2018年11月07日

Tierra『Tierra』

元El Chicanoメンバーが結成したL.A.ラテン・ロック・バンド☆Tierra『Tierra』
ティエラ
発表年:1973年
ez的ジャンル:チカーノ系ラテン・ロック
気分は... :iPhoneトラブルで・・・

昨日はiPhoneのiOSアップデート・トラブルで1日棒に振ってしまいました。

Appleのリモートサポートを利用したものの解決せず、仕方なく正規修理サービス店に持ち込む羽目に・・・

いくつか近隣の正規修理サービス店に事前連絡してみましたが、どの店も予約が一杯の状況。

最悪、昨日内でのトラブル解決は無理かもしれないと覚悟しつつ、とりあえず電話応対が一番丁寧であったビックカメラ某店へ持ち込んでみました。

結果として、丁寧かつ迅速に対応して頂き、受付から30分強で不具合が解決!
大満足のサービス対応で、すっかりお店のファンになってしまいました。

トラブルに振り回された1日でしたが、最後は期待以上のスピード解決となり、不思議とスッキリ気分・・・

それでも帰宅したら、心身共にグッタリ・モードで飯も食わずに数時間眠ってしまいました。

さて、今回は70年代US西海岸チカーノ・バンド作品からTierra『Tierra』(1973年)です。

Tierraは、El ChicanoのメンバーであったSteveRudySalas兄弟を中心に、L.A.で結成されたチカーノ系ラテン・ロック・バンド。

デビュー・アルバムとなる本作『Tierra』(1973年)を皮切りに、13枚のアルバムをリリースしています。1980年にはアルバム『City Nights』からのシングル「Together」(The Intrudersのカヴァー)がUSチャート第18位のヒットとなっています。

本作におけるメンバーはSteve Salas(vo、b)、Rudy Salas(g、vo)、David Torres, Jr.(key、brass、fl、recorder)、Kenny Roman(ds、timbales、per)、Conrad Lozano(b)。

Conrad Lozanoは、Los Lobosのメンバーといった方が馴染みがあるかもしれませんね。

プロデュースはArt Brambila

MaloAztecaSapoといったチカーノ系ラテン・グルーヴがお好きな人であれば、気に入るラテン・ロックだと思います。

ただし、前掲のチカーノ系グループと比較して、ドラマティックな展開やジャズ・フィーリングの大胆な導入など捻りの効いた作品に仕上がっています。

ラテン・ロック好きの人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Tierra」
Rudy Salas/Steve Salas作。ルーツを感じる神秘的なフルート&ピッコロの音色に続き、Rudy Salasのギターが火を吹く灼熱のラテン・ロックが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=GuQDadnHMak

「La Feria」
David Torres, Jr./Rudy Salas/Steve Salas作。MaloAztecaSapoあたりがお好きな人は気に入るであろうグルーヴィーなラテン・ロック。Rudy Salasのギターもキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=vUGALI3BQ38

「Together」
Steve Salas作。1980年にヒットした「Together」とは同名異曲です。アコースティックの質感の哀愁メロウ・バラード。中盤はRudy Salasのギターがむせび泣き、終盤はソウル・グループ調のコーラスを聴かせてくれます。

「If I Come This Way」
David Torres, Jr./Rudy Salas作。7分を超える大作。前半はDavid Torres, Jr.のジャズ・フィーリングのピアノが牽引します。中盤以降は美しいハーモニーによるピースフルなラテン・ロックが展開されます。

「Take What's Yours」
David Torres, Jr./Rudy Salas作。アルバムで最もロック色の強い仕上がり。ブラス・ロック調の緩急織り交ぜながら、ロック・グループとしての確かな演奏力を示してくれます。

「Gema」
"Guicho" Cisneros作。メキシコのポピュラー・スタンダードのカヴァー。古き良き伝統の哀愁メロディを素敵なスパニッシュのヴォーカル・ワークで聴かせてくれます。

「Doorsteps Of Your World」
David Torres, Jr.作。David Torres, Jr.の持つジャズ・フィーリングとラテン・ロックに取り込んだクロスオーヴァー感のあるラテン・グルーヴ。

「Barrio Suite」
David Torres, Jr./Rudy Salas/Steve Salas作。バリオ(L.A.のチカーノ居住区)のことを歌った組曲。歌詞・サウンド共にラテン・ロック・オペラといった雰囲気の大作です。

『Stranded』(1975年)
Stranded
posted by ez at 01:37| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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