2018年10月27日

L.T.D.『Togetherness』

グループ絶頂期の充実作☆L.T.D.『Togetherness』
トゥゲザネス
発表年:1978年
ez的ジャンル:大所帯ファンク/ソウル・グループ
気分は... :この一体感!

Jeffrey Osborne擁するL.T.D.の5thアルバム『Togetherness』(1978年)です。

大所帯ファンク/ソウル・グループL.T.D.(Love Togetherness Devotion)について、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Something To Love』(1977年)
 『Devotion』(1979年)
 『Shine On』(1980年)

本作『Togetherness』(1978年)は、グループ最大のヒット・シングル「(Every Time I Turn Around) Back in Love Again」を含み、全米R&Bアルバム・チャートNo.1となった『Something To Love』(1977年)の成功をうけて制作された作品です。

前作『Something To Love』(1977年)、次作『Devotion』(1979年)と共に、グループ名にもなった
"Love"、"Togetherness"、"Devotion"というテーマを扱った三部作として位置づけられています。

結果として、本作も全米R&Bアルバム・チャート第3位のヒットとなり、グループの絶頂期を感じさせる1枚となっています。

本作におけるメンバーはJeffrey Osborne(vo、per、ds)、Lorenzo Carnegie(ts、as、fl)、Henry Davis(b、syn、back vo)、Jimmy "J.D." Davis(p、el-p、clavinet、celeste、back vo)、John McGhee(g)、Abraham "Onion" Miller(ts、bs)、Billy Osborne(org、p、el-p、clavinet、per、ds、back vo)、Jake Riley(tb)、Carle Vickers(tp、flh、fl、ss、b)。

さらにゲストとして、Benorce Blackmon(g)、Melvin D. Webb(per、ds)、Paul Shure(string concertmaster)が参加しています。

プロデュースはL.T.D.作品ではお馴染み、フィリー・ソウルの重鎮Bobby Martin

シングルとして全米R&BチャートNo.1となったダンス・クラシック「Holding On (When Love Is Gone)」、同じくシングルになったラブ・バラード「We Both Deserve Each Other's Love」、定番サンプリング・ソースとして大人気の「Don't Stop Loving Me Now」あたりが目立つかもしれません。

個人的には、人気ソングライティング・チームGrey & Hanksが楽曲提供した「You Fooled Me」「You Must Have Known I Needed Love」、ブラジリアン・フレイヴァーのグルーヴィー・ファンク「Jam」、ラテン・フレイヴァーのファンク「It's Time to Be Real」、陽気なディスコ・ファンク「Together Forever」あたりもおススメです。

絶頂期のL.T.D.を感じられる充実作だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Holding On (When Love Is Gone)」
Jeffrey Osborne/John T. McGhee作。アルバムからのリード・シングルであり、全米R&BチャートNo.1となっています。シングルに相応しいキャッチー&スムースなダンス・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=QXwHxa9yeGQ

「We Both Deserve Each Other's Love」
Jeffrey Osborne/James Davis作。アルバムからの2ndシングル。Jeffrey Osborneの伸びやかなヴォーカルが映える素敵なラブ・バラード。ホーン&ストリングスがロマンティック・ムードを演出してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Xy3FBYE9KDQ

「Jam」
Jake Riley/John T. McGhee作。ご機嫌なグルーヴィー・ファンク。軽くブラジリアン・フレイヴァーを効かせているのが僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=GQkSAQMqUg8

「You Must Have Known I Needed Love」
人気ソングライティング・チームGrey & Hanks(Zane Grey/Len Ron Hanks)作。Millie Jacksonもカヴァーしています。Grey & Hanksらしいキャッチー&メロディアスなダンサブル・チューンで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=8Vz_6B0_tPM

「Don't Stop Loving Me Now」
LeRoy Bell/Casey James作。Jeffrey Osborneのヴォーカルを堪能できる僕好みのメロウ・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=8Rb2K_sRqY8

今日では定番サンプリング・ソースとして大人気ですね。Too $hort「Top Down」、Poor Righteous Teachers「Word Iz Life」、Tyrese feat. Before Dark「Tell Me, Tell Me」、imx feat. Smooth「Old School Love」、Royal Flush「Can't Live Without You」、Young Gunz「Grown Man」、Proof feat. B-Real & Method Man「High Rollers」、Divine Profitz feat. Chadrach「Can't Live Without Cha」、Devin the Dude feat. Snoop Dogg「I Don't Chase 'Em」、Dio feat. Sef「Aye」、PeeRZet「Fatamorgana」、Awon & Linkrust「Cloudy」等のサンプリング・ソースとなっています。

Too $hort「Top Down」
 https://www.youtube.com/watch?v=9lWF9RkCgi0
Poor Righteous Teachers「Word Iz Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=P4YBM4Stk3s
Tyrese feat. Before Dark「Tell Me, Tell Me」
 https://www.youtube.com/watch?v=GcFV8SD8R-s
imx feat. Smooth「Old School Love」
 https://www.youtube.com/watch?v=j7xPhp0A9Ow
Royal Flush「Can't Live Without You」
 https://www.youtube.com/watch?v=W6so-QrdDrY
Proof feat. B-Real & Method Man「High Rollers」
 https://www.youtube.com/watch?v=vpyqd3Ey4QU
Divine Profitz feat. Chadrach「Can't Live Without Cha」
 https://www.youtube.com/watch?v=5SgLxncpq5U
Devin the Dude feat. Snoop Dogg「I Don't Chase 'Em」
 https://www.youtube.com/watch?v=3OIF_XrarCI
Dio feat. Sef「Aye」
 https://www.youtube.com/watch?v=Z6iPVDBpxXQ
PeeRZet「Fatamorgana」
 https://www.youtube.com/watch?v=ACPtcAK-X1M
Awon & Linkrust「Cloudy」
 https://www.youtube.com/watch?v=jcKOGslOBlY

「It's Time to Be Real」
Jeffrey Osborne/Henry Davis作。ラテン・フレイヴァーを効かせた開放的なファンク・チューン。ラテン風味のファンキーな高揚感がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=-vivDSkN0yo

「Concentrate on You」
Harold Johnson作。軽くボッサ風味を効かせたメロウ・ミディアム。Jeffrey Osborneのヴォーカルの魅力を存分に堪能できます。Stanley Turrentineがカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=0fjpWGBMxVA

「You Fooled Me」
Grey & Hanks(Zane Grey/Len Ron Hanks)作の2曲目。個人的にはスウェイ・ビート感が格好良い作者Grey & Hanksのヴァージョンが大好きなので、当然本ヴァージョンもお気に入りです。
https://www.youtube.com/watch?v=AONSAcd-aoQ

当ブログでも紹介したGrey & Hanksヴァージョン(アルバム『You Fooled Me』収録)(1978年)もチェックを!
Grey & Hanks「You Fooled Me」
 https://www.youtube.com/watch?v=i9yaNAho41c

「Together Forever」
Billy Osborne//Carle Vickers作。パーティー・モードの陽気なディスコ・ファンク。大音量でみんなで盛り上がりたいダンス・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=PI1fh-G2eOI

「Let's All Live and Give Together」
Billy Osborne/Jeffrey Osborne作。ラストはスケール感の大きなバラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=En-nGhgqfdc

L.T.D.の他作品もチェックを!

『Love To The World』(1976年)
Love to the World

『Something To Love』(1977年)
サムシング・トゥ・ラヴ

『Devotion』(1979年)
Devotion

『Shine On』(1980年)
Shine on by L.T.D.

『Love Magic』(1981年)
ラヴ・マジック

『For You』(1983年)
For You
posted by ez at 02:15| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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