2018年05月31日

Tavares『Supercharged』

David Foster等がプロデュースしたアーバン・メロウ作品☆Tavares『Supercharged』
スーパーチャージド
発表年:1980年
ez的ジャンル:兄弟グループ系アーバン・ソウル
気分は... :西野ジャパンどうなる!

サッカー日本代表、西野ジャパンの初陣にして最終メンバー選考前のラスト・マッチとなったガーナ代表戦は0対2で敗れました。

敗戦および試合内容に対してネガティヴな反応が目立ちますが、新システム試行や最終メンバー選考といった複数の目的を持って試合に臨んだことや、相手国ガーナの実力を踏まえれば、この結果は仕方がないし、それ程悲観する内容でも無かったのでは?と思います。

勿論、本番のグループ・リーグで日本が4か国中で最も弱いことは承知していますが、2010年の南アメリカW杯と同じく、この危機感がチームに結束や良い意味での開き直りをもたらすのでは?と密かに期待しています。

いよいよ今日はメンバー発表ですが、当ブログではドイツW杯以来、毎回最終メンバー予想をしているので今回も予想しておきます。

GK:川島、東口、中村
DF:吉田、 槙野、昌子、植田、遠藤、長友、酒井宏、酒井高
MF:長谷部、山口、大島、柴崎、本田、香川、原口、宇佐美、乾
FW:大迫、武藤、岡崎

過去最高は23名中22名的中ですが、今回は如何に!

さて、70〜80年代に活躍したソウル/ディスコ・グループTavaresが1980年にリリースした『Supercharged』です。

マサチューセッツ州出身のRalphPoochChubbyButch Tiny というTavares兄弟によって結成されたグループTavaresの紹介は、『New Directions』(1982年)に続き2回目となります。

本作『Supercharged』は、David FosterPagesを手掛けたことで知られるBobby Colomby(元 Blood, Sweat & Tears)といった白人プロデューサーを迎え、Jay GraydonTotoDavid HungateSteve Lukather等を起用し、ポップ・フィールドとのクロスオーヴァーにアプローチした作品です。

プロデュースはDavid FosterBenjamin WrightBobby Colomby

レコーディングにはDavid Shields(b)、David Hungate(b)、James Jamerson Jr.(b)、Ed Greene(ds)、Harvey Mason(ds)、Jay Graydon(g)、Steve Lukather(g)、Paul Jackson, Jr.(g)、Timothy James May(g)、David Williams(g)、Dale Oehler(p)、Gregory Phillinganes(p、el-p)、Patrick Henderson(p)、David Foster(key)、John Barnes(key)、Bill Champlin(key)、Steven George(syn)、Jim Hirsen(syn)、Bobby Colomby(per)、Ed Mann(per)、Eddie "Bongo" Brown(per)、Frederick Walker(per)、Paul Lani(per)、Peter Christlieb(sax)等のミュージシャンが参加しています。また、 Jerry Heyがホーン・アレンジを手掛けています。

シングルにもなった「Bad Times」、ライト感覚のダンス・チューン「Can't Get Enough」Deniece Williamsのカヴァー「Why Can't We Fall In Love」Bill Champlinのカヴァー「I Don't Want You Anymore」、Teddy Randazzo作のメロウ・チューン「Paradise」が僕のおススメです。

ソウル好きのみならずAOR好きの人もチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Bad Times」
Bobby Colombyプロデュース。Gerard McMahon作。アルバムからの1stシングル。全米チャート第47位、同R&Bチャート第10位となりました。本作らしいクール&メロウなアーバン・ミディアムはAORファンも気に入るはず!Peter Christliebがサックス・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=bXYybJoKCj4

Digable Planets「Dial 7 (Axioms of Creamy Spies)」、Dynamite Deluxe「Samy Deluxe」のサンプリング・ソースとなっています。
Digable Planets「Dial 7 (Axioms of Creamy Spies)」
 https://www.youtube.com/watch?v=gfzuNeVCpwg
Dynamite Deluxe「Samy Deluxe」
 https://www.youtube.com/watch?v=h-P-ngLfrwg

「We Both Tried」
David Fosterプロデュース。David Foster/Bill Champlin作。Bill Champlinのオリジナルは当ブログでも紹介した『Single』(1978年)に収録されています。本ヴァージョンはオリジナルの雰囲気を尊重しつつ、素晴らしいヴォーカルワークで哀愁メロディを聴かせてくれます。Jay Graydon & Steve Lukatherという人気ギタリスト2人が盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=O4oKcPX_58w

Joe Budden「Def Jam Diss」のサンプリング・ソースとなっています。
Joe Budden「Def Jam Diss」
 https://www.youtube.com/watch?v=z8y1Oe4jTD8

「Can't Get Enough」
Benjamin Wrightプロデュース。Benjamin Wright/Kathy Wakefield/Tony Coleman作。Tavaresらしい開放的なダンス・チューンですが、本作らしいポップ・フィールドを意識したライト感覚がいいですね。

「Why Can't We Fall In Love」
Benjamin Wrightプロデュース。Carole Bayer Sager/David Foster/Deniece Williams作。Deniece Williamsのカヴァー。オリジナルは『When Love Comes Calling』(1979年)に収録されています。Deniece Williamsヴァージョンも大好きですが、本ヴァージョンも男性ヴォーカル・グループならではの感動がある絶品バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=dp4z90tk88w

「I Can't Go On Living Without You」
Benjamin Wrightプロデュース。Benjamin Wright作。アルバムからの2ndシングル。オーセンティックなソウル・バラードです。本作の狙いとは少しズレている気もしますが感動バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=LCaDThfgkdU

Slick Rick「I Own America Part 2」、DJ 600 V「93...94」、Joy Denalane「One in a Million」、Messy Marv feat. J. Holiday「Cheat on Her」、Sean One & Monark「Forgive Me (Remix)」のサンプリング・ソースとなっています。
Slick Rick「I Own America Part 2」
 https://www.youtube.com/watch?v=LkFx2GgtAjo
DJ 600 V「93...94」
 https://www.youtube.com/watch?v=d0JUsYGCZSM
Joy Denalane「One in a Million」
 https://www.youtube.com/watch?v=52HKPGwayxk
Messy Marv feat. J. Holiday「Cheat on Her」
 https://www.youtube.com/watch?v=ymVtVFVsFus

「I Don't Want You Anymore」
David Fosterプロデュース。David Foster/Bill Champlin作。
Bill Champlinのオリジナルは「We Both Tried」と同じく『Single』(1978年)に収録されています。いかにもDavid Fosterプロデュース、Jay Graydon & Steve Lukather参加らしいポップ・ロック寄りのAORチューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ccFjzOi_WTY

「Paradise」
Bobby Colombyプロデュース。Teddy Randazzo作。アコースティックな質感を強調したメロウ・ミディアム。中盤以降はシンセによるアーバン・フィーリングが印象的です。Johnny Mathis、Karen Silverがカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=toGT3_butvA

「Got to Have Your Love」
Bobby Colombyプロデュース。Angelo Richards/Patrick Henderson作。軽快なアーバン・サウンドに惹かれるミディアム・グルーヴ。Paul Jackson, Jr.のギター・ソロもキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=zd1xT4azPY0

Tavaresの他作品もチェックを!

『Check It Out』(1974年)
チェック・イット・アウト

『Hard Core Poetry』(1974年)
Hard Core Poetry - Expanded Edition

『In the City』(1975年)
愛のディスコティック

『Sky High!』(1976年)
スカイ・ハイ

『Love Storm』(1977年)
Love Storm

『Future Bound』(1978年)
Future Bond

『Madam Butterfly』(1979年)
Madam Butterfly

『Love Uprising』(1980年)
Love Uprising - Expanded Edition

『Loveline』(1981年)
Loveline

『New Directions』(1982年)
ニュー・ダイレクションズ(期間生産限定盤)

『Words and Music』(1983年)
ワーズ&ミュージック(期間生産限定盤)
posted by ez at 00:50| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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