発表年:1976年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ローカル・ファンク/ソウル
気分は... :ジャケはB級以下ですが・・
今回はレア・グルーヴ人気作Burton Inc.『L.A. Will Make You Pay $$$』(1976年)です。
Burton Inc.は、Charles Burton、Barbara BurtonのBurton夫妻によるファンク/ソウル・プロジェクト。本作『L.A. Will Make You Pay $$$』(1976年)が唯一のアルバムとなります。
Burton夫妻はオハイオのローカル・ファンク・バンドMessengers Incorporatedの中心メンバーでした。
Messengers Incorporatedとしてはアルバム『Soulful Proclamation』(1972年)をリリースしています。
本作『L.A. Will Make You Pay $$$』(1976年)は、某ディスク・ガイドにも掲載され、アナログはレア盤として高値で取引されたことで知られる1枚です。近年は国内外でCD化されたことで、かなり入手しやすくなりました。
Barbara Burtonの素晴らしいヴォーカルと、都会的センスの中に少しイナたさが残るファンキー・サウンドの絶妙な組み合わせが魅力のアルバムです。
ダンサブルなモダン・ソウルの「L.A. Will Make You Pay」や「You Know I Love You」、メロウ・バラードの「Groovin' At The Night Club」、「Nation Song」あたりがおススメです。
プロデュースもBurton夫妻です。
レア・グルーヴ人気作というのも頷ける充実の1枚です。
全曲紹介しときやす。
「L.A. Will Make You Pay」
おススメその1。ファンキーなモダン・ダンサーのタイトル曲はアルバムのハイライト。タイトルの通り、西海岸をイメージさせる開放的なファンキー・サウンドとBarbara Burtonの伸びやかなヴォーカルが躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=en4RFRxHxlo
「Sincerely Yours」
切ないソウル・バラードですが、Barbaraのシンガーとしての魅力が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=Ygy4Tg1aSmw
「Why Don't You Let Me Know」
快調なホーン・サウンドが先導するファンキーな疾走感が魅力の1曲。ここでのBarbaraは歌いすぎず、ファンキー・グルーヴの中に溶け込んでいる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=QLjPozZ8-fM
「Who You Gonna Get」
ソウル・ヴォーカル・グループ調のミディアム・ソウル。オーセンティックな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=QhKDxF6weGw
「You Know I Love You」
おススメその2。Barbaraのヴォーカルが輝きを放つ、ダンサブルなモダン・ソウル。秀逸なホーン・アレンジも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=oAO2IWUQPSY
「Groovin' At The Night Club」
おススメその3。メロウ・バラード好きにはたまらない1曲。Barbaraのヴォーカルの瑞々しさがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=geIyEfe8a5g
「See What You Made Me Do」
ローカル・ファンク・バンドらしく少しイナたいファンク・チューン。スペイシーなアクセントはご愛嬌(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=0WOPt7v7qGA
「Nation Song」
おススメその4。ラストもメロウ・バラードで締め括ってくれます。日本をはじめ、様々な国名が歌われます。
https://www.youtube.com/watch?v=3xJ5bFNu-IM
ご興味がある方はMessengers Incorporatedのアルバムもチェックを!
Messengers Incorporated『Soulful Proclamation』(1972年)