2019年03月30日

RC『RubeNaughty』

元Po' Broke & Lonelyのリード・ヴォーカルのソロ☆RC『RubeNaughty』
Rube Naughty
発表年:2002年
ez的ジャンル:セクシー男性R&B
気分は... :雨上がりの夜空に・・・

今回はDr. Dreに見出され、デビューした男性R&BグループPo' Broke & Lonelyの元メンバーRuben Cruz(RC)のソロ・アルバム『RubeNaughty』(2002年)です。

Po' Broke & Lonelyについては、当ブログで2ndアルバム『Forbidden Vibe』(1995年)を紹介しています。

『Forbidden Vibe』(1995年)は、某R&B系ディスク・ガイドにも掲載された評価の高いウエッサイ系男性R&B作品でした。

そのPo' Broke & Lonelyのリード・ヴォーカルであったRuben Cruz(RC)によるソロ・アルバムが本作『RubeNaughty』(2002年)です。

Dr. Dreやジャケのイメージでウエッサイ色の強い男性R&B作品をイメージされるかもしれませんね。確かに、そういう楽曲も含まれますが、全体としてはミディアム〜スロウ中心のメロウな男性R&B作品という印象です。

RC本人に加え、Robin LyleStu B Doo Bullard、元PortraitMichel Angelo SaulsberryFocusがプロデュースを務めています。

とりあえず、ビューティフル・ラブ・バラード「So Blue」、シングルにもなったアーバン・ダンサー「Turntables (Who's Spinning?)」の2曲を聴けば、本作の魅力を実感できるはずです。

それ以外に、「Flava」「Talk To Me」「Party Fava」といったメロウ・バラードや、Stevie Wonder「Ngiculela - Es Una Historia - I Am Singing」のエッセンスを大胆に取り入れた「Le Dolce Vita (Good Life)」、Hip-HopクラシックJeru The Damaja「Come Clean」をサンプリングした「Let's Get Naughty」あたりがおススメです。

ジャケ・イメージに惑わされないで聴いて欲しい1枚です。

全曲紹介しときやす。

「R.C. Intro」
Robin Lyleプロデュース。アルバムのイントロ。セクシーなミディアムです。

「Turntables (Who's Spinning?)」
Michel Angelo Saulsberryプロデュース。シングルにもなったアーバン・ダンサー。G-Funkテイストをうまく散りばめたキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=_3qhGuFcBmQ

「Sloburn」
Robin Lyleプロデュース。何処となく切ないスロウ。ウエッサイな雰囲気の中で、RCのハイトーン・ヴォーカルが響きます。

「Ruby Naughty Convessions」
Stu B Doo Bullard/RCプロデュース。当時らしいR&Bサウンドが印象的なエロ・モードのミディアム・グルーヴ。

「Party Fava」
Robin Lyleプロデュース。RCのセクシーな魅力が伝わってくる哀愁メロウ。甘く切なく美しく・・・といった雰囲気です。

「Most Beautiful?」
Focusプロデュース。メロウなミディアム・グルーヴ。ジワジワくる感じがいいですね。

「Le Dolce Vita (Good Life)」
Stu B Doo Bullardプロデュース。Stevie Wonder『Songs In The Key Of Life』(1976年)収録の「Ngiculela - Es Una Historia - I Am Singing」のエッセンスを大胆に取り入れた1曲。ほぼリメイクに近い感じです。「Ngiculela - Es Una Historia - I Am Singing」大好きな僕としては嬉しい1曲です。

「Flava」
Michel Angelo Saulsberryプロデュース。美メロのアコースティック・バラード。ロマンティック・ムードを演出してくれます。

「Talk To Me」
Robin Lyleプロデュース。コレも僕好みのメロディアスなミディアム。RCのセクシーな声質と楽曲・サウンドが見事に噛み合っています。

「So Blue」
Robin Lyleプロデュース。メロディアスという点ではアルバム随一のビューティフル・ラブ・バラード。この1曲だけでも本作をゲットする価値があるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=RNk03X7ngKQ

「Make The Most」
Robin Lyleプロデュース。「Flava」から続くメロウな流れがいい感じです。

「Physical」
Stu B Doo Bullardプロデュース。スパニッシュ・テイストのメロウ・チューン。

「Washin Machine」
Robin Lyleプロデュース。The Isley Brothers調のバラード。どうせIsleys調にするならば、もっと濃厚に歌って良かった気も・・・

「Let's Get Naughty」
RC/Stu B Doo Bullardプロデュース。Hip-HopクラシックJeru The Damaja「Come Clean」をサンプリングしたトラックが印象的なウエッサイ・テイストのミディアム・グルーヴ。

「Affirmation」
Stu B Doo Bullardプロデュース。良くも悪くも2000年代前半のR&Bサウンドですね。アルバムのアクセントとしてはいいのかもしれませんが・・・

「Do Or Die」
Robin Lyleプロデュース。ラストは哀愁バラードを切々と歌い上げて締め括ってくれます。

ご興味がある方はPo' Broke & Lonelyの作品もチェックを!

Po' Broke & Lonely『No Money No Honey』(1992年)
No Money No Honey

Po' Broke & Lonely『Forbidden Vibe』(1995年)
po' broke & lonelyforbidden vibe.jpg
posted by ez at 05:44| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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