2018年07月23日

Stargard『Stargard』

全米R&Bチャート第1位「Theme From "Which Way Is Up"」収録☆Stargard『Stargard』
銀河からの訪問者
発表年:1978年
ez的ジャンル:スペイシー・ディスコ系女性コーラス・グループ
気分は... :激闘!全英オープン

今回は黒人女性コーラス・グループStargardのデビュー・アルバム『Stargard』(1978年)です。

Stargardは1976年、L.A.で結成された黒人女性コーラス・グループ。

メンバーはRochelle RunnelsJanice WilliamsDebra Andersonの3名。

デビュー・シングルとなったコメディ映画『Which Way is Up?』(1977年)の主題歌「Theme From "Which Way Is Up"(邦題:銀河からの訪問者)」が、全米R&Bチャート第1位、全米チャート第21位という大ヒットとなります。

また、1978年には映画『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』にキャストの一員として参加し、「Lucy in the Sky With Diamonds」「I Want You (She's So Heavy) 」といったBeatlesソングをカヴァーしています。

アルバムとしては、『Stargard』(1978年)、『What You Waiting For』(1978年)、『Changing Of The Gard』(1979年)、『Back 2 Back』(1981年)、『Nine Lives』(1982年)という5枚をリリースしています。『Back 2 Back』、『Nine Lives』の2枚はDebraが脱退し、Rochelle、Janiceの2名体制でした。

結果として、デビュー・シングルのスペイシー・ディスコ「Theme From "Which Way Is Up"(邦題:銀河からの訪問者)」が最大のヒットとなり、一発屋グループ的なイメージが強いのかもしれませんね。

そのデビュー・シングル「Theme From "Which Way Is Up"」が収録されているのが本作『Stargard』(1978年)であり、全米アルバム・チャート第26位、同R&Bチャート第12位となっています。

プロデュースはMark Davis

前述の「Theme From "Which Way Is Up"(邦題:銀河からの訪問者)」が目立つかもしれませんが、同じくスペイシー・ディスコな「Disco Rufus」、パワフルなファンキー・グルーヴ「The Force」、ダイナミックなダンス・チューン「Smile」、シングルにもなったラブ・バラード「Love Is So Easy」あたりもおススメです。

スペイシーなファンキー・ダンサーをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Three Girls」
Debra Anderson/Janice Williams/Rochelle Runnells作。メンバー自らの自己紹介的なオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=zDHfXf8UEao

「Smile」
Rochelle Runnells作。開放的なホーン・サウンドと共にスタートするダイナミックなダンス・チューン。なかなかノリのいい仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=T0QvH1dHW3g

「Love Is So Easy」
Rochelle Runnells作。2ndシングルにもなったラブ・バラード。女性ソウル・グループとしての彼女たちの魅力を堪能できる正統派バラードです。ストリングス・アレンジはGene Page
https://www.youtube.com/watch?v=HoyVCzggPhM

「Don't Change」
Chuck Jackson/Marvin Yancy作。「Love Is So Easy」に続きオーセンティックなバラードです。なかなか味わい深い仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=-6D2-wgecQo

「Theme From "Which Way Is Up"」
Norman Whitfield作。前述のようにグループ最大のヒット曲。スペイシーなシンセが響くディスコ・ファンクはこの時代らしいですね。Enigma、Marcia Hineがカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=xSJi1H3jZPk

「The Force」
「Theme From "Which Way Is Up"」と同じくNorman Whitfield作。パワフルなファンキー・グルーヴ。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。ファンキーという点ではコレが一番魅力的だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=rGFWhK79vXU

「I'll Always Love You」
Mark Davis作。ソウルフルなヴォーカルを満喫できるミディアム。溌剌としたパワフルさがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Iwx2xvyLGBQ

「Disco Rufus」
Mark Davis/Michael Nash作。シングル「Theme From "Which Way Is Up"」のB面曲。「Theme From "Which Way Is Up"」と同路線のスペイシー・シンセが印象的なディスコ・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=UJClOWPY12o

再発CDには『What You Waiting For』(1978年)のタイトル曲でシングルにもなったNorman Whitfield作の「What You Waiting For」がボーナス・トラックとして追加収録されています。
「What You Waiting For」
 https://www.youtube.com/watch?v=tcX0T4QCjM0

『Changing Of The Gard』(1979年)
チェンジング・オブ・ザ・ガード
posted by ez at 02:18| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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