発表年:1979年
ez的ジャンル:マルティニーク系フレンチ・カリビアン
気分は... :フランス対ベルギー
明日はW杯準決勝「フランス対ベルギー」。
事実上の決勝戦かもしれませんね。
当初はフランス有利と思っていましたが、ブラジルとの戦いぶりを見て、ベルギーが日本戦を教訓に真の強さを持った気がします。
今回は再評価の高いフレンチ・カリビアン作品Pierre Maizeroi『Salsa』(1979年)です。
フランス海外県の1つ、カリブ海西インド諸島のマルティニーク出身のシンガー・ソングライターPierre Maizeroiの紹介は、『Pierre Maizeroi』(1983年)に続き2回目となります。
1stアルバムとなる本作『Salsa』(1979年)は、フレンチ・カリビアン・サンバなキラー・チューン「Leve Leve」が収録されていることで人気の高い1枚です。
Pierre Maizeroi(vo、per)以下、Mohaoe Meniri(g)、Victor Dexal(banjo、tambora)、Olivier Masselot(el-p、syn)、Morado Meniri(b)、Hocine Meniri (ds、timbales)、Dje Meniri(timbales)がレコーディングに参加しています。
キラー・チューン「Leve Leve」以外にも、バカンス・モードのカリビアン・グルーヴがズラリと並びます。特にメロウ&トライバルな感じが僕好みです。
全7曲30分足らずのアルバムですが、十分満足できる1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Leve Leve」
本作のキラー・チューン。ガット・ギターの音色が心地好いフレンチ・カリビアン・サンバが夏モードへ誘ってくれます。メロウ・エレピもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=K7r12E9TzIM
「Mi Bagail」
ラテン好きの人は気に入るであろうカリビアン・モードのチャ・チャ・チャ。シンセの音色がいいアクセントになっています。
「Foyal」
ティンバレスが主役のパーカッシヴなインスト。トライバル好きの人向き。
「Tiembe Reid」
開放的なメロウ・カリビアン・サウンドが心地好いです。軽快なリズムと開放的なヴォーカルがバカンス気分に浸らせてくれます。
「Bo Canal」
メロウなカリビアン・グルーヴを楽しめます。演奏全体のヴィヴィッドな感じがいいですね。
「Soso」
ワールド・ミュージック好きの人は気に入りそうなカリプソ調の仕上がり。
「Madinina」
ラストは覚醒的なトライバル・グルーヴのインスト。ガラージ好きの人なんかも気に入りそうな1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=pYv3Q62UeJU
未聴の方は『Pierre Maizeroi』(1983年)もチェックを!
『Pierre Maizeroi』(1983年)