発表年:2019年
ez的ジャンル:70/80年代オマージュ系ディスコ/ファンク
気分は... :ピカチュウ大量発生・・・
昨日は横浜みなとみらいに出歩いていたところ、ピカチュウ・イベントで街中にピカチュウやピカチュウ・グッズに包まれた人々で溢れていました。僕自身は別の目的で出向いたのですが、夏休み気分に便乗してみました(笑)
今日は新作アルバムから、人気ディスコ/ファンク・ユニットTuxedoの最新3rdアルバム『Tuxedo III』です。
白人ソウル・アーティストMayer Hawthorneと黒人Hip-HopプロデューサーJake Oneによるディスコ/ファンク・ユニットTuxedoの紹介は、デビュー・アルバム『Tuxedo』(2015年)、『Tuxedo II』(2017年)に続き3回目となります。
前2作はStones Throwからのリリースでしたが、本作はStones Throwを離れてのリリースです。
このユニットが3rdアルバムまで続くとは思っていなかったので嬉しい新作ですね。
このユニットの魅力は、70/80年代へのオマージュに満ちたディスコ/ファンク・ワールドですが、この3rdアルバムでも基本軸を変えずにキャッチーなディスコ/ファンクに徹しているのがいいですね。
本作が前2作と少し異なるのは多くのアーティストをフィーチャリングしている点です。Leven Kali、Battlecat、MF Doom、Dam-Funk、Gabriel Garzon-Montano、Parisalexa、Benny Sings、Gavin Turekがフィーチャリングされています。さらにタワー・レコード限定盤「Own Thang」ではTony! Toni! Tone!がフィーチャリングされています。
先行シングルにもなった「The Tuxedo Way」、僕の一番のお気に入り「You & Me」、MF Doomをフィーチャーした「Dreaming In The Daytime」、ディスコ好きにはたまらない「If U Want It」、Chic風の「On A Good One」、華やかなディスコ・ファンク「Close」など、どこを切っても100%Tuxedo印の痛快作です
夏を盛り上げる痛快ディスコ/ファンク・ワールドをご堪能あれ!
全曲紹介しときやす。
「The Tuxedo Way」
先行シングルにもなったパーティー・チューンがオープニング。軽快なギター・カッティングをはじめ、華やかな雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=RVa0N5QE0Hc
「You & Me」
僕の一番のお気に入り。このユニットのディスコ職人ぶりが窺えるキャッチーなディスコ・チューン。キュートなシンセの音色もサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=EJeO9aPWBI8
「OMW」
L.A.の新進シンガーLeven Kali、ウエストコーストの重鎮DJであるBattlecatをフィーチャー。G-Funkテイストのディスコ・ファンクを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6zleVW3ocZY
「Dreaming In The Daytime」
MF Doomをフィーチャー。80年代ブラコン×G-Funkなメロウ・ファンク。Hawthorneのファルセット・ヴォーカル時には80年代オマージュ風なのに、MF Doomのラップが入ると一気にG-Funkモードになるのが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=G0xjqNt2DnU
「Extra Texture」
Dam-Funkをフィーチャー。テンポを落とした哀愁バラードで一度クールダウンといったところでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=aoI-1MoAnvg
「Gabriel's Groove」
Gabriel Garzon-Montanoをフィーチャー。後半に突入する前の繋ぎの1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=jROQyrQrW2w
「Vibrations」
シアトルを拠点とする女性シンガーParisalexaをフィーチャー。シンセ使いのセンスが光るディスコ・ファンク。80年代へのオマージュも感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=c1hgHNwHhWs
「If U Want It」
Tuxedoらしいセンスに溢れた1曲。70〜80年代ディスコ/ファンク名曲のエッセンスを見事にすくい上げてTuxedo流に仕立ているのいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=xcqAuKSHH5s
「On A Good One」
軽快なギター・カッティングが先導する爽快ディスコ。確信犯的なChic風サウンドに思わずニンマリしてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=htyuPAEkw8g
「Toast 2 Us」
オランダ人SSW、Benny Singsをフィーチャー。意外な顔合わせな感じもしますが、80年代ブラコン調の哀愁ミディアムに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=KV7pxaQkmS0
「Close」
Tuxedo作品ではお馴染みの女性シンガーGavin Turekをフィーチャー。本編ラストは華やかなディスコ・ファンクでキャッチーに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=lZiY7j036sE
「Own Thang」
タワー・レコード限定盤ボーナス・トラック。Tony! Toni! Tone!をフィーチャー。ボートラ扱いが勿体ないと思える爽快ディスコ・ファンクです。
『Tuxedo』(2015年)
『Tuxedo II』(2017年)