2019年02月20日

Edwin Moses『Edwin Moses』

スペイン産ヤング・ソウル・バンドの1stアルバム☆Edwin Moses『Edwin Moses』
edwin moses
発表年:2000年
ez的ジャンル:スペイン産ヤング・ソウル・ポップ・バンド
気分は... :元気が出る音楽!

やる事が山積し、ストレス過多でスタートした今週ですが、To Doリストの項目をいくつか消し込むことができ、多少は心に落ち着きを取り戻すことができました。

ただし、まだ大きなイベントが残っているので、それを終えるまでは張り詰めた気分から解かれることはないでしょうが・・・

こんな時は元気が出る食事、元気が出る音楽で乗り切るしかない!

今回はスペイン産ヤング・ソウル・ポップEdwin Moses『Edwin Moses』(2000年)です。

スペイン北部の海岸都市ヒホンで1994年に結成された白人ヤング・ソウル・ポップ・バンドEdwin Mosesの紹介は、2ndアルバム『Love Turns You Upside Down』(2003年)に続き2回目となります。

架空ソウル・シンガーEdwin Moses(おそらくアメリカの男子陸上400Mハードル金メダリストEdwin Mosesに因んだもの)という設定に基づき、Curtis Mayfieldをはじめとする70年代ニュー・ソウルへのオマージュを感じるソウル・サウンドへアプローチするEdwin Moses

スペインのネオアコ/ソフトロック系レーベルSiestaからリリースされた1stアルバムとなる本作『Edwin Moses』(2000年)は実に新鮮であり、日本でも話題となりました。

Siestaからのリリースという点からもイメージできるかもしれませんが、渋谷系J-POPにも通じる確信犯的なポップ・センスが日本でもウケた理由ではないでしょうか。

70年代ニュー・ソウルへのオマージュ×渋谷系的ポップ・センス
 =スペイン産ヤング・ソウル・ポップ
といった感じでしょうか。

本作におけるメンバーはPablo Errea(Pablo R. A.)(vo)、Pedro Vigil(vo、g、b)、Luigi Navarro(vo、g、b)、Manuel Molina(ds、per)、Oscar Camacho(p、el-p、org)、Elias Alonso(fl)、Julio Gomez-Zorrilla(tb)、Francisco Arias(tp)、Juan Antonio "J"(sax)。

プロデュースはPaco LocoEdwin Moses

爽快ギター・カッティングで疾走する「I Needed You」、フリーソウル好きの人は思わずニンマリするヤング・ソウル「What's Going Down?」、ブルーアイド・ソウル調シティ・ポップ「I'll Be Around」Curtis Mayfieldライクな「Give It A Chance」、初めて聴くのに懐かしいソウル・グルーヴ「Let Me Get Inside」、フリーソウル的メロウ・ソウル・グルーヴ「Let It Shine」あたりが僕のおススメです。

ヤング・ソウル・ポップで元気出そうっと!

全曲紹介しときやす。

「I Needed You」
美しいストリングスを伴い、爽快ギター・カッティングで疾走する様は、ニューソウル×渋谷系といった趣のオープニング。

「What's Going Down?」
フリーソウル好きの人は思わずニンマリするであろうヤング・ソウル。フリーソウルのコンピに収録されていても全く違和感ありません。

「I'll Be Around」
ブルーアイド・ソウル調シティ・ポップといった雰囲気の仕上がり。甘酸っぱい青春の香りがするメロウネスがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=19LfUg4fng8

「Black Blood Theme」
素晴らしいストリングス・アレンジが冴えるブラックスプロイテーション・サントラ調のインスト。美しさの中に不穏な空気を感じます。

「Stop Killin' Your Sons」
ヴィンテージ感のあるソウル・グルーヴ。Curtis Mayfieldへのオマージュ的なファルセット・ヴォーカルが印象的です。

「Help Me」
ストリングスを交えたナチュラルなソウル・グルーヴ。フォーキーとエレクトリックの調和が絶妙です。

「Give It A Chance」
Curtis Mayfieldライクなメロウ・ソウル・グルーヴ。かつて渋谷系に通じる確信犯的サウンドに思わずニンマリ。

「Let Me Get Inside」
ワウワウ・ギターとストリングスによるイントロにグッときてしまう爽快ソウル・グルーヴ。初めて聴くのに懐かしい!といった感じです。涼しげなフルートもグッド!

「Let It Shine」
これもフリーソウル好きが喜びようなメロウ・ソウル・グルーヴ。聴けば分かりますが、フルーソウル人気曲Edna Wright「Oops! Here I Go Again」と一緒聴きたくなります。

「New Morning」
ジェントルなメロウ・バラード。ネオアコ的な雰囲気もあっていい感じです。」
https://www.youtube.com/watch?v=VA2f0azIseI

「Masterpiece」
アルバムの余韻を楽しむ美しいインスト小曲。

国内盤CDには「No Sunshine」「The Soul Training System」というEP「Baloncesto E.P.」(1998年)収録の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。どちらもキャッチーな仕上がりであり、お得感があります。

Edwin Mosesの他作品もチェックを!

『Love Turns You Upside Down』(2003年)
Love Turns You Upside Down

『The Gospel African Years Of Jamal Nafsum』(2006年)
ザ・ゴスペル・アフリカン・イヤーズ・オブ・ジャマル・ナフサム
posted by ez at 00:28| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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