発表年:2017年
ez的ジャンル:西海岸ロマンティック・ファンク
気分は... :ダーク・パープルな音世界!
今回は新作R&Bから、L.A.を拠点に活動する男性R&BアーティストHarriet Brownのデビュー・アルバム『Contact』です。
Harriet BrownことAaron Valenzuelaはベイ・エリア出身のシンガー/プロデューサー/ソングライター/パフォーマー。フィリピン系アメリカ人で現在27歳。
Harriet Brown名義での活動を開始後、2014年にはカナダの注目グループBadBadNotGoodの作品等をリリースしているL.A.のレーベルInnovative Leisureとの契約に成功し、拠点をオークランドからL.A.へ移しました。
こうして制作されたデビュー・アルバムが『Contact』です。
自らのサウンドを"ロマンティック・ファンク"と称し、80年代エレクトリック・ファンクやNJSのエッセンスを取り入れたモダン・ファンクで楽しませてくれます。Prince殿下の影響も相当感じます。
個人的にはDam-Funk等のL.A.ファンク+NJS+Prince殿下といった印象ですかね。
まだまだ散漫な印象を受けるアルバムですが、独自の音世界を持ったアーティストとしての可能性は十分感じます。
NJSフィーリングな「Paralyzed」、正にロマンティック・ファンクな「Cryptid」、Prince調の「Esp」や「Cybernetiplegia」、ダーク・パープルな哀愁ミディアム「Obsession」あたりがオススメです。
先物買いしたい人はチェックしておくと楽しみが増えるのでは?
全曲紹介しときやす。
「Intro」
ロマンティック・ファンクのお披露目といった感じのイントロダクション。
「Esp」
L.A.モダン・ファンクとPrince調ヴォーカルが融合した妖しげな雰囲気がクセになります。
「Paralyzed」
NJSのエッセンスを巧みに取り入れたダンサブルなミディアム・グルーヴ。NJS好きの心をくすぐるメロディ・ライン、サウンドがサイコーです。
「Cybernetiplegia」
Prince調のファルセット・ヴォーカルがハマる1曲。この少し変態チックな雰囲気にグッときます。
「Contact」
タイトル曲はインタールード的なつなぎの1曲。
「Mother」
Prince殿下に通じる魅力を持った哀愁バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=k78KxrtvJcA
「Obsession」
ジャケのようなダーク・パープルが似合いそうな哀愁ミディアム。真夜中に電気を暗くして聴きたいサウンドです。
「Cryptid」
この曲もNJSのエッセンスが効いています!彼が自らのサウンドを"ロマンティック・ファンク"と称するのが良く分かるセクシー&ドリーミーな仕上がり。
「Atlantis」
妖しげな夢の中を彷徨うようかのような音世界が展開されます。
「Outro (Athanasi)」
NJSなフィーリングを満喫しながら、最初のエンディングへ・・・
「In My Head (Alternate Ending)」
夢の中のセクシー&ビューティフル・バラードでもう1つのエンディングへ・・・妖しげな夜の子守歌って感じですね(笑)
世陸男子400Mリレー&ゴルフ全米プロのせいで今日も朝まで起きているパターンですね。