発表年:2007年
ez的ジャンル:Five Deez系ソウル・ユニット
気分は... :大ぶりエビ・フライ、たっぷりのタルタルで!
昨日は人気の某定食屋で大ぶりなエビ・フライをタルタル・ソース追加トッピングで食し、テンション上がりました。僕の最後の晩餐はタルタル大盛りのエビ・フライかな・・・
さて、Hip-HopユニットFive Deezの中核メンバーFat Jonによるソウル・ユニットRebel Cliqueの2ndアルバム『Still Curious』(2007年)です。
Rebel Cliqueは、Fat JonがFive Deez作品に参加している女性R&BシンガーAmleset Solomonと結成したユニット。
これまで『Unique Connection』(2005年)、『Still Curious』(2007年)という2枚のアルバムをリリースしています。
2ndアルバムとなる『Still Curious』(2007年)は全16トラックですが、曲タイトルが「Still 〜」となっている6トラックはインタールード的な小曲なため、実質的には10曲構成のアルバムです。
曲によって、愛に夢中の女心、愛に破れた切ない女心という対照的な心情をAmleset Solomonが歌い分けているのが印象的です。サウンドについてはFive Deez以上にキャッチー&ダンサブルで聴きやすいと思います。
メロウ・ソウル・グルーヴ「Gotta Let You Know」、幻想的なメロウ・ソウル「The Wave」、ドリーミーなアッパー・チューン「Losin' It」、ドラムンベース調の哀愁チューン「Let Me Go (If You Don't Love Me)」、Jonがラップするラテン・フレイヴァーの「First Kiss」、セクシー&ラブラブ・モードの「That Day」が僕のおススメ。
キャッチー&ダンサブルなトラックと、愛の悲喜こもごもを歌うAmleset Solomonのチャーミングなヴォーカルの組み合わせは、かなりハマるかもしれません?
全曲紹介しときやす。
「Still Ready」
アルバムのプロローグ。
「Gotta Let You Know」
Amlesetの艶やかなヴォーカルが映えるキャッチーなメロウ・ソウル・グルーヴ。Fat Jonのトラック創りも含めて、僕好みのアーバン・メロウに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=wgKnrmD4GRo
「My World」
Jonが自分の人生哲学についてラップします。JonのHip-Hopアーティストとしての揺るぎない自信のようなものを感じます。
「Still Waiting」
ジャジー&メロウな小曲。
「Unspoken Goodbye」
愛に破れた切ない女心をAmlesetを歌い上げる哀愁R&Bグルーヴ。哀愁メロディと吹っ切れたようなダンサブルなリズムのコントラストがいいですね。
「The Wave」
幻想的なメロウ・ソウル。霧の中のメロウ・サウンドとAmlesetの艶やかなヴォーカルが別世界へと誘ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=pH4ciozPY94
「Still Striving」
ジャジーHip-Hopらしいクールな小曲。
「Losin' It」
幻想的なイントロから一転、情熱的で妖艶なAmlesetのヴォーカルが弾けるアッパー・チューン。ドリーミーに疾走するFat Jonのトラックもグッド!
「Sneakin Around」
「Losin' It」からの流れを受け継ぐ、ドリーミーなトラックをバックに、愛が終わったことへのむき出しの感情をAmlesetがビッチ・モードで歌います。
「Still Chillin」
フルートの音色が妖しく響く小曲。
「Let Me Go (If You Don't Love Me)」
美しいピアノを伴った哀愁バラード。少しドラムンベース調のダンサブル・トラックが印象的です。切ないAmlesetのヴォーカルにもグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=6pA5FAKDU_w
「To Love」
ダーク&クールなトラックをバックに、Amlesetが愛する人への思いの丈を歌い上げます。
「Still In Love」
メロウ・グルーヴな小曲。もっと長尺で聴きたい!
「First Kiss」
ファースト・キスの意味についてJonがラップします。ラテン・フレイヴァーの軽快なトラックが僕好み。
「That Day」
あの日からの変わらぬ愛をAmlesetがキュートに歌うセクシー&ラブラブ・モードのメロウ・チューン。メロウ・エレピの音色が実に心地好いです。
「Still Breathing」
ラストはアブストラクトな格好良さを持つ小トラックで締め括ってくれます。
『Unique Connection』(2005年)