2019年08月15日

Laurindo Almeida & The Bossa Nova Allstars『Viva Bossa Nova!』

素敵なイージー・リスニング・ボッサ☆Laurindo Almeida & The Bossa Nova Allstars『Viva Bossa Nova!』
ビバ・ボサノバ
発表年:1962年
ez的ジャンル:脱力系イージー・リスニング・ボッサ
気分は... :今日は一休み・・・

今回はブラジル出身の偉大なギタリストLaurindo Almeida『Viva Bossa Nova!』(1962年)です。

ブラジルを代表する世界的ギタリストLaurindo Almeida(1917-1995年)の紹介は、『Guitar From Ipanema』(1964年)に続き2回目となります。

クラシック、ジャズ、ラテンと幅広い分野で長きに渡り活躍したLaurindo Almeida。60年代前半にレコーディングしたボサノヴァ系作品は今日でも人気です。Laurindo Almeida & The Bossa Nova Allstars名義でリリースした本作『Viva Bossa Nova!』(1962年)は、ボサノヴァ路線の第1弾レコーディングとなります。

レコーディング・メンバーはLaurindo Almeida(g、cavaquinha)以下、Al Viola(g)、Howard Roberts(g)、Max Bennett(b)、Jimmy Rowles(org)、Chico Guerrero(per)、Milt Holland(per)、Shelly Manne(per)、Justin Gordon(fl)、Don Fagerquist(tp)、Bob Cooper(ts)等。

プロデュースはBill MillerDave Cavanaugh

Almeidaのギターを中心としたイージー・リスニング・ボッサですが、本作の場合、ギター・ボッサのみならず、Jimmy Rowlesのオルガンによるオルガン・ボッサ的なエッセンスも楽しめるのがいいですね。1曲の中でギター・ボッサ&オルガン・ボッサの両方を楽しめるお得感があります。

ひたすら心地好いイージー・リスニング・ボッサをお探しの方はぜひどうぞ!

全曲紹介しときやす。

「Naked City Theme」
Billy May作。当ブログではWillie Boboのカヴァーを紹介済みです。華やいだ雰囲気のメロウ・ボッサ。軽快なリズムとメロウ・ギター、ロマンティックなホーン、フルートの組み合わせが素敵なムードを演出します。
https://www.youtube.com/watch?v=75gDZ0dajaU

「Lazy River」
Hoagy Carmichael/Sidney Arodin作のスタンダードをカヴァー。楽しげなボッサ・グルーヴ。Jimmy Rowlesのグルーヴィー・オルガンが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=67UByADNLLo

「Ramblin' Rose」
Nat King Coleでお馴染みのポピュラー・スタンダードをカヴァー(Joe Sherman/Noel Sherman作)。寛いだ雰囲気のバカンス・ボッサといった感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=lp0I1QGayYE

「Maria」
ミュージカル『West Side Story』(1956年)の名曲をカヴァー(Leonard Bernstein/Stephen Sondheim作)。ミュージカル名曲をロマンティックなイージーリスニング・ボッサで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=_FNhBrc3IiU

「Petite Fleur」
Fernand Bonifay/Sidney Bechet作。寂しげな哀愁メロウ・ボッサを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=SjqUF7Gt180

「Teach Me Tonight」
Gene De Paul/Sammy Cahn作のスタンダードをカヴァー。当ブログではElsie Bianchi Trioのカヴァーを紹介済みです。僕好みのロマンティックなメロウ・ボッサです。AlmeidaのギターとJimmy Rowlesのオルガンのバランスがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=he-oqEaB9Ec

「Lollipops And Roses」
グラミー受賞のJack Jonesのヒットで知られるTony Velona作の名曲をカヴァー。僕の一番のお気に入りはコレ。イージーリスニングらしい素敵なメロウ・ボッサに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=jlw5KVJnGSw

「Moon River」
映画『ティファニーで朝食を』の主題歌としてお馴染みのJohnny Mercer/Henry Mancini作品。アカデミー歌曲賞およびグラミーを受賞した大名曲をカヴァー。軽々なテンポのメロウ・ボッサの「Moon River」も悪くありません。Almeidaらしいジェントル・ギターの魅力を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=ar4BESavOfg

本曲について、当ブログではRoman AndrenOs Tres BrasileirosQuarteto FormaGretchen Parlatoのカヴァーを紹介済みです。

「Desafinado」
Newton Mendonca/Antonio Carlos Jobim作のボサノヴァ名曲をカヴァー。ギター・ボッサとオルガン・ボッサのいいとこ取りな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-6HS-WViyMo

本曲について、当ブログではこれまでNara LeaoRoberto MenescalGary McFarlandTania MariaOs 3 MoraisO QuartetoGal CostaJoao GilbertoNico Gomez & His Orchestraのヴァージョンも紹介済みです。

「Mr. Lucky」
Henry Mancini作。当ブログではEl Cocoのカヴァーも紹介済みです。フルートの涼しげな音色が似合うサマー・ボッサに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=XmXYSChgzMo

「One Note Samba」
Newton Mendonca/Antonio Carlos Jobim作のボサノヴァ名曲をカヴァー。Almeidaのジェントル・ギターが名曲の魅力を引き出してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=MVkbQERmZdo

本曲について、当ブログではSergio Mendes & Brasil'66以外にもNara Leao、、Trio 3DChris MontezNico Gomez & His Afro Percussion Inc.Stacey KentWanda de Sah featuring The Sergio Mendes TrioTamba TrioPeter Fesslerのカヴァーも紹介済みです。

「Theme From "Route 66"」
TVドラマ『Route 66』のテーマ曲をカヴァー(Nelson Riddle作)。前半はオルガン・ボッサ、後半はギター・ボッサの2段仕立て楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DjL-nacx_Tg

Laurindo Almeidaの他作品もチェックを!

『Viva Bossa Nova/Ol! Bossa Nova!』(1962/1963年) 2in1CD
Viva Bossa Nova + Ol! Bossa Nova!

Laurindo Almeida Feat. Bud Shank 『Brazilliance Vol. 1/Brazilliance Vol. 2』(1962/1963年) 2in1CD
Vol. 1&2 -Brazilliance of

『Guitar From Ipanema』(1964年)
ギター・フロム・イパネマ

Sammy Davis, Jr. & Laurindo Almeida 『Sammy Davis, Jr. Sings, Laurindo Almeida Plays』(1966年)
Sings & Plays

Stan Getz & Laurindo Almeida『Stan Getz With Guest Artist Laurindo Almeida』(1966年)
STAN GETZ WITH GUEST ARTIST LAURINDO ALMEIDA

『A Man and a Woman 』(1967年)
男と女

『The Look of Love』(1968年)
ザ・ルック・オブ・ラヴ
posted by ez at 00:20| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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