2018年07月25日

Soulstance『Life Size』

Lo Greco兄弟によるミラノ発クラブジャズの第3弾☆Soulstance『Life Size』
Life Size
発表年:2003年
ez的ジャンル:Schema系クラブジャズ
気分は... :それでもクラブジャズ・・・

今回は久々にイタリア、ミラノの人気クラブジャズ・レーベルSchema作品を紹介したいと思います。セレクトしたのはSoulstance『Life Size』(2003年)です。

Gianni Lo GrecoEnzo Lo GrecoLo Greco兄弟によるクラブジャズ・ユニットSoulstanceの紹介は、『En Route』(1999年)、『Act On!』(2000年)に続き3回目となります。

少し前に『Lead the Way』(2006年)以来、約12年ぶりとなる新作アルバム『Electronic Chamber Jazz』Irma からリリースしたSoulstance

『Electronic Chamber Jazz』(2018年)
Electronic Chamber Jazz

そんな新作リリースのニュースを聞き、未エントリーの彼らの作品を取り上げることにしました。

プロデュース&アレンジはLo Greco兄弟
Enzo Lo Grecoがすべてのソングライティングを手掛けています。

レコーディングにはGianni Lo Greco(ds、per)、Enzo Lo Greco(b、g、p、fl、prog)以下、Giacomo Tringali(per、vibes)、Pepe Ragonese(tp)、Tullio Ricci(sax、fl)、Marco Bianchi(p)、Andrea Dulbecco(vibes)、Michael Rosen(sax)、Michele Fazio(p)、Licia Russo(vo)、Milena Spada(vo)、Arthur Miles(vo)、Angela Baggi(vo)、Patrizia Di Malta(back vo)、Laura Piccinelli(back vo)といったミュージシャンが参加しています。

シングルにもなった「Caribe」をはじめ、「Lift Up」「The Time」「High Five」といった各種コンピで取り上げられた楽曲が聴きものだと思います。

ここ数年のJazz The New Chapterを契機とした"今ジャズ"ブームの煽りで、肩身が狭くなった印象のクラブジャズですが、本作を聴きながら自分のクラブジャズ好きを再認識しました。

これからもクラブジャズ作品を積極的に取り上げたいと思います。

全曲紹介しときやす。

「Caribe」
シングルにもなったオープニング。各種コンピにも収録されています。ラウンジ感覚のラテン・ジャズ×エレクトロニカな感じがSchemaらしくてグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=YdCe72sKwgE

「Au Revoir La Nuit」
ワルツ・ジャズ×ドラムンベースな女性スキャット入りクラブジャズに仕上がっています。浮遊するシンセとダブルベースの組み合わせがいい感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=OoCNgp5mri8

「Zenith」
土着的なアフロ・ブラジリアン・リズムとシンセによる人工的なウワモノのコントラストが鮮やかな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=I95pew1Vh-I

「Lift Up」
各種コンピにも収録されている人気曲。ラウンジ調の落ち着いた雰囲気とドラムンベースな疾走感がモロに僕好みです。Pepe Ragoneseのミュート・トランペットがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=HjgECoIzcBg

「Honesty」
Licia Russoの女性ヴォーカルをフィーチャー。Licia Russoの艶やかな哀愁ヴォーカルとエレガントさを加味したボッサ・ジャズ・サウンドの組み合わせがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=GeUaLUs_MPY

「Soul Ensemble」
ハイパーな疾走感が心地好い1曲。Schemaらしいダンサブルなクラブジャズを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=SJxdotmmkjI

「Lost On A Wave」
女性スキャット入りのクール&メロウな疾走感が僕好み。ありがちなパターンの曲ですが、こういう感じ好きなんです!
https://www.youtube.com/watch?v=mfFrheAXcMo

「Love Comes Again」
ヴァイヴの音色が心地好いミラノ・ジャズならではのラウンジ感がいい感じの1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=Ury9KbnhuuM

「Nucleus」
ダブルベースのハードボイルドな響きが格好良いダンサブル・チューン。Andrea Dulbeccoのヴァイヴ・ソロもキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=FPx3uT7CuFc

「Angel's Eyes」
Angela Baggiのヴォーカルをフィーチャー。少しレイジーのAngela Baggiのヴォーカルを活かした仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=Nbn4Q-F-c58

「Life Size」
タイトル曲は近未来的エレクトロニカ・サウンドと旧き良きイタリアン・ジャズのエッセンスを融合させたクラブジャズらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=8wbxdGW1BuE

「High Five」
パーカッシヴに疾走するダンサブル・チューン。各種コンピにも収録された楽曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=Eo_R-90QiUE

「The Time」
ラストは各種コンピにも収録された人気曲。「Lift Up」と並ぶ本作のハイライト。Arthur Milesのヴォーカルをフィーチャーした哀愁メロウ・グルーヴです。シブいArthur MilesのヴォーカルとPepe Ragoneseのミュート・トランペットがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=w6bksh4x6ug

Soulstanceの他作品もチェックを!

『En Route』(1999年)
En Route

『Act On!』(2000年)
Act On!

『Lead the Way』(2006年)
Lead the Way
posted by ez at 13:01| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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