発表年:1985年
ez的ジャンル:マイアミ産モダン・ソウル/AOR
気分は... :今シーズンのマイアミ・ドルフィンズは・・・
今回はマイアミ産モダン・ソウル/AOR作品、RSVP『Don't Look Back』(1985年)です。
再評価が高く、アナログ盤の価格が高騰したことで話題となり、2014年に日本で世界初CD化が実現しました。
RSVPは、リーダーのRey Sanchezを中心としたマイアミのグループ。
メンバーはRey Sanchez(g)、Cheryl Sanchez(vo)、Jim Scott(vo)、Ed Smart(woodwinds、key、vo)、Billy Paul Williams(b、vo)、Manny Martinez(ds)という6名。ラテン系メンバーが多いみたいですね。
グルーの唯一のアルバムとなるのが本作『Don't Look Back』(1985年)です。
再発CDの帯には"マイアミ産モダン・ソウル"となっていますが、内容的にはAOR好きの人に一番フィットする気がします。特にAOR/シティ・ポップ好きの日本人との相性はいいのでは?また、ラテン/ブラジリアン・テイストが散りばめられているのも僕好みです。
「On The Run」、「Destiny」、「When You Realize」という冒頭3曲に本作のAOR的な魅力が凝縮されています。それ以外であればAORバラード「Secret Sin」も人気なのでは?
個人的にはラテン/メロウ・ボッサ調の「Where I'm Going」もお気に入りです。
楽曲はすべてメンバーらのオリジナルです。
NFLドルフィンズ好きの僕としては、"マイアミ"という言葉にすぐ反応してしまいますが、そんなマイアミ好きの僕を満足させてくれるAOR作品です。
全曲紹介しときやす。
「On The Run」
AORファンも気に入りそうなアーバン・メロウがオープニング。ホーン・サウンドも交えた寛いだ雰囲気が80年代らしくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=QJj4l_uS2nI ※音質悪いです
「Destiny」
日本人好みのシティ・ポップ的な魅力があります。80年代らしい華やかさもいいですね。やりすぎないシンセ・サウンドのさじ加減も絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=4Lx8Pc5xSBg ※音質悪いです
「When You Realize」
AOR×アーバン・メロウ・ファンクな仕上がり。爽快アーバン・サウンドとシンセ・ファンクのいいとこ取りな感じがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=FT61a1rri74 ※音質悪いです
「Where I'm Going」
ラテン/メロウ・ボッサ調の仕上がり。このあたりはマイアミのグループらしいですね。
「P.I.」
ブラジリアン・フュージョン調のインスト・チューン。軽快メロウ・サウンドで疾走します。
https://www.youtube.com/watch?v=oDxzTBOFGzo ※音質悪いです
「Secret Sin」
AOR調の哀愁バラード。ラテン・フレイヴァーの都会的サウンドがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=ROulFnrFiZM
「Rat Race」
ポップな楽曲ですが、僕はスルー。イモ臭さが目立ってしまい失敗していますね。
「Gethsemane」
ラストはCheryl Sanchezのしっとりとした歌声によるバラードで締め括ってくれます。
マイアミ・ドルフィンズの今シーズンがどうなるのか楽しみです。
新たなエースQBとしてチームを牽引するジョシュ・ローゼンの活躍に期待しています。