発表年:1987年
ez的ジャンル:ラテン系ダンス・ポップ
気分は... :1・2・3・4・5...
日曜、月曜と山梨へ行ってきまシタ。
温泉に浸かり、自然に触れ...先週のバタバタ状態から暫し解放されてホッと一息☆
やっぱり人間は時にはリフレッシュしないと駄目ですな。
さて、今回は今や国民的歌手となったGloria Estefanが大ブレイクするきっかけとなった作品、Gloria Estefan & Miami Sound Machine『Let It Loose』(1987年)デス。
Gloria Estefanは1957年にキューバで生まれ、1960年代に家族と共にマイアミへ移住しまシタ。1975年に後に夫となるEmilio Estefanのグループに参加し、その後グループはMiami Sound Machineと名乗るようになります。
グループは7枚のスペイン語アルバムを発表し、ラテン・アメリカ圏では一定の人気を獲得していましたが、英語圏マーケットへの進出にも強い意欲を示します。
そんな中で英語アルバム第一弾『Eyes Of Innocence』を発表します。シングル「Dr. Beat」はUKでヒットし、まずますの滑り出しを見せまシタ。続く『Primitive Love』(1985年)からは「Conga」、「Bad Boy」、「Words Get In the Way」からは3曲の全米トップ10ヒットが生まれ、一気に全米でも注目のグループとなりマス。
そして、大ブレイクを迎えたのが本作『Let It Loose』(1987年)です。
本作からは全米ポップチャートNo.1に輝いた「Anything for You」をはじめ、「Rhythm Is Gonna Get You」、「Can't Stay Away from You」、「1-2-3」という4曲を全米トップ10へ送り込み、その地位を不動のものとします。
1989年には1stソロ『Cuts Both Ways』を発表し、国民的歌手への道を歩み始めるGloriaですが、僕はやっぱりMiami Sound Machine時代の印象が強いですね。
正直、リアルタイムで聴いていた時はグループの背景など知らず、ラテンのイメージを巧みに使って商業的成功を狙ったポップ・グループのような少し軽い見方をしていたのは事実デス。
でも、Gloria Estefanがその地位を固めるにつけ、逆にMiami Sound Machineの軽いテイストに愛着を感じるようになってきまシタ。また、スロウの胸キュン具合はMiami Sound Machine時代から抜群であり、キャッチーなポップ・ダンスと胸キュン・スロウの組み合わせがアルバムの魅力となっていマス。
80年代らしさ満載のアルバムで楽しく盛り上がろう!
オススメ曲を紹介しときやす。
「Betcha Say That」
本作からシングルカットされた曲の中で唯一不発に終わったのが信じられないくらいよく出来たメロウなミッド・グルーヴ。
「Let It Loose」
タイトル曲は歌謡ラテン・ポップといった趣。これはかなりB級感が漂っていマス(笑)
「Can't Stay Away from You」
シングルカットされ全米ポップチャート第6位となったヒット曲。Gloria Estefanの魅力が前面に押し出された、しっとりとしたスロウです。
「Give It Up」
Sadeあたりに通じるジャジーな雰囲気を持った曲。シングル曲以外であれば一番好きかも?
「Rhythm Is Gonna Get You」
邦題「リズムでゲット・ユー」。アルバムからの第1弾シングルとして全米ポップチャート第5位となったヒット曲。ラテンのリズムと当時流行のミネアポリス・ファンクを融合させたポップ・ダンスです。♪オェ〜、オェ〜♪掛け声を一緒に歌ってしまいますねぇ。
「Love Toy」
妖しげなラテン・ムードのミッド・グルーヴ。音がとっても80年代していて懐かしいカンジですね。
「I Want You So Bad」
静寂と、切なさと、愛しさが入り混じるようなスロウ。じんわりときますなぁ。
「1-2-3」
シングルカットされ全米ポップチャート第3位となったヒット曲。単純でわかりやすいラテン・ダンス・ポップだけど、それが逆に魅力ですよねぇ。やっぱりこの曲が一番好きだなぁ。
「Anything for You」
全米ポップチャート第1位に輝いた大ヒット曲。このスパニッシュなロマンティック・ムードは、僕のような胸キュン好きにはたまりませんな。Gloria Estefanが国民的歌手となる足掛かりとなった1曲ですね。
リフレッシュしたので明日からまた頑張りマ〜ス!