発表年:1977年
ez的ジャンル:Michael Stokes系男性ソウル・グループ
気分は... :ゲロゲーロ!
今回は男性ソウル・グループEnchantmentのデビュー・アルバム『Enchantment』(1977年)です。
デトロイトのEnchantmentの紹介は、『Utopia』(1983年)に続き2回目となります。
デビュー・アルバムとなる本作『Enchantment』(1977年)は、Michael Stokesがプロデュースし、「Gloria」(全米R&Bチャート第5位)、「Sunshine」(全米R&Bチャート第3位)といったヒット・シングルが生まれています。
メンバーはEmanuel "EJ" Johnson、Bobby Green、Mickey Clanton、Dave Banks、Joe Thomasという不動の5名。
レコーディングにはEddie Willis(g)、Elliot Randall(g)、Jerry Friedman(g)、John Tropea(g)、Michael Stokes(key)、Paul Griffin(key)、Willie Hollis(key)、Alvin Taylor(b)、Chuck Rainey(b)、Rodrick Chandler(b)、Allan Schwartzberg(ds)、Tony Robinson(ds)、Jack Brokenshaw(per)、Shaunard Williams(per)等のミュージシャンが参加しています。
ソングライティングはすべてMichael Stokes/Emanuel Johnsonによるものです。
アルバムはEmanuel "EJ" Johnsonのスウィートなテナー・ヴォーカルを活かしたヴォーカル・グループらしいバラードと、Michael Stokesの手腕が光るディスコ/ダンサブル系の楽曲から構成されています。
バラード系では「Gloria」、「Sunshine」といったヒット・シングル2曲に加え、素敵なスウィート・バラード「My Rose」がおススメです。ディスコ/ダンサブル系であれば、ファンキーに疾走する「Sexy Lady」、パンチの効いたディスコ「Come On And Ride」、ヴォーカル・グループらしいミディアム・グルーヴ「Thank You Girl For Loving Me」がおススメです。
グループの持ち味とMichael Stokesのセンスが上手く噛み合った1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Hold On」
Michael Stokesらしい手腕の光る軽快なディスコ・チューンがオープニング。豪快なホーン・サウンドがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=hXcYErHvoK0
「Gloria」
US R&Bチャート第5位(USチャート第25位)となったヒット・シングル。エヴァーグリーンな魅力を持つ感動バラードです。聴いていると、ジワジワと胸一杯になっていくのがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=CBWDGJYAD3s
Jesse Powellがカヴァーしています。
Jesse Powell「Gloria」
https://www.youtube.com/watch?v=yYllqxhfLyA
「Dance To The Music」
タイトルの通り、ダンサブルな仕上がりですが、不穏な雰囲気のストリングスをはじめ、少しダーク・トーンなのが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=RpJEXab32Zg
Muscle Shoals Hornsがカヴァーしています。また、Samiyam「The Medicine」のサンプリング・ソースとなっています。
Muscle Shoals Horns「Dance To The Music」
https://www.youtube.com/watch?v=ggq8xqwu-2Q
Samiyam「The Medicine」
https://www.youtube.com/watch?v=4iMHzvcqJpY
「Sexy Lady」
ファンキーに疾走するダンサブル・チューン。パーカッシヴな感じが僕好みです。アップ系ではコレが一番好きかも?
https://www.youtube.com/watch?v=wMhqJ79pgOE
「Come On And Ride」
グイグイ推進力のあるディスコ・チューン。パンチの効いている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=fwnZRI3Y5zI
「My Rose」
「Gloria」、「Sunshine」に劣らぬ魅力を持った素敵なスウィート・バラード。このグループのオーセンティックな魅力を存分に堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=YYM5de3abGs
「Sunshine」
US R&Bチャート第3位(USチャート第45位)となったヒット・シングル。実力派男性ソウル・グループらしい、しっかり聴かせるミディアム・バラード。オーセンティックな魅力に満ちています。
https://www.youtube.com/watch?v=o8_i_ONHvsw
Dirty「Sunshine」、Tank「I Love U」、Ernst Jr.「Sunshine」、Agallah feat. Termanology「The Magic Has Faded」のサンプリング・ソースとなっています。
Dirty「Sunshine」
https://www.youtube.com/watch?v=WCzFm6LnPkA
Tank「I Love U」
https://www.youtube.com/watch?v=BdWhB0BYWpo
Agallah feat. Termanology「The Magic Has Faded」
https://www.youtube.com/watch?v=Wp2rHHmdZEA
「Thank You Girl For Loving Me」
ラストはヴォーカル・グループらしいミディアム・グルーヴで締め括ってくれます。楽曲の良さとグループの持ち味がうまく噛み合っていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=I9rjW2zcvSA
Enchantmentの他作品もチェックを!
『Once Upon a Dream』(1978年)
『Soft Lights, Sweet Music』(1980年)
『Enchanted Lady』(1982年)
『Utopia』(1983年)