2017年12月05日

Abdul Rahim Ibrahim(Doug Carn)『Al Rahman! Cry Of The Floridian Tropic Son』

Doug Carnの別名義アルバム☆Abdul Rahim Ibrahim『Al Rahman! Cry Of The Floridian Tropic Son』
アル・ラーマン!クライ・オブ・ザ・フロリディアン・トロピック・サン
発表年:1977年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系スピリチュアル・ジャズ
気分は... :求道者・・・

今回はジャズ・ピアニストDoug Carnがイスラム教徒名Abdul Rahim Ibrahim名義でリリースした唯一のアルバム『Al Rahman! Cry Of The Floridian Tropic Son』(1977年)です。

1948年フロリダ生まれのジャズ・ピアニストDoug Carnの紹介は、『Revelation』(1973年)、『Adam's Apple』(1974年)に続き3回目となります。

それまで黒人ジャズ・レーベルBlack Jazz Recordsから『Infant Eyes』(1971年)、『Spirit of the New Land』(1972年)、『Revelation』(1973年)、『Adam's Apple』(1974年)といったアルバムをリリースしていたDoug Carnですが、Black Jazz Records閉鎖後に初めてリリースしたアルバムが本作『Al Rahman! Cry Of The Floridian Tropic Son』(1977年)です。

Black Jazz Recordsの閉鎖に加え、プライベートでも奥方であったJean Carnと離婚し、公私共に転換期にあったDoug Carnが、一度自らをリセットするために制作したプライベート色の強い1枚という印象を受けます。

自らプロデュースし、Abdul Rahim Ibrahim(vo、p、syn)以下、George Harper(ts)、Curtis Robertson(b)、Howard King(ds)、Khalid Abdullah(congas、timbales、per)、Sundiata(vo)、Debbie Penn(vo)、Kweili(vo)といったミュージシャンがレコーディングに参加しています。

自らや神と対話するような自身のヴォーカルを全面にフィーチャーした、求道者のようなスピリチュアル・ジャズ作品です。その一方で、ソウル色やカリブ色なども織り交ぜて、案外聴きやすくキャッチーな仕上がりだと思います。レア・グルーヴ方面で再評価が高いのも納得です。

レア・グルーヴ的には「Tropic Sons」「Suratal Ihklas」「Balancez Calinda」あたりが人気だと思いますが、「Casbah」「The Watcher」あたりもオススメです。

特異な1枚だと思いますが、不思議な魅力のあるアルバムです。

全曲紹介しときやす。

「Casbah」
メロウ&ソウルフルな魅力があるオープニングはスピリチュアル・ソウルとでも呼びたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=fE9Vyy2eCRA

「Tropic Sons」
カリビアン+スピリチュアルなテイストが独特のジャズ・グルーヴを生み出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=ERV85b2EiMk

「Al Rahman」
15分超に渡る大作。神に救いを求める祈りのようなヴォーカルが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=DVdy24O3rm0

「The Watcher」
躍動するピアノと共に疾走するファンキー・グルーヴ。本作の中では比較的注目度の低い曲ですが、僕はかなり好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=M2NLPYv1C38

「Eroniffa's Brown Bird」
しっとりとしたビューティフル・バラード。安らぎの1曲といった感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=qtDiqGxLnRA

「Suratal Ihklas」
スピリチュアル&トライバルなファンキー・ジャズ・グルーヴ。呪術的なパーカッシヴ感が僕好み!何故だか、この曲を聴いていたら、続けてThe Rolling Stones「Sympathy For The Devil」が聴きたくなってきました。
https://www.youtube.com/watch?v=BMeLXkRCzq4

「Balancez Calinda」
格好良さでいえば、コレが一番かもしれませんね。疾走するスピリチュアル・メロウ・グルーヴといった感じでしょうか。グルーヴィーでありながら、スピリチュアルな高揚感も味わえるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Rt2qHjHzvKw

Doug Carnの他のBlack Jazz作品もチェックを!

『Infant Eyes』(1971年)
INFANT EYES

『Spirit of the New Land』(1972年)
SPIRIT OF THE NEW LAND

『Revelation』(1973年)
Revelation (直輸入盤・帯・ライナー付き)

『Adam's Apple』(1974年)
ADAMS APPLE
posted by ez at 01:43| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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