2007年06月21日

Sa-Ra『The Hollywood Recordings』

ヤバいものに出会ってしまったかも?☆Sa-Ra『The Hollywood Recordings』
The Hollywood Recordings
発表年:2007年
ez的ジャンル:近未来&コズミック系Hip-Hop
気分は... :少し混乱気味...頭を整理してみよう!

いろいろあって、頭の中が少し混乱気味!
あまり色気を出さずに、自信を持って、やれることを確実にやってみよう!

さて今日は『Kero One Presents:Plug Label』のエントリーの時に触れた、最近お気に入りのHip-HopアルバムSa-Ra『The Hollywood Recordings』です。

Sa-RaSa-Ra Creative Partnersという呼ぶ方が正式かも?)は、Taz Arnold、Shafiq Husayn、Om'Mas Keithの3人によるプロデューサー/クリエイターし・ユニット。

Dr.Dre、N.E.R.D、Jurassic 5など数多くのアーティストのプロデュースやリミックスを手掛けてきた彼らがいよいよフル・アルバムをリリースしてくれまシタ。

Kanye WestのレーベルG.O.O.D.と契約した彼らですが、本作『The Hollywood Recordings』はBabygrandeからのリリースです。

実際、『The Hollywood Recordings』収録曲の大半はKanye Westに出会う前の作品みたいですね。故J Dillaをフィーチャーした曲などが含まれるのはそのためでしょう。

HMVのサイトに掲載されていた彼らへのインタビューによると、A.M.E.S.(Afro Magnetic Electronic Spiritualismの略)という言葉で彼らの音楽のエッセンスは説明できるらしいデス。

 Afro:アフリカを起源としたもの
 Magnetic: 人を惹きつけるポジティヴでそしてネガティヴなもの
 Electronic: 科学というものが与えてくれたもの
 Spiritualism": より強力なパワーや哲学、信条などを信じる力

個人的には、近未来のHip-Hop、コズミックなHip-Hop、非日常的な異空間のHip-HopというのがSa-Raの印象ですね。

とにかく得体の知れないヤバいものに出会った印象がありマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Hey Love」
ミステリアスなムードのフューチャー・ソウル。Herbie Hancock「Textures」ネタ。

「Glorious」
D'Angeloあたりのヤバさを感じる1曲。CDショップでこの曲を試聴した瞬間に購入の意思を固めまシタ。独特の浮遊感のあるシンセ・サウンドがヤバすぎですね。

「So Special」
Rozzi Daimeをフィーチャーしたメロウ・チューン。最近の僕のiPodヘビロテ曲です。こうしたキャッチーなトラックもしっかり押さえているあたりが心憎いですな。

「And If」
Ty(Ty and Kory)をフィーチャーしたコズミックなブラックホールHip-Hop。ホント、彼らの世界に吸い込まれていくような引力をもったトラックっす。

「Rosebuds」
メロウでオーガニックなトラックが実に気持ちいい1曲です。個人的には「So Special」とセットで聴いていマス。

「Feel the Bass」
Talib Kweliをフィーチャーした不穏なムードの1曲。このヤバ目なカンジが何ともいいですな。

「White! (On the Floor) 」
打ち込みのピコピコ感が僕好み!近未来のHip-Hopってカンジがグッド!

「Ladies Sing」
トラック&コーラスはとてもミステリアスだけど、ボーカルはほのぼのしていてホッとする不思議な曲。

「Sweet Sour You」
Bilalをフィーチャーしたミッド・グルーヴ。この曲も近未来感が漂っていますね。トラックとBilalのボーカルが実にマッチしていますな。

「Tracy」
Rozzi Daimeをフィーチャー。無機質なクールネスが漂うトラックが好きですね。

「Fly Away」
Erykah BaduとGeorgia Anne Muldrowをフィーチャー。不思議な音空間が展開されます。とてもスペイシーなのに、オーガニックな雰囲気も感じるのは何故なんだろう?

「Lean on Me」
Kurupt、Lord Nez、Erika Roseをフィーチャー。なかなかセクシーなErika Roseのコーラスがいいカンジ。

「Thrilla」
J Dillaをフィーチャー。天才クリエイター同士にしかわからない何かあるんでしょうね。

「Hollywood (Redux)」
ジャジーでメロウな雰囲気を持つトラックがなかなか魅力の1曲。マッタリ感もあって好きだなぁ。

僕の持っているのは赤一色のジャケであり、Amazonで扱う今回のジャケとは異なりマス。赤一色のジャケの方が非日常的なイメージで彼らの音楽にマッチしているように思いマス。
posted by ez at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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