2017年07月19日

Brother Jack McDuff & David Newman『Double Barrelled Soul』

格好良すぎるソウル・ジャズ!☆Brother Jack McDuff & David Newman『Double Barrelled Soul』
ダブル・バレルド・ソウル
録音年:1967年
ez的ジャンル:ファンキー・ソウル・ジャズ
気分は... :ヒップな格好良さ!

今回は60年代ソウル・ジャズからオルガン奏者Brother Jack McDuffとサックス奏者David Newmanの共演アルバムBrother Jack McDuff & David Newman『Double Barrelled Soul』(1967年)です。

ファンキーなジャズ・オルガン奏者Brother Jack McDuffの紹介は、『Live!』(1963年)、『Moon Rappin'』(1969年)に続き3回目となります。

本作はMcDuffがAtlantic在籍>時代に、当時Atlanticに欠かせないサックス奏者であったDavid Newmanと共演したアルバムです。

レコーディング・メンバーはBrother Jack McDuff(org)、David Newman(as、ts、fl)、Melvin Sparks(g)、Abe Blasingame(ds)、Danny Turner(sa)、Leo Johnson (ts、fl)。主役の2人以外にMelvin Sparksが参加している点にも注目です。

プロデュースはLew FuttermanJoel Dorn

アルバムのハイライトは何と言っても「Duffin' 'Round」。現行ジャズ・ファンクにも引けを取らない格好良さに一発でKOされるはずです。オープニングの「But It's Alright」にも同様の魅力があります。

それ以外にBobby Hebbのヒット曲「Sunny」のキャッチーなカヴァー、メロウな「Esperanto」、アーシーなブルース「Untitled Blues」もオススメです。

分かりやすい格好良さが魅力のソウル・ジャズ作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「But It's Alright」
J.J. Jackson/Pierre Tubbs作。オープニングはJ.J. Jacksonの人気曲をカヴァー。「Duffin' 'Round」と並ぶ僕のお気に入り!ファンク調のリズム隊をバックに、McDuffのグルーヴィーなオルガン・プレイを存分に堪能できます。こういうオルガン・ソウル・ジャズを聴きたかったんです!そんな絶好調のMcDuffに引っ張られるように、Newmanのサックスも快調です。
https://www.youtube.com/watch?v=dC5FL19rZ-k

「Sunny」
Bobby Hebbの1966年のヒット曲をカヴァー(Bobby Hebb作)。お馴染みのヒット曲を分かりやすいソウル・ジャズで聴かせてくれるのがグッド!涼しげなフルートを従えて、Newmanがソウルフルなサックス・ソロで魅了します。McDuffのアーシーなオルガンもよく馴染みます。
https://www.youtube.com/watch?v=NR0G8-EMux8

「Esperanto」
Jack McDuff/Billy Meshel作。爽快なフルート・アンサンブルと共に始まるメロウな仕上がり。Melvinのギターがさり気ないですが効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=vqm3QDOvIEI

「Duffin' 'Round」
David Newman作。本作のハイライトはコレでしょう!ヒップな極上モッド・ジャズです。理屈は要りません。聴けば一発で格好良さがわかるはず!メンバーがノリノリで演奏しているのが伝わってくるもサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=n8raoSSs3jw

「More Head」
David Newman作。軽やかなファンキー・ジャズ。McDuffのファンキーなオルガン・プレイを楽しめます。ただし、アルバムの中でも少し埋もれているかも?
https://www.youtube.com/watch?v=wUtgJZsepqo

「Untitled Blues」
Jack McDuff/David Newman作。ラストはタイトルの通りアーシーなブルースで締め括ってくれます。全体的に抑えた演奏が逆にいいですね。

Brother Jack McDuffの他作品もチャックを!

『The Honeydripper/Goodnight It's Time to Go』(1961年) ※2in1CD
Goodnight It's Time to Go + the Honeydripper

Sonny Stitt With Jack McDuff『Stitt Meets Brother Jack』(1962年)
Stitt Meets Brother Jack

Jack McDuff & Gene Ammons『Brother Jack Meets The Boss』(1962年)
Brother Jack Meets the Boss

『Live!』(1963年)
Live

『A Change Is Gonna Come』(1966年)
ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム

『Tobacco Road』(1967年)
タバコ・ロード

『Do It Now!』(1967年)
ドゥ・イット・ナウ

『Moon Rappin'』(1969年)
Moon Rappin

『Down Home Style』(1969年)
Down Home Style

『Who Knows What Tomorrow's Gonna Bring』(1971年)
Who Knows What Tomorrow's Gonna Bring
posted by ez at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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