2018年06月02日

Anthony David『The Powerful Now』

実力派男性R&Bシンガーの間違いない1枚☆Anthony David『The Powerful Now』
The Powerful Now
発表年:2016年
ez的ジャンル:実力派男性R&Bシンガー
気分は... :温もりのR&B!

温もりのあるヴォーカルが魅力の男性R&BシンガーAnthony David『The Powerful Now』(2016年)です。

ジョージア州サバンナ出身の男性R&BシンガーAnthony Davidに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 『3 Chords & the Truth』(2004年)
 『The Red Clay Chronicles』(2006年)
 『As Above So Below』(2011年)
 『Love Out Loud』(2012年)

現時点での最新作となる『The Powerful Now』(2016年)はShanachieからのリリース。日本では殆ど話題になることがなく、スルー状態になっていましたがようやく入手できたので、遅まきながら紹介したいと思います。

本作でAnthonyと共にソングライティング&プロデュースで活躍しているのがEddie Stokes

それ以外にAnthony David作品ではお馴染みのShannon Sandersをはじめ、Reesa ReneeDaniel JonesJalon Smith等がソングライティング&プロデュースで関与しています。

The Foreign Exchange絡みの活動で知られる女性シンガーCarmen Rodgersをはじめ、MylahReesa Reneeがフィーチャリングされています。

派手さやプロダクションの豪華さはありませんが、インディ作品らしくAnthony Davidというアーティストのスタンス、メッセージがストレートに伝わってくるのがいいですね。

オープニングを飾る「Ride On」、PVにIndia.Arieも登場する「Beautiful Problem」、オトナの素敵なラブ・ソング「Booed Up」、ダンサブルな「I Don't Mind」、ロック・バンド311のカヴァー「Amber」、ビューティフル・バラード「Ayodele (Joy Comes Home)」、Carmen Rodgersとのデュエット「Charge」あたりが僕のおススメです。

実力派男性R&Bシンガーの間違いない1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Ride On」
Anthony David/Eddie Stokes作&プロデュース。Anthonyの強い意志が伝わってくるソウル・チューン。Anthony Davidというアーティストの芯を感じることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=24T34Ozc27s

「The Powerful Now」
Anthony David/Eddie Stokes作。Eddie Stokesプロデュース。聴く者を鼓舞してくれるパワフルなミディアム・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=usdVqpqUZ9A

「Beautiful Problem」
Robin Lernert/Shannon Sanders作。Shannon Sandersプロデュース。PVには彼のデビューのきっかけを作った恩人India.Arieも出演しています。美しくも切ないバラードを実直に歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=dFeM3i8WVJI

「Booed Up」
Anthony David/Eddie Stokes/Jamilah Windham作。Anthony David/Eddie Stokesプロデュース。Mylahをフィーチャーした本作のハイライトといえるグッド・バラード。オトナのラブ・ソングな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=nRi_O12KEeQ

「I Don't Mind」
Anthony David/Eddie Stokes作。Eddie Stokesプロデュース。軽くラテン・フレイヴァーの効いたダンサブル・サウンドとオートチューンを効かせたヴォーカルがマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=pcnG3SqcoQA

「Amber」
Nick Hexum作。Anthony David/Eddie Stokesプロデュース。ネブラスカ出身のロック・バンド311のレゲエ調の名曲をカヴァー。本ヴァージョンはオリジナルの雰囲気を継承しつつ、レゲエ色は排したメロウ・フォーキーに仕上がっています。デビュー・アルバム『3 Chords & the Truth』の雰囲気に近いかもしれませんね。

「Out of My League」
Anthony David作。Anthony Davidプロデュース。ロッキンな雰囲気を醸し出すオルタナな仕上がり。

「Road to Baxley」
Anthony David/Eddie Stokes作&プロデュース。ヴィンテージ×Hip-Hopな仕上がり。独特の雰囲気を醸し出しています。

「Ayodele (Joy Comes Home)」
Anthony David/Eddie Stokes作&プロデュース。聴く者を大きな愛で優しく包み込んでくれるビューティフル・バラード。心を一つにしてくれるパワーがあります。

「Never Again」
Anthony David/Silky Gates/Reesa Renee/Anthony Robinson作。Anthony David/Reesa Reneeプロデュース。Reesa Reneeをフィーチャー。ジャジーなネオソウルは悪くありませんが、もう一工夫欲しい気も?

「Charge」
Daniel Jones/Carmen Rodgers作。Daniel Jonesプロデュース。Carmen Rodgersをフィーチャー。元々は彼女のアルバム『Stargazer』(2015年)に収録されていたものです。そのせいか他の楽曲とは雰囲気が異なります。派手さはありませんが、グッド・シンガー同士のデュエットによる感動バラードはジワジワきます。
https://www.youtube.com/watch?v=IB4MVKnzlXQ

「Inevitable」
Anthony David/Jalon Smith/Eddie Stokes作。Jalon Smith/Eddie Stokesプロデュース。ラストは聴く者に勇気を与えてくれるミディアム・バラードで締め括ってくれます。

Anthony Davidの他作品もチェックを!

『3 Chords & the Truth』(2004年)
3コーズ&ザ・トゥルース

『The Red Clay Chronicles』(2006年)
レッド・クレイ・クロニクルズ

『Acey Duecy』(2008年)
Acey Duecy

『As Above So Below』(2011年)
Above So Below

『Love Out Loud』(2012年)
Love Out Loud
posted by ez at 11:23| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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