2018年11月16日

Brainstorm『Journey To The Light』

キャッチーかつ洗練されたファンク/ディスコ作品☆Brainstorm『Journey To The Light』
ジャーニー・トゥ・ザ・ライト+4 [名盤1000円]
発表年:1978年
ez的ジャンル:Tabu Records系ファンク/ディスコ
気分は... :シンパシーorエンパシー?

今回は70年代ファンク/ディスコ作品からBrainstorm『Journey To The Light』(1978年)です。

Brainstormは1976年デトロイトで結成されたファンク/ディスコ・バンド。

Tabu Recordsから『Stormin'』(1977年)、『Journey To The Light』(1978年)、『Funky Entertainment』(1979年)という3枚のアルバムをリリースしています。

1977年にシングル「Lovin' Is Really My Game」をディスコ・ヒットさせています。

本作『Journey To The Light』におけるメンバーはBelita Woods(vo)、Deon Estus(b)、Renell Gonsalves(ds、per)、Gerald Kent(g)、William L. Wooten, III (p、el-p、syn)、Trenita Womack(fl、per)、Jeryl Bright(tb、per、back vo)、Larry Sims(tp、flh)、Charles Overton(as、ts、ss、back vo)。

ベースのDeon Estusは、後にWham!George Michaelのバックを務め、自身もソロ・アーティストとして、George Michaelプロデュースのシングル「Heaven Help Me」(1989年)をUSシングル・チャート第5位へ送り込んでいます。また、Jeryl Brightは後にCameoに加入し、さらにはMCBを結成しています。

プロデュースはJerry Peters

アルバム全体として、ヴォーカル、サウンド共に洗練されたキャッチーなファンク/ディスコ作品に仕上がっています。

ハイライトは、「We're On Our Way Home (Part 1)」「Journey To The Light」というダンス・クラシック2曲。

それ以外にもStevie Wonderのカヴァー「Everytime I See You, I Go Wild!」、フリーソウル的メロウ・グルーヴ「Brand New Day」、シングルにもなったスウィート・バラード「Loving Just You」、アーバンなメロウ・ミディアム「If You Ever Need To Cry」等聴き所満載です。

個人的にも、かなりど真ん中の1枚です。

全曲紹介しときやす。

「We're On Our Way Home (Part 1)」
ガラージ・クラシックとして人気のオープニング。Deon Estusの格好良いベースと共に始まる、華やかなディスコ・ダンサー。ポップなエッセンスもあって実にキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=qo1EKsAgeaQ

「Loving Just You」
シングルにもラブ・バラード。ソウル・グループ調のコーラスワークを聴けるスウィートな仕上がり。若々しいハイトーン・ヴォーカルが映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=fZb0cPd1gE0

「Everytime I See You, I Go Wild!」
Stevie Wonderのカヴァー。オリジナルはアルバム『I Was Made to Love Her』(1967年)に収録されています。Belita Woodsの女性ヴォーカルが映えるスペイシーなミディアム・ファンクに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=BjLUW76PTdI

Jean Grae「The Jam」、Atmosphere「Mattress」のサンプリング・ソースとなっています。
Atmosphere「Mattress」
 https://www.youtube.com/watch?v=RRcLFA0wW80

「Brand New Day」
僕の密かなお気に入り。ブラジリアン・フレイヴァーを織り交ぜたメロウ・グルーヴ。フリーソウル好きの人は気に入るのでは?聴いているだけでハッピー・モードになります。
https://www.youtube.com/watch?v=Famyn8DLitY

「Journey To The Light」
「We're On Our Way Home (Part 1)」と並ぶダンス・クラシック。鮮やかなホーン・アンサンブルが印象的なEW&F調のファンク・チューンに仕上がっています。スペイシー・シンセがこの時代らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hJmKVhChuC4

4Hero「Journey From the Light」、Actual Proof feat. TP「Show You the Way」のサンプリング・ソースとなっています。
Actual Proof feat. TP「Show You the Way」
 https://www.youtube.com/watch?v=NqqDoed3jVw

「If You Ever Need To Cry」
Belitaのヴォーカルが映えるアーバン・メロウなミディアム・バラード。全体として実に洗練されています。
https://www.youtube.com/watch?v=fuYpPq2iSng

「We're On Our Way Home (Part 2)」
「We're On Our Way Home (Part 1)」のPart 2。Part 1の流れを受け継ぐ華やかなディスコ・ダンサーで盛り上げてくれます。

「Positive Thinking」
本編ラストはラテン・フレイヴァーを効かせたメロウ・フュージョン調のジャズ・ファンクで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=sO6GV7uWhdg

CDにはボーナス・トラックとして、strong>「The Visitor」、「Loving Just You (7" Stereo Version)」「Loving Just You (7" Mono Version)」「We're On Our Way Home (Parts 1 & 2)」が収録されています。特に、12"が大人気であった「We're On Our Way Home (Parts 1 & 2)」の収録は嬉しい限りです。

Brainstormの他作品もチェックを!

『Stormin'』(1977年)
ストーミン+5

『Funky Entertainment』(1979年)
Funky Entertainment
posted by ez at 03:10| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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