2018年05月21日

Alessi『Alessi』

双子デュオによる爽快メロウなデビュー作☆Alessi『Alessi』
アレッシー(紙ジャケット仕様)
発表年:1976年
ez的ジャンル:双子デュオ系メロウ・ポップ
気分は... :月曜朝は爽快に…

双子の兄弟デュオAlessiのデビュー・アルバム『Alessi』(1976年)です。

BillyBobbyという双子のAlessi兄弟によるデュオAlessiの紹介は、5thアルバム『Long Time Friends(1982年)に続き2回目になります。

前回紹介したのが2006年なので、12年ぶりにAlessiを取り上げました。もう1枚くらいは紹介していたつもだったのですが・・・

今回、1stアルバム『Alessi』(1976年)と2ndアルバム『All For A Reason』(1977年)のどちらを取り上げるか迷いました。

インパクトという点では名曲「All For A Reason(ただ愛のために)」収録の『All For A Reason』の方が分があるかもしれません。しかしながら、個人的に愛着のある『Alessi』(1976年)をセレクト。

アルバム全体を包み込む柔らかい雰囲気が好きなんですよね。このデュオらしい爽快ハーモニーを満喫できる点でも満足度の高い1枚です。また、このデュオのソングライティング・センスも堪能できます。

プロデュースはBones Howe

Billy Alessi(vo、syn、el-p、p)、Bobby Alessi(vo、g、b)以下、Dennis Budimir(g)、Ray Parker, Jr.(g)、 Jim Hughart(b)、Scotty Edwards(b)、Hal Blaine(ds、congas、per)、Jeff Porcaro(ds)、Frank Ravioli(ds)、John Guerin(ds)、Bones Howe(congas、per)、Tom Scott(ts、fl)、Victor Feldman(vibe)、Emil Richards(vibe)といったミュージシャンが参加しています。

ハイライトは1977年に入ってUKシングル・チャート第7位となったヒット曲「Oh, Lori」(邦題「愛しのローリー」)。それ以外に「Joanna」「You Can Have It Back」といったメロディアスな爽快グルーヴも人気が高いのでは?

さらにメロディアスなセンスが冴える「Don't Hold Back」「Too Long To Forget」あたりも個人的におススメです。

この双子デュオらしい爽快ハーモニーによる爽快メロウ・ポップを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Do You Feel It?」
邦題「あふれる想い」。1stシングルにもなりましたが、シンセを駆使したイントロの仰々しさで損しているかも?本編はハードなポップ・ロック調の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=sIcgn8DVK_4

「You Can Have It Back」
邦題「恋の痛手」。僕の一番のお気に入り。このデュオらしい爽快ハーモニーが映えるメロディアスなメロウ・グルーヴ。甘く切ない感じがたまりません!
https://www.youtuccbe.com/watch?v=1D2TwsDxPF8

「I Was So Sure」
邦題「傷ついた翼」。切ない失恋ソングを優しく歌い上げます。悲しみの中でも前を向こうとしている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=VSmlxA4LuHI

「Big Deal (Live Without You)」
邦題「失恋」。ソウル・バラード調ですが、このデュオらしくどこまでも爽やかハーモニーで魅せてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Mnp7RtvpHg0

「Don't Hold Back」
素敵なハーモニーが映えるメロディアスなメロウ・ポップ。彼らのソングライティングのセンスの良さも感じます。Tom Scottがサックス・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Fr7HIjCU_uo

「Too Long To Forget」
邦題「忘れ得ぬ思い出」。この曲も彼らのメロディアスなセンスが冴えます。聴き重ねるほどに味わいが増してきます。
https://www.youtube.com/watch?v=yNgJwqjcmek

「Sad Songs」
哀愁メロディを切々と歌い上げるバラード。ストリングスも盛り上げてくれます。Olivia Newton-Johnがカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=art9fOA_jyE

「Oh, Lori」
邦題「愛しのローリー」。1977年にUKシングル・チャート第7位となったヒット曲。ジャジー・テイストのメロウ・サウンドをバックに、このデュオらしい素敵なハーモニーを満喫できる名曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=Q9dpvIXp2_8

当ブログで紹介したMeta Roos & Nippe Sylwens Bandのカヴァーでご存知の方も多いのでは?また、Cities Aviv「Meet Me on Montrose (For Ex-Lovers Only)」、Tomppabeats「Being in Love With U」のサンプリング・ソースとなっています。
Meta Roos & Nippe Sylwens Band「Oh Lori」
 https://www.youtube.com/watch?v=dkDc0MfbBiU
Cities Aviv「Meet Me on Montrose (For Ex-Lovers Only)」
 https://www.youtube.com/watch?v=lj1tMclOvy8
Tomppabeats「Being in Love With U」
 https://www.youtube.com/watch?v=FM_BM5qVwiU

「Joanna」
この曲も人気ですね。KalapanaCecilio & KaponoといったハワイアンAORと一緒に聴きたい爽快グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=1OBYeR9AAJg

「Seabird」
ラストはデモのようなチープな仕上がりですが、彼ららしいメロディを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=LvEd_ZQ0WPc

Alessiの他作品もチェックを!

『All For A Reason』(1977年)
ただ愛のために

『Driftin'』(1978年)
ドリフティン

『Words & Music』(1979年)
ワーズ&ミュージック

『Long Time Friends(1982年)
そよ風にくちづけ
posted by ez at 00:39| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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