2019年01月22日

Gwen McCrae『Something So Right』

ディープなマイアミ・レディ・ソウル☆Gwen McCrae『Something So Right』
サムシング・ソー・ライト
発表年:1976年
ez的ジャンル:マイアミ・レディ・ソウル
気分は... :チーフス一歩及ばず!

NFLのAFCチャンピオンシップ「チーフス対ペイトリオッツ」はOTでペイトリオッツの勝利。

チーフスは惜しいところまで行きましたが、あと一歩及ばず!
OTのコイントスの運にも恵まれませんでしたが、チーム全体にエンジンがかかるのが遅かったのも悔やまれます。あとはペイトリオッツのラン攻撃にやられすぎましたね。

チーフスのようなハイパー・オフェンス頼みのチームでは、ペイトリオッツのような試合巧者を倒すのは難しいのかもしれませんね。

スーパーボウルではラムズを応援しますが、ガーリー、アンダーソンによるラン攻撃、ドナルド、スーの強力ディフェンス・コンビのラッシュによるペイトリオッツ撃破を期待したいと思います。

マイアミの歌姫Gwen McCraeの2ndソロ・アルバム『Something So Right』(1976年)です。

1943年フロリダ州ペンサコーラ生まれ、George McCraeとの夫婦デュエットGeorge & Gwenとしても活躍した女性ソウル・シンガーGwen McCraeの紹介は、『Melody Of Life』(1979年)に続き2回目となります。

本作『Something So Right』(1976年)は、『Gwen McCrae』(1974年)、George McCrae & Gwen McCrae『Together』(1975年)に続く、TK Records傘下Catからの第3弾アルバム、ソロ第2弾アルバムとなります。

プロデュースはClarence ReidSteve Alaimo

レコーディングにはClay Cropper(p、g)、Latimore(p)、Joey Murcia(g)、Warren Thompson (g)、George "Chocolate" Perry(b)、Tubby Zeigler(ds)等のミュージシャンが参加しています。

アルバムは前半がバラード中心、後半がダンサブル系中心の構成です。

バラード系であれば、「Love Without Sex」「Something So Right」、ダンサブル系ならば、シングルにもなった「Damn Right It's Good」「Iron Woman」あたりが聴きどころだと思います。メロウ・ソウル「Mr. Everything」も個人的には気に入っています。

マイアミの歌姫の魅力を十分満喫できる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Something So Right」
Paul Simon作品のカヴァー。オリジナルはアルバム『There Goes Rhymin' Simon』(1973年)に収録されています。しみじみと歌い上げる味わい深いバラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=LTdYY9j-NRA

Iron Sy「Plus D'Amour」、Massive Tone「Traumreise」、Sombra & Bastardo「Amor Sentimento Abstrato」、Tha Soloist「Letting Internal Fears Expire」等のサンプリング・ソースとなっています。

「Tears On My Pillow」
Little Anthony & the Imperials、1958年のヒット曲をカヴァー(Al Louis/Sylvester Bradford作)。切ない女心を見事に歌い上げる素晴らしいバラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=kq4F09Oyb_g

9th Wonder「Blue Magic Revisited」のサンプリング・ソースとなっています。

「Love Without Sex」
Clarence Reid作。タイトルからしてインパクトのある(?)ラブ・バラード。愛の本心を吐露する哀愁バラードに歌手Gwen McCraeの魅力が詰まっています。
https://www.youtube.com/watch?v=UmsxWLTHVCI

Prince Paul feat. Horror City「War Party」、Guru feat. Les Nubians「Who's There?」、Deadly Venoms「You Do the Things」、Non Phixion「Caught Between Worlds」、Projet Facteur X2「No Way (16 Rimes)」、Lupe Fiasco「Hustlaz Song」、Sam the Kid feat. Snake & SP「Negociantes」、Ortega Cartel feat. O.S.T.R.「Nawet Jesli」、Cam'ron「Think About It」等のサンプリング・ソースとなっています。
Guru feat. Les Nubians「Who's There?」
 https://www.youtube.com/watch?v=kkmAKKIpEY8
Deadly Venoms「You Do the Things」
 https://www.youtube.com/watch?v=_znlHRNoRhw
Non Phixion「Caught Between Worlds」
 https://www.youtube.com/watch?v=apOYdYTFnHU
Lupe Fiasco「Hustlaz Song」
https://www.youtube.com/watch?v=RSXc0g996j8

「Mr. Everything」
Clarence Reid作。僕のお気に入りのメロウ・ソウル。マイアミ・ソウルらしい雰囲気を満喫できる1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ZrD7kAqWlmM

「Iron Woman」
Clarence Reid作。躍動するダンサブル・チューン。マイアミ・ソウルらしいファンキーなダンス・サウンドを楽しみましょう!
https://www.youtube.com/watch?v=UxPKWv80T9g

「Damn Right It's Good」
Clarence Reid作。シングルにもなったファンキー・グルーヴ。都会的なファンキー・サウンドとGwenの堂々としたヴォーカルがよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZufsVp2GCQE

「Let Nature Take It's Course」
Clarence Reid作。哀愁モードのダンサブル・チューン。サウンドも含めてドラマティックな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=x0mxQtkjghM

Kool Shen feat. Breakingz「Two Shouts IV My People」、Almir Guineto & Mano Brown「Maos」等のサンプリング・ソースとなっています。
Kool Shen feat. Breakingz「Two Shouts IV My People」
 https://www.youtube.com/watch?v=nGI1b2gwgZc

「I've Got Nothing To Lose But The Blues」
Clarence Reid作。ラストは妖艶&ブルージーなミディアムで雰囲気たっぷりに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=M7JpkAGRlBc

Royal Flush feat. Noreaga「Iced Down Medallions」、Tha Eastsidaz「Tha Eastsidaz」、Scarface「Safe」、Mayer Hawthorne「The News」等のサンプリング・ソースとなっています。
Royal Flush feat. Noreaga「Iced Down Medallions」
 https://www.youtube.com/watch?v=usIb05ceGWI
Tha Eastsidaz「Tha Eastsidaz」
 https://www.youtube.com/watch?v=zhtK1zYca6Q
Scarface「Safe」
 https://www.youtube.com/watch?v=x_wY6LZq6oY
Mayer Hawthorne「The News」
 https://www.youtube.com/watch?v=AXasnq9zYho

Gwen McCraeの他作品もチェックを!

『Gwen McCrae』(1974年)
For Your Love

George & Gwen McCrae『Together』(1975年)
トゥギャザー

『Let's Straighten It Out』(1978年)
レッツ・ストレイトゥン・イット・アウト

『Melody Of Life』(1979年)
Melody Of Life ~ Expanded Edition [from UK]

『Gwen McCrae』(1981年)
グウェン・マックレイ

『On My Way』(1982年)
オン・マイ・ウェイ
posted by ez at 02:20| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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