
Boogie Down Productions「Nervous」
 https://www.youtube.com/watch?v=h828Pqiw_7U
Mellow Man Ace「Rhyme Fighter」
 https://www.youtube.com/watch?v=q6s-10WubF0
Benny B feat. DJ Daddy K「Vous Etes Fous」
 https://www.youtube.com/watch?v=BQbn6Oh0w1c
De La Soul feat. Busta Rhymes「I.C. Ya'll」
 https://www.youtube.com/watch?v=__r_YLFSL4w
Kelly Price「And You Don't Stop」
 https://www.youtube.com/watch?v=_2OKaV-WjiQ

「Baby Face (She Said Do Do Do Do)」
ユルユルな感じがグッドなレゲエ調の仕上がり。ジャズ・フィーリングのクラリネットの音色もいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ffrAFanzHgI

Johnny Guitar Watsonがカヴァーしています。また、McGruff「Many Know」のサンプリング・ソースとなっています。
Johnny Guitar Watson「Baby Face (She Said Do Do Do Do)」
 https://www.youtube.com/watch?v=6fGQmD5b-QQ
McGruff「Many Know」
 https://www.youtube.com/watch?v=7WBlxeYF11s

「Sweet Fighting Lady」
Lee Oskarのハーモニカが栄えるラテン・フィーリングのメロウ・チューン。サンセット・モードがフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=j4uSgmZf7rw

「Hey Senorita」
Warらしいチカーノ・フィーリングのラテン・グルーヴ。セクシーな女性ヴォイスに応えるラテン・サウンドがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=B_Azni5uaJ0

「The Seven Tin Soldiers」
14分を超える長尺インスト。穏やかな前半から、華やいだメロウ・フィーリングの中盤を経て、次第にラテン・リズムが強調されながら後半へなだれ込み、ラストはLee Oskarの素敵なハーモニカで締め括ってくれます。Warならではのフュージョン・サウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=0PWMZfIIqn8

Warの他作品もチェックを!

『Eric Burdon Delcares War』(1970年)
Eric Burdon Delcares War

『The Black-Man's Burdon』(1970年)
Black

『War』(1971年)
War

『All Day Music』(1971年)
All Day Music

『The World Is a Ghetto』(1972年)
World Is a Ghetto [40th Anniversary)

『Deliver The Word』(1973年)
Deliver the Word

『Live』(1974年)
Live

『Why Can't We Be Friends?』(1975年)
Why Can't We Be Friends

『The Music Band/The Music Band 2』(1979年) ※2in1CD
Music Band 1 & 2

『Outlaw』(1982年)
Outlaw
posted by ez at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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