2017年11月12日

Dego & Kaidi『A So We Gwarn』

ロンドン・シーンを牽引する強力タッグの最新作☆Dego & Kaidi『A So We Gwarn』
ソー・ウィー・グワン (SO WE GWARN)
発表年:2017年
ez的ジャンル:ロンドン最新ブラック・ミュージック
気分は... :あゝ、荒野・・・

新作アルバムはロンドンの音楽シーンを牽引する強力タッグの最新作Dego & Kaidi『A So We Gwarn』です。

4HeroDegoBugz In The AtticKaidi Tathamのタッグに関して、当ブログでは2000Black名義の『A Next Set A Rockers』(2008年)、Silhouette Brown名義の『Silhouette Brown』(2004年)という2枚のアルバムを紹介済みです。

Dego & Kaidi名義でリリースする本作『A So We Gwarn』は、デトロイトのレジェンドDJ、Theo ParrishのレーベルSound Signatureからのリリースです。

KaidiKaidi以外に、United VibrationsのメンバーWayne Francis(sax)をはじめ、 Yelfris Valdes(tp)、Ray Carless(horns)、Mr Mensah(g)、Miles Brett(violin)、Nadine Charles(vo)、Sarina Leah(vo)といったミュージシャンが参加しています。

Dego & Kaidiによる最新ブラック・ミュージックを存分に楽しめる内容です。アフロ/カリブなエッセンスを取り入れたブロークンビーツ経由のクロスオーヴァー・サウンドが印象的ですね。

個人的には「Decide What You Choose」「It's All For Us」タイプのヴォーカル曲がもう少しあるとさらに満足度が高いのですが・・・

西ロンドン好きの人であれば、間違いのない1枚なのでは?

全曲紹介しときやす。

「See & Blind, Hear & Deaf」
Dego & Kaidiによるロンドン流ブギー・サウンドといった趣のオープニング。クールにキメてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=FmD47qQGSyM

「Treasure Beach」
70代ジャズ・ファンクを2017年ロンドン仕様にアップデートしたような仕上がり。Wayne Francis、Yelfris Valdesのホーン隊が盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=p2ToWMKmbfI

「Too Much Ginger」
フューチャリスティックなブロークンビーツ。Miles Brettのヴァイオリンがいいアクセントになっています。

「Sista's Love」
アブストラクトな質感のメロウ・チューン。J Dilla好きの人なんかも気に入るのでは?

「Nyabinghi Warriors」
ラテン・フレイヴァーの効いたクラブジャズな小曲。もっと長尺で聴きたい気分・・・
https://www.youtube.com/watch?v=mVyTuvyqKSY

「Decide What You Choose」
Nadine Charles、Sarina LeahというDego作品ではお馴染みの女性シンガー2人をフィーチャーしたフューチャー・ソウル。アルバムで最もキャッチーな仕上がり。Mr Mensahのギターも効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=7TiQF6dNwko

「Maroon Strategies」
ラテン・フレイヴァーのダンサブル・チューン。Dego & Kaidiらしい音世界を楽しめます。シャープな疾走感が実に心地好いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=x1ecU35ffog

「The Sorrell Sweet」
フューチャリスティックなフュージョン・サウンドで近未来な爽快感を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=AjI9LJdVuzM

「A So We Gwarn」
タイトル曲はフューチャリスティックなアーバン・サウンドの小曲。

「18.1096 N 77.2975 W」
ライナーノーツにも書いてありますがAzymuthの影響を感じるロンドン調フュージョン・サウンドです。
https://www.youtube.com/watch?v=2PQJW51GAbI

「Shy Makku」
シンセ・ベースによる腹に響くヘヴィ・グルーヴが印象的です。聴き重ねるごとにハマりそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=iY3wPPAax_g

「The Rockers Rebel Step」
UKジャマイカンのDNAを持つDego & Kaidiらしいタイトルですね。フューチャリスティックなフュージョン・サウンドで駆け抜けます。爽快な格好良さがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=vJzKCEwoWIg

「It's All For Us」
Nadine Charlesのヴォーカルをフィーチャー。Yelfris Valdes、Ray Carlessのホーン隊も加わったフューチャリスティックなブギー・チューン。Dego & Kaidi好きの人であれば、気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=FqaYzKQKHfk

「Don't Put Your Hat Where Your Hand Can't Reach」
Wayne Francisのサックスをフィーチャーしたフューチャー・ジャズで締め括ってくれます。

DegoおよびKaidi Tatham関連の過去記事もご参照ください。

Silhouette Brown『Silhouette Brown』(2004年)
シルエット・ブラウン

2000Black『A Next Set A Rockers』(2008年)
ア・ネクスト・セット・ア・ロッカーズ

Dego『A Wha' Him Deh Pon?』(2011年)
A Wha Him Deh Pon ?

Dego『The More Things Stay The Same』(2015年)
The More Things Stay The Same (ザ・モア・シングズ・ステイ・ザ・セイム)

4Hero『Parallel Universe』(1994年)
Parallel Universe

4Hero『Creating Patterns』(2001年)
Creating Patterns

4Hero『Play with the Changes』(2007年)
Play With the Changes (Dig)

Tek 9『Simply』(1999年)
Simply (+ Bonus Tracks)

Bugz In The Attic『Back In The Doghouse』>(2006年)
Back in the Doghouse
posted by ez at 01:56| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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