2017年09月30日

Melba Moore『Melba』

Van McCoyプロデュースによるダンサブル・レディ・ソウル☆Melba Moore『Melba』
Melba
発表年:1976年
ez的ジャンル:Buddah系ダンサブル・レディ・ソウル
気分は... :去る人、来る人・・・

女性R&BシンガーMelba Mooreが1976年にリリースした『Melba』です。

1945年N.Y.生まれの女性R&BシンガーMelba Mooreについて、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Peach Melba』(1975年)
 『A Portrait of Melba』(1977年)
 『Closer』(1980年)

本作『Melba』(1976年)は、『Peach Melba』(1975年)、『This Is It』(1976年)に続くBuddahでの第3弾アルバムです。

Van McCoyがプロデュースした『This Is It』からタイトル曲「This Is It」がダンス・ヒットした流れを汲んだダンス/ディスコ色の強い1枚に仕上がっています。

プロデュースはVan McCoyCharles Kipps

レコーディングにはGordon Edwards(b)、Eric Gale(g)、Richard Tee(key)、Steve Gadd(ds)、Chris Parker(ds)というStuffの面々をはじめ、Hugh McCracken(g)、Leon Pendarvis(key)、Crusher Bennett(congas、per)等のミュージシャンが参加しています。

個人的には本作らしいダンサブル・サウンドを楽しめる「The Way You Make Me Feel」「Good Love Makes Everything Alright」「Ain't No Love Lost」「The Greatest Feeling」「(I Need) Someone」あたりがオススメです。

前作で自信をつけたVan McCoyがMelba Mooreの魅力を上手く引き出している1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「The Way You Make Me Feel」
オススメその1。Charles Kipps作。シングルにもなったダンス・トラックがオープニング。エレガントなダンサブル・サウンドとMelbaのキュート・ヴォーカルがマッチした爽快な高揚感がいいですね。個人的にも一番のお気に入り曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=r1ubrFTIlsg

「Good Love Makes Everything Alright」
オススメその2。Richard Harris/Van McCoy作。この曲もシングルになりました。素敵なコーラス隊と共にMelbaのキュート・ヴォーカルが躍動します。7分半を超える長尺ですが、重厚なサウンドで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=xPoGpvT99OA

「The Long and Winding Road」
Beatlesの名曲カヴァー(John Lennon/Paul McCartney作)。ミュージカル出身のMelbaにフィットする1曲ですが、アルバムの構成上は少し違和感があるかも?
https://www.youtube.com/watch?v=hh0AHQ9Bhx8

「Ain't No Love Lost」
オススメその3。Curtis Mayfield作品のカヴァー。オリジナルは1972年にリリースされたPatti Joヴァージョンです。Curtis自身のヴァージョンはアルバム『Got to Find a Way』(1974年)に収録されています。本ヴァージョンはPatti Joヴァージョンをよりダンサブルにした印象を受けます。
https://www.youtube.com/watch?v=AEGO4b_TmRc

Patti Jo「Ain't No Love Lost」
 https://www.youtube.com/watch?v=G_hYEXMbLJs
Curtis Mayfield「Ain't No Love Lost」
 https://www.youtube.com/watch?v=hiI-l7kxW7M

「The Greatest Feeling」
オススメその4。Richard Harris/Van McCoy作。壮大なオーケストレーションを配したフィラデルフィア・サウンド的なダンス・トラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=g1ZQsA4Z7Do

「Mighty Clouds of Joy」
Buddy Buie/Robert Nix作。B.J. Thomas、1971年のヒット曲をカヴァー。ゴスペル・フィーリングのビューティフル・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=icQjK-uMBKo

「(I Need) Someone」
オススメその5。Charles Kipps作。エレガントなオーケストレーション&コーラス隊を配した軽快なダンサブル・チューン。Melbaの透明感のあるヴォーカルが栄えます。

「So Many Mountains」
Joe Cobb/Van McCoy作。Melbaのキュート・ヴォーカルとバック・コーラスにおるヴォーカル・アレンジにグッとくる少しイナたいダンサブル・チューンで締め括ってくれます。

他のMelba Moore作品もチェックを!

『Peach Melba』(1975年)
Peach Melba

『This Is It』(1976年)
THIS IS IT (EXPANDED EDITION)

『A Portrait of Melba』(1977年)
Portrait of Melba

『Melba '78』(1978年)
Melba

『Closer』(1980年)
CLOSER

『What a Woman Needs』(1981年)
WHAT A WOMAN NEEDS(EXPANDED)

『The Other Side of the Rainbow』(1982年)
OTHER SIDE OF THE RAINBOW

『Never Say Never』(1982年)
NEVER SAY NEVER(PLUS BONUS)

『Read My Lips』(1985年)
READ MY LIPS (EXPANDED)

『A Lot of Love』(1986年)
A LOT OF LOVE (EXPANDED)
posted by ez at 06:08| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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