2019年03月18日

Cameo『Ugly Ego』

スタイルを確立しつつある3rdアルバム☆Cameo『Ugly Ego』
アグリー・エゴ
発表年:1978年
ez的ジャンル:N.Y.ファンク
気分は... :マイ・スタイル!

今回はLarry Blackmon率いるファンク・グループCameoの3rdアルバム『Ugly Ego』(1978年)です。

これまで当ブログで紹介したCameo作品は以下の8枚。

 『Cardiac Arrest』(1977年)
 『Cameosis』(1980年)
 『Feel Me』(1980年)
 『Knights Of The Sound Table』(1981年)
 『She's Strange』(1984年)
 『Word Up!』(1986年)
 『Machismo』(1988年)
 『Real Men ... Wear Black』(1990年)

本作『Ugly Ego』(1978年)は、『Cardiac Arrest』(1977年)、『We All Know Who We Are』(1978年)に続く3rdアルバム。

徐々に自分たちのファンク・スタイルを確立しつつある1枚です。

プロデュースはLarry Blackmon

本作におけるメンバーはLarry Blackmon(vo、ds、per)以下、Anthony Lockett(g、vo)、Gregory Johnson(key、p、vo)、Nathan Leftenant(tp)、Arnett Leftenant(sax)、Tomi Jenkins(vo)、Wayne Cooper(vo)、Gary Dow(b)、Eric Durham(g)という9名。

楽曲はすべてLarry Blackmonらによるオリジナル。

ファンク・チューンでは、シングルにもなった「Insane」をはじめ、ディスコ・ファンクな「I'll Be with You」「Ugly Ego」、Cameoスタイルのプロトタイプ的な「Anything You Wanna Do」がおススメです。

メロウ系であれば、シングルにもなった「Give Love a Chance」と素敵なメロウ・ソウル「Two of Us」が僕の好みです。

Cameo好きの人であれば十分に楽しめる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「I'll Be with You」
ディスコ・ファンク調のオープニング。鮮やかなホーン隊も含めて大所帯ファンク・バンドらしい魅力に溢れています!
https://www.youtube.com/watch?v=T81KBnikYRc

「Insane」
アルバムからの1stシングル。US R&Bチャート第17位となっています。後のCameoスタイルへの布石を感じる粘着ファンク。P-Funkのエッセンスも感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=OvXcw7_bj54

「Give Love a Chance」
アルバムからの2ndシングル。スロウもCameoの魅力ですが、そんな期待に応えてくれた素敵なメロウ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=CDpcOgfsfpU

Creme De La Creme「Einer Von Vielen」、Great Minds「Great Minds」、Skero feat. Crack Ignaz「Dekadance」のサンプリング・ソースとなっています。
Creme De La Creme「Einer Von Vielen」
 https://www.youtube.com/watch?v=i5lE3nYPdk0
Great Minds「Great Minds」
 https://www.youtube.com/watch?v=fmgq2tT_bPo

「I Want You」
ロッキン・ギターが唸りを上げるファンク・グルーヴ。ブラック・ロック的な魅力もある仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=wTKuBZ3bf5c

「Ugly Ego」
タイトル曲はパーティー・モードのディスコ・ファンク。大勢で大音量で聴きたいキャッチー&ダンサブルなサウンド。このバンドのポテンシャルを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=VEW3lsWXtZo

「Anything You Wanna Do」
Cameoスタイルのファンク・グルーヴが確立されつつことを実感できる1曲。ホーン・サウンドも含めてCameo好きの人であれば楽しめるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=aWvXDIilsXo

「Friend to Me」
ストリングスを配したバラード。個人的にはCameoにストリングスは不要だと思いますが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=ixYS4kfBJME

「Two of Us」
ラストは素敵なメロウ・ソウルで締め括ってくれます。このタイプは初期Cameoならではのメロウ・バラードかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=SxWxylA2mlQ

2Pac「I Wonder if Heaven Got a Ghetto」、Ari Lennox「Whipped Cream」のサンプリング・ソースとなっています。
2Pac「I Wonder if Heaven Got a Ghetto」
 https://www.youtube.com/watch?v=_fCoK2OVJAc
Ari Lennox「Whipped Cream」
 https://www.youtube.com/watch?v=zM0lu8xx0R4

Cameoの過去記事もご参照下さい。

『Cardiac Arrest』(1977年)
カーディアック・アレスト

『Cameosis』(1980年)
Cameosis

『Feel Me』(1980年)
フィール・ミー

『Knights Of The Sound Table』(1981年)
魔法の騎士

『She's Strange』(1984年)
She's Strange

『Word Up!』(1986年)
Word Up!

『Machismo』(1988年)
cameo machismo.jpg

『Real Men ... Wear Black』(1990年)
Real Men Wear Black
posted by ez at 00:03| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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