発表年:2017年
ez的ジャンル:新世代系UKネオソウル・コレクティヴ
気分は... :聖域なし!
今回は新作アルバムからUKの新世代ネオソウル・コレクティヴSolomons Gardenの『Welcome to the Garden』です。
Solomons Gardenはプロデューサー/ソングライター/マルチインストゥルメンタリストMKFWIことMakafui Adorkorbidjiが2015年に結成したコレクティヴ。メンバーはMKFWIの他にヴォーカル&鍵盤奏者Daniel 'The Whizz' Todd 、Erica TorresとChanell Hemmingという女性ヴォーカル2人の4名。
フェイヴァリット・アーティストとして、Coldplay、J Dilla、Lalah Hathaway、Snarky Puppy、Robert Glasper、Hiatus Kaiyoteの名前を挙げるように、ネオソウル、Hip-Hop、ジャズ等を融合したジャンルに囚われないサウンドを志向する新世代のネオソウル・コレクティヴです。
2016年にSoundCloud上で「Sand Dunes」を発表し、BBCラジオでも紹介されたようです。2017年2月には6曲入りEP「Welcome to the Garden」をリリースしました。
本作『Welcome to the Garden』は、前述の6曲入りEP「Welcome to the Garden」に、新曲やリミックスを加えてアルバム仕様にした日本独自CDです。
ネオソウル、Hip-Hop、ジャズ等にアンビエントR&B/チルアウトなエッセンスも加味されている感じが新世代ネオソウル・コレクティヴらしくていいですね。
先に挙げたフェイヴァリット・アーティストがお好きな人であれば、先物買いしてみると面白いアーティストだと思います。
全曲紹介しときやす。
「Love Feet High」
美しいピアノをバックに♪Welcome to the Garden〜♪と始まるオープニング。Robert Glasperなネオ・ソウルといった感じでしょうか。
「The One We Called Brother」
ジャジーHip-Hop+ネオ・ソウルな仕上がり。Ericaのコケティッシュ・ヴォーカルとChanellのクール・ヴォーカルの組み合わせがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=P3akf1Emhfo
「Ego」
鳥のさえずりと共に始まるジャジー&ドリーミーなネオソウル。J Dilla経由のグルーヴがいいですね。
「Speak」
新世代らしいハイブリッド・サウンドにグッとくるフューチャリスティックなアンビエントR&B。個人的にはこういったサウンドを追求して欲しいですね。
「The Waters」
美しくも切ない哀愁バラード。Robert Glasper的なジャズ・フィーリングとネオ・ソウルをうまく融合させています。
「Sand Dunes」
DanielとChanellがリード・ヴォーカルをとりますが、何処となくa href="http://eastzono.seesaa.net/article/201077098.html">Musiq Soulchild調なDanielのヴォーカルがいい感じのミディアム・バラード。
「Questions」
ネオソウルというより90年代UKソウル好きの人が気に入りそうなクールな仕上がり。どこまでのヒンヤリとした雰囲気がたまりません。終盤のヴォーカル・ワークにもグッときます。
「Butterflies」
オーガニックなメロウネスにグッとくるミディアム・グルーヴですが、少しチルアウトな雰囲気があるのもこのユニットらしいかも?
「Love Feet High (Acoustic)」
「Love Feet High」の別ヴァージョン。リラックスしたデモ・ヴァージョン的な面白さがあります。
「Speak (Acoustic)」
「Speak」の別ヴァージョン。ドラムンベースを予感させるようなスネア・ドラムが加わっており、オリジナルとは異なる面白さがあります。
「Questions (Acoustic)」
「Questions」の別ヴァージョン。これもデモ・ヴァージョンっぽいです。
「Ego (MKFWI Remix)」
「Ego」のリミックス。エレクトロ&アンビエントR&Bな仕上がりです。
3連休ですが、仕事漬けの3日間になりそう・・・
せめて音楽位は楽しもうっと!