2018年12月08日

General Johnson『Generally Speaking』

Chairmen Of The Boardのフロントマンの1stソロ☆General Johnson『Generally Speaking』
ジェネラリー・スピーキング+4
発表年:1972年
ez的ジャンル:Invictus系男性ソウル
気分は... :少しズルしています(笑)

男性ソウル・グループChairmen Of The Boardのリード・ヴォーカルGeneral Johnsonの1stソロ・アルバム『Generally Speaking』(1972年)です。

Holland-Dozier-Holland(Brian Holland/Lamont Dozier/Eddie Holland)が設立したInvictusを代表する男性ソウル・グループThe Chairmen Of The Board

そのフロント・マンであったGeneral Johnsonは、グループの活動と並行してInvictusからソロ・アルバム『Generally Speaking』(1972年)をリリースしています。

General Johnsonは本作以降、Chairmen Of The Boardの活動休止期間中に、Aristaからソロ第2弾アルバム『General Johnson』(1976年)をリリースしています。

さて、本作『Generally Speaking』(1972年)ですが、全10曲中3曲がThe Chairmen Of The Board『In Session』(1970年)の収録曲をそのまま再収録されている点にご注意ください。

プロデュースはGeneral Johnson自身とGreg PerryRaynard MinerWilliam Weatherspoon

『In Session』(1970年)からの「It Was Almost Something」「All We Need Is Understanding」「Everything's Tuesday」という3曲はノーザン・ソウル的な魅力に溢れています。

それ以外の楽曲はミディアム系が中心ですが、適度にロックのエッセンスを効かせているのがいいですね。「Saginaw County Line」「I Never Get Tired Of You」「Things Are Bound To Get Better Later On」「Mary Lou Thomas」あたりが僕の好みです。

General Johnsonらしい泣きの節回しを存分に楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Saginaw County Line」
General Johnson/Greg Perry作。味わいのあるミディアム・チューンがオープニング。ソウルフルなロック・バラード的な魅力があります。

「God's Gift To Man」
General Johnson/Greg Perry作。60年代ラテン・ソウル・フレイヴァーを効かせた爽快ダンサブル・チューン。

「It Was Almost Something」
Raynard Miner/William Weatherspoon作。Chairmen Of The Board『In Session』収録曲の再収録1曲目。軽快なノーザン・ソウルとJohnsonの込み上げヴォーカルがよくマッチしています。ファズ・ギターがいいアクセントになっていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=-1CjlyliuSE

「Every Couples' Not A Pair」
Angelo Bond/General Johnson/Greg Perry作。Johnsonらしい歌い回しを満喫できるミディアム・バラード。

「All We Need Is Understanding」
Edith Wayne(Holland-Dozier-Holland)/Ronald Dunbar作。Chairmen Of The Board『In Session』収録曲の再収録2曲目。Johnson節が映えるミディアム・グルーヴ。Invictusらしさを存分に楽しめます。オルガンの音色も印象的です。Tokyo No.1 Soul Set「27,8」のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=vSXsXSic_ug

「Everything's Tuesday」
Edith Wayne(Holland-Dozier-Holland)/Daphne Dumas/Ronald Dunbar作。Chairmen Of The Board『In Session』収録曲の再収録3曲目。『In Session』からの1stシングルにもなりました。Holland-Dozier-Hollandらしさを満喫できるノーザン・ソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=Qc7v-w7cnEU

「I Never Get Tired Of You」
General Johnson/Greg Perry作。当時のLeon Russellあたりが歌っていそうな曲調のミディアム・バラード。パーカッシヴ感が増し、格好良いギター・ソロを聴ける後半の展開もたまりません。

Just-Ice feat. Big Daddy Kane「Just Rhymin' With Kane」のサンプリング・ソースとなっています。
Just-Ice feat. Big Daddy Kane「Just Rhymin' With Kane」
 https://www.youtube.com/watch?v=-pFT5zWuUcY

「My Credit Didn't Go Through」
General Johnson/Greg Perry作。イナたいアーシー感が印象的なミディアム・グルーヴ。サウンド・メイクにも一工夫あるのがいいですね。

「Things Are Bound To Get Better Later On」
General Johnson/Greg Perry作。味わい深いミディアム・バラード。中盤以降のパーカッシヴな展開も含めて僕好みの1曲に仕上がっています。

「Mary Lou Thomas」
General Johnson/Greg Perry作。格好良いバッキングと小粋なJohnsonの歌い回しにグッとくるミディアム・バラード。

Chairmen Of The BoardInvictus時代の他作品もチェックを!

Chairmen Of The Board『The Chairmen Of The Board』(1970年)
ギヴ・ミー・ジャスト・ア・リトル・モア・タイム

Chairmen Of The Board『In Session』(1970年)
イン・セッション

Chairmen Of The Board『Bittersweet/Skin I'm In』(1972,74年) ※2in1CD
Bittersweet / Skin I'm in
posted by ez at 13:43| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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