発表年:1997年
ez的ジャンル:コンテンポラリー・ゴスペル系女性コーラス・グループ
気分は... :聖なる夜はゴスペルを!
クリスマスが近づくとゴスペル系の作品が聴きたくなりますね。
今回は90年代女性ゴスペル・ヴォーカル・グループ作品からVirtue『Virtue』(1997年)です。
Virtueは1994年に結成された女性ゴスペル・ヴォーカル・グループ。1stアルバムとなる本作『Virtue』におけるメンバーは、Karima Trotter(旧姓)とEbony Trotter(旧姓)のTrotter姉妹、Negelle Sumter、Shavonne Sampsonの4名。
その後、メンバー・チェンジしながらも、『Get Ready』(1999年)、『Virtuosity』(2001年)、『Free』(2003年)、『Testimony』(2006年)、『Testimony Reloaded』(2015年)、『Fearless』(2016年)といったアルバムをリリースし、現在に至っています。
現メンバーはEbony Holland、Karima Kibble姉妹とHeather Martinという3名。
さて、1stアルバムとなる本作『Virtue』(1997年)ですが、Brownstone、Jadeあたりの90年代女性R&Bグループがお好きな人であれば、気に入るであろう素敵なコンテンポラリー・ゴスペル作品に仕上がっています。
メイン・プロデュースは実力派ゴスペル・グループCommissionedのメンバーMitchell Jones。それ以外に人気ゴスペル・グループTake 6のJoey KibbleとMark Kibble等もプロデュースを務めています。ちなみに、本作リリース後にJoey KibbleとKarimaは結婚しています。
また、ヴォーカル・アレンジにはDawkins & DawkinsのEric DawkinsやCommissionedのメンバーであるMontrell Darrettの名もクレジットされています。
R&B感覚の「Take It By Force」、「Let The Redeemed」、「Your Love Lifted Me」、素晴らしいヴォーカル・ワークを満喫できる「Greatest Part Of Me」、「Quiet Times」、「I Must Tell Jesus」あたりが僕のオススメです。
R&Bファンも楽しめる素敵なコンテンポラリー・ゴスペルをぜひ!
全曲紹介しときやす。
「Let The Redeemed」
オススメその1。このオープニングを聴けば、90年代女性R&Bグループ好きが楽しめる1枚であることが一発でわかると思います。Eric Dawkinsのヴォーカル・アレンジを手掛けた美メロのミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=vlYtROVfhaI
「Your Love Lifted Me」
オススメその2。ア・カペラでスタートするダンサブルなメロウ・グルーヴ。90年代女性R&Bならではの魅力が詰まっています。
https://www.youtube.com/watch?v=-9T7ryr9ro4
「So Good To Know」
ヴォーカル・アレンジが冴える爽快ミディアム・グルーヴ。透明感のあるヴォーカル・ワークで魅了します。
https://www.youtube.com/watch?v=Bqa-ugUr8ws
「Greatest Part Of Me」
オススメその3。コンテンポラリー・ゴスペルらしい慈愛に満ちたビューティフル・ソング。聴いているだけで大きな愛に包まれている気分になります。
https://www.youtube.com/watch?v=BskeOgUvQqs
「Quiet Times」
オススメその4。素敵なコーラスに魅了されるビューティフル・バラード。ゴスペル・グループAndrae Crouch & The Disciplesのカヴァーです。
https://www.youtube.com/watch?v=uvvIxsHwxxM
「Lord You Are Worthy (Interlude)」
ゴスペル・グループらしい小曲。
「Take It By Force」
オススメその5。これは完全にR&Bモード。ヴォコーダーを駆使したダンサブル・チューン。僕の一番のお気に入り!このグループの艶やかな魅力に触れることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=dn7LG38Ie2g
「Through Your Name」
コンテンポラリー・ゴスペルらしい歌力を感じるミディアム・バラード。ゴスペルらしいダイナミックなヴォーカル・ワークを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=4jWI_pIYZyg
「I Must Tell Jesus」
オススメその6。神の慈愛が聴く者を優しく包み込みます。クリスマス・モードにもフィットするのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=z4IR4igCvbg
「Cry No More」
Paul Jackson, Jr.がギターで参加。彼のギターをバックに、しっとりとバラードを歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=0jZ4UP6D7u0
「Be With You」
ラストは美メロのビューティフル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=0jZ4UP6D7u0
Virtueの他作品もチェックを!
『Get Ready』(1999年)
『Virtuosity』(2001年)
『Free』(2003年)
『Testimony』(2006年)
『Testimony Reloaded』(2015年)
『Fearless』(2016年)