発表年:1979年
ez的ジャンル:粘り腰ファンク/メロウ・ソウル
気分は... :W杯開幕!
いよいよサッカーW杯ロシア大会開幕!
地元ロシアが下馬評を覆す素晴らしいサッカーで開幕戦を圧勝。サウジアラビアにはショックの大きい敗戦でしたね。
今回はソウル/ファンク・バンドBar-Kaysの『Injoy』(1979年)です。
テネシー州メンフィスで結成されたソウル/ファンク・バンドBar-Kaysの紹介は、『Nightcruising』(1981年)に続き2回目となります。
本作『Injoy』は全米アルバム・チャート第35位、同R&Bアルバム・チャート第2位となったヒット・アルバム。R&Bアルバム・チャート第2位というのはグループにとっての最高位です。
また、同作からのシングル「Move Your Boogie Body」は全米R&Bチャート第3位のヒットとなりました。
本作におけるメンバーはJames Alexander(b)、Lloyd Smith(g)、Larry Dodson(vo)、Charles Allen(tp)、Frank Thompson(tb)、 Harvey Henderson(sax)、Winston Stewart(key、syn)、Mark Bynum(key、vo)、Michael Beard(ds)、Sherman Guy(per、vo)という10名。
プロデュースはAllen Jones。
ヒットした粘り腰ファンク「Move Your Boogie Body」、素敵なメロウ・バラード「Running In and Out of My Life」、ホーン&ストリングス・アレンジが巧みな「Loving You is My Occupation」、ファンキー・ダンサー「Up in Here」、込み上げ系ソウル・バラード「Today is The Day」、ラテン・フレイヴァーのディスコ・チューン「More and More」あたりが僕のおススメです。
Sam Dees作の「You've Been」以外はメンバーらのオリジナルです。
全曲紹介しときやす。
「More and More」
オープニングはラテン・フレイヴァーを効かせたブレイクが印象的なディスコ・チューン。実に軽やかな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dnAT8QXFRPY
「Move Your Boogie Body」
全米チャート第57位、同R&Bチャート第3位となったアルバムからの1stシングル。Bar-Kaysらしい粘り腰のファンク・チューン。聴いた瞬間にアドレナリンが出まくるキャッチーさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=TZvReo9RuaE
サンプリング・ソースとしても大人気!415「Gimme My Props」、Sean T「Stay Off the Dick」、A Lighter Shade of Brown「If You Wanna Groove」、Gospel Gangstaz「Mobbin' (Gang Affiliated)」、Rappin' 4-Tay「Tear the Roof Off」、Young Soldierz「In the Mornin' Man」、Chunk「Devil Try to Do Me」、Mack Lew「High Speed」のサンプリング・ソースとなっています。
415「Gimme My Props」
https://www.youtube.com/watch?v=ubqhYG3fIOk
A Lighter Shade of Brown「If You Wanna Groove」
https://www.youtube.com/watch?v=t9YxwohZ7n4
Gospel Gangstaz「Mobbin' (Gang Affiliated)」
https://www.youtube.com/watch?v=yCX3FX57Vso
Young Soldierz「In the Mornin' Man」
https://www.youtube.com/watch?v=L33Lue4cZxQ
「Running In and Out of My Life」
「Move Your Boogie Body」と同じ位に人気があるであろうメロウ・バラード。ファルセット・ヴォーカルの映えるファンク・バンドならではの胸キュンの素敵なバラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fMb_MZpW-Rw
Dom Kennedy「She Ain't in Love」のサンプリング・ソースとなっています。
Dom Kennedy「She Ain't in Love」
https://www.youtube.com/watch?v=F878m9iQwQ0
「Girl I'm on Your Side」
重心の低いグルーヴ感が魅力のミディアム・ファンク。ブリブリ来る感じがいいですね。
「Loving You is My Occupation」
フュージョン・フィーリングの爽快ミディアム・ファンク。ホーン&ストリングス・アレンジが巧みです。
「Today is The Day」
アルバムからの2ndシングル(全米チャート第60位、同R&Bチャート第25位)。オーセンティックな込み上げ系ソウル・バラードですが、直球勝負感が好感持てます。
https://www.youtube.com/watch?v=_wyGACCRGFo
「You've Been」
Sam Dees作。Beau Williams(アルバム『Stay With Me』収録)やLarry Graham(アルバム『Victory』収録)でも知られる楽曲です。さすがSam Deesと思わせる素敵なバラードです。爽快かつ味わいのあるソウル・バラードで聴かせてくれるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=DBzjnz9fILc
「Up in Here」
Bar-Kaysらしい粘り腰と爽快な雰囲気を両立させたファンキー・ダンサー!再評価の高い1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=f7m0B-jNV6I
Bar-Kaysの他作品もチェックを!
『Soul Finger』(1967年)
『Gotta Groove』(1969年)
『Black Rock』(1971年)
『Do You See What I See?』(1972年)
『Too Hot to Stop』(1976年)
『Flying High on Your Love』(1977年)
『Money Talks』(1978年)
『Light of Life/Injoy』(1978/1979年) ※2in1CD
『As One』(1980年)
『Nightcruising』(1981年)
『Propositions』(1982年)
『Dangerous』(1984年)